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2024.02.21 UP

[report]
WEB写真展<まなざし>公開準備レポート

オープンヴィレッジでは「探究型・芸術体感プログラム」と題して、文化・芸術から学びを得る体験プログラムを実施しています。

2023年の春から秋にかけて、長野県にある大日向(おおひなた)中学校の生徒たちは、『子どもたちのまなざしで切り取る“佐久”と“渋谷”』をテーマにふたつの町を写真に収めてきました。その活動風景は、こちらのレポートでご覧いただけます。

2024年3月中旬には、子どもたちが撮影した写真をBunkamuraオープンヴィレッジのWEBサイト上で一般公開予定です。今回はWEBサイト公開に先駆けて、これまでの準備風景をお届けいたします。

2023年11月上旬、大日向中学校から子どもたちの写真が送られてきました。早速、ワークショップや渋谷の撮影に立ち合った写真家のかくたみほ氏により、WEBサイトに掲載する写真の選出が行われました。光がきれいに捉えられている作品やオリジナリティが溢れる作品など、数十点が選ばれ、プロジェクトが進みだします。

サイト作成にあたっては、単調な写真掲載にならないよう工夫を凝らす必要がありました。子どもたちの写真が有機的に表現されるよう、WEBデザインアドバイザーとしてアートディレクターの柿木原政広氏にもメンバーに加わっていただき、構成検討会を開催。話し合いにより、「写真」だけではなく子どもたちの「言葉」も含めて表現する構成案が出てきます。我々は、よりリアルな言葉を載せるためにも、直接インタビューを行い、撮影した写真にまつわる話を伺うことになりました。

2024年1月上旬、いよいよ子どもたちへのオンラインインタビュー日がやってきます。当日は、写真に関するエピソードやシャッターを切った動機などあらゆる話が飛び出し、笑いを交えた和やかな時間が流れていきました。名言のような言葉も出て、子どもたちの発言から取り組みによる学びの深さが伝わってきます。

同日、子どもたちの「写真」と「言葉」をどのようにWEBサイト上で表現するか考える時間を設けました。様々な意見を出し合うことで、徐々に写真の順番や言葉の見せ方が固まり、完成のイメージが見えてきてました。 

目下、3月中旬のWEBサイトアップに向けて、順調に準備が進められています。
どのような完成形になるのか、どうぞお楽しみに!

※WEB写真展<まなざし>の制作秘話を語る座談会のレポート掲載も予定しております。

◆Bunkamura × 大日向中学校 探究型・芸術体感プログラムの詳細はこちら >