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2024.03.26 UP

「Bunkamuraメタバース体験!!ギャラリートークツアー」開催レポート

3月16日(土)、Bunkamuraメタバースで初となる学生の方に向けたイベントを開催しました。
オペラやメタバース空間に興味のある学生さんにご参加いただいた当日の様子をお届けします。

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ゲストは2月21日(水)~25(日)に大喝采のなか上演されたオペラ《魔笛》にて指揮者を務められた鈴木優人さん。今回は特別に鈴木さん専用のアバターを作成して登場いただきました。

普段からメタバース空間にも親しみがあるという鈴木さんは、Bunkamuraメタバースでのアバター操作は今回が初めてだったそうなのですが、あっという間にマスターし、イベント本番もご自身で操作して参加されました。

開始時間が近づくと、集合場所のエントランスに続々と参加者のみなさんが集まってきました。ナビゲーターと鈴木さんから簡単な操作説明とご挨拶の後、いよいよギャラリートークツアーの始まりです。

Bunkamuraメタバース Galleryにて開催中の「Bunkamuraオペラの軌跡~これまで、そしてこれから~」の4Fフロアにある《魔笛》特別展示へ移動します。

《魔笛》特別展示では2月上演時のエピソードや、展示されている出演者のパネル前で各キャラクターについてのお話しを伺いました。

3月に追加された、CFCLクリエイティブディレクター・高橋悠介さんによる衣裳写真の展示や、美術の千住博さんをはじめとする各クリエイター陣のパネルの前では、一問一答の内容を見ながら進んでいきます。

ツアー中は鈴木さんへの質問も随時テキストチャットにて受け付けました。参加者からの「《魔笛》で一番大変だったことは何ですか?」という質問には、「オペラって本当に色んな事が起きるんですけど、今回は優秀なスタッフがそろっていて、鮮やかに解決してくれたので覚えてないですね……天才の集まりでした」とのことでしたが、しばらくして「千秋楽公演のあとにステージ上で全員で記念写真を撮ったのですが、名残惜しくてなかなか終わらなかったのが大変でした」という《魔笛》カンパニーの絆がうかがえるエピソードも。

そのほか「魔笛の役を演じるとしたらどの役をやりたいですか?」という質問には、「パパゲーノをやってみたいですけど、僕はテノールなので、悪人のモノスタートスしかないかもしれないですね。あとは僧侶の1とか、細かい役まで楽しい作品なんですよ」。とのことでした。また、「人生で一番感動した公演は何ですか?」という質問には、「今回の《魔笛》はバッハ・コレギウム・ジャパンでオリジナル楽器を使って演奏したのですが、最初のリハーサルで、モーツァルト時代の楽器を使って最初に音が鳴った時は心から感動しました。毎回どんな公演でも感動がありますし、感動しないと続けていけないですね」とのこと。

最後は魔笛パネルの前で写真撮影を行いました。全員で一斉にジャンプしたり、スタンプを押してみたり、メタバース空間ならではの体験をお楽しみいただきました。

「メタバースの中ではどんなに運動しても疲れませんからね」と鈴木さんはアバターで展示空間内をジャンプしたり、空間内を隅から隅まで移動したり、スタンプやテキストチャット機能でもサービス精神満載で参加者とコミュニケーションしていただきました。

今回は学生の方向けのイベントとなりましたが、今後Bunkamuraメタバースでは皆さまに新しい鑑賞体験をお楽しみいただける企画を開催してまいりますので、お楽しみに!