渋アート

トピックス

2025.02.22 UP

展覧会

【展覧会情報】
國學院大學博物館 企画展「江戸の本屋さん—板元と庶民文学の隆盛—」

考古学や神道など日本の文化や最新の研究成果が学べる國學院大學博物館。2月22日(土)より開催される企画展をご紹介いたします。 
*入館無料

 

■企画展「江戸の本屋さん—板元と庶民文学の隆盛―」

メディアとしての江戸の出版文化

江戸時代前期(1600年代)に京・大坂で盛んになった印刷技術による出版文化は、中期(1700年代)になって、江戸の地において、上方文学とは異なる特徴を備えた独自の〝江戸戯作〞として花開きます。

また出版文化の広がりに伴う庶民読者の増加が顕著に見られるようになったのも江戸中期以降です。彼らの嗜好と期待に応える戯作類が、急激な勢いで出版されていくことになります。こうした戯作群の製作、出版、販売を担っていたのが、本屋です。板元とも呼ばれた本屋は、江戸府内に次第に増えていき、戯作者らの執筆活動を後押し、プロデュースしていくことになります。言わば本屋は江戸の版本文化の屋台骨であったわけです。

本展示では、その江戸の本屋の活動を概観するとともに、本学図書館所蔵の甘露堂文庫(伊藤孝一旧蔵)と小柴文庫(小柴値一旧蔵)という江戸戯作コレクション蔵本を中心にして江戸時代後期の、華やかで遊び心に溢れた版本・錦絵の数々をご覧ください。

 

<オンライン展示解説>
公開日時:3月15日(土)12:00
講師:中村正明(國學院大學教授)
※國學院大學博物館オンラインミュージアムにてご覧いただけます。

本展示の詳細は 國學院大學博物館ホームページ (外部サイトに遷移します)をご覧ください。

 

開催期間:2025年2月22日(土)~4月20日(日)

開館時間:10:00~18:00(最終入館17:30)
     〈ミュージアムショップ 10:30~17:30〉

休館日:月曜日(祝日除く)

会場:國學院大學博物館 企画展示室
         JR・東京メトロ・東急電鉄・京王井の頭線「渋谷駅」から徒歩約15分
   「渋谷駅」から都バスと徒歩で約10分
   〒150-8440 東京都渋谷区東4-10-28〈國學院大學渋谷キャンパス内〉
   http://museum.kokugakuin.ac.jp/access/
         TEL: 03-5466-0359

*入館無料

※やむを得ない状況により急な変更が生じる場合があります。最新情報は國學院大學博物館ホームページ等をご確認ください。