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2023.12.14 UP
特別ワークショップ ゲスト講師陣 第一弾発表!
松尾スズキ、杉原邦生、オクイシュージ、ノゾエ征爾、藤間貴雅、振付稼業air:man、蔵田みどりら7名の常任講師によるレッスンの他に、多彩なジャンルの豪華なゲスト講師を迎えた特別ワークショップを実施します。
ゲスト講師として今回決定したのは、ミュージカルのみならずストレートプレイや映像作品などで俳優として数多くの作品に出演する井上芳雄。芸術選奨文部科学大臣賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞などの数々の賞を受賞、舞台芸術学院学長を務める演出家の鵜山仁。シアターコクーンで2023年3月に上演した再演譚vol.2『波と暮らして』『ラストパイ』が記憶に新しい、日本のコンテンポラリーダンス界を代表する黒田育世。古典はもちろん映画やテレビドラマなど現代劇でも活躍しながら、狂言と他ジャンルの数々のコラボレーションを手掛ける能楽師狂言方大蔵流の茂山逸平。次世代の若手能楽師にスポットをあてた『渋谷能』に立ち上げ時から携わる、能楽師シテ方喜多流の友枝雄人。
これから演劇界で活動していく上でのヒントとなる話を伺う講義型のレッスンや、多種多様な現場での活躍を目指していく実践的なレッスンを予定しています。今後さらなるゲスト講師も随時発表しますので、ぜひ、最新情報にご注目ください。
『コクーン アクターズ スタジオ』は12月22日(金)まで第1期生の追加募集を受付中です。ご応募お待ちしております!
※一部の特別ワークショップでは、『コクーン アクターズ スタジオ』受講生以外の俳優を目指す方の参加も募集予定。実施時期や申込方法など、詳細は続報をお待ちください。
[講師プロフィール](五十音順)
井上芳雄
福岡県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科在学中の2000年にミュージカル『エリザベート』皇太子ルドルフ役で鮮烈なデビューを果たす。以降、高い歌唱力と存在感で数々のミュージカルや舞台を中心に活躍。コンサートの開催、音楽・バラエティ番組への出演ほか、近年ではMCを務めるなど活動の場を広げている。
TBSラジオ『井上芳雄 by MYSELF』(毎週日曜)、BS-TBS『美しい日本に出会う旅』(毎週水曜)、NHK総合『はやウタ』(司会)、日本テレビ系『行列のできる相談所』(MC)、WOWOW「生放送!井上芳雄ミュージカルアワー『芳雄のミュー』」(司会)放送中。
23年3月、初のオリジナル・アルバム『Greenville』を発売。
鵜山仁
1953年、奈良県生まれ。慶應義塾大学文学部フランス文学科卒業、舞台芸術学院を経て文学座附属演劇研究所に入所。現在、文学座演出部所属。2007年9月から2010年8月まで新国立劇場の第4代演劇芸術監督を務める。
1989年に芸術選奨文部大臣新人賞、2002年に紀伊國屋演劇賞、04年、10年、16年に読売演劇大賞・最優秀演出家賞。10年に芸術選奨文部科学大臣賞、20年に紫綬褒章、21年に毎日芸術賞を受賞。
主な演出作品に『グリークス』(文学座)、『父と暮せば』(こまつ座)、『ヘンリー六世』『リチャード三世』『ヘンリー四世』『ヘンリー五世』『リチャード二世』(新国立劇場)など。
最近の作品に『夏の夜の夢』(文学座)、『尺には尺を』・『終わりよければすべてよし』(新国立劇場)、『連鎖街のひとびと』(こまつ座)、『二階の女』(NLT)等がある。
黒田育世
6歳よりクラシックバレエを始め、1997年渡英、コンテンポラリーダンスを学ぶ。2002年自身が主宰を努めるダンスカンパニーBATIKを設立。バレエテクニックを基礎に、身体を極限まで追いつめる過激でダイナミックな振付は、踊りが持つ本来的な衝動と結びつき、ジャンルを超えて支持されている。国内外での活動に加え、ベネツィア・ビエンナーレ、サラゴサ万博、SIFAなど海外フェスティバルからの招聘も多数。またアヴィニョン演劇祭のオープニング作品にダンサーとしても出演。金森穣率いるNoism05、飴屋法水、古川日出男、笠井叡、野田秀樹、串田和美など様々なアーティストとのクリエーションも多い。第9回日本ダンスフォーラム賞(15)、第4回日本ダンスフォーラム賞(10)、舞踊批評家協会賞(06)を受賞。近年の主な振付作品は、『YSee』『波と暮らして』『ラストパイ』(23)、『ウエンディ&ピーターパン』(21)、『民衆の敵』(18)、『アメリ』(17)、『るつぼ』(16)など。
茂山逸平
4歳の時『業平餅』の童にて初舞台。その後『千歳』『三番三』『釣狐』を披く。
1994年に、宗彦、茂と「花形狂言少年隊」を結成し活躍。また2000年より心・技・体、教育的古典狂言推進準備研修錬磨の会=「TOPPA!」を千三郎、正邦(現 千五郎)、宗彦、茂、童司と共に主催し、活動。
スペイン等の海外公演にも参加。その一方で、東映映画『将軍家光の乱心・激突』の竹千代役で出演。NHK連続テレビ小説『京、ふたり』『オードリー』『ごちそうさん』他、舞台・CMと数々出演。企画製作そして出演までを自分たちでおこなう「Cutting Edge KYOGEN」を通し、狂言の魅力を存分に味わっていただき、自らの芸を磨くことを目的として活動。
09年より日本舞踊、尾上流家元三代目尾上菊之丞と『逸青会』を、落語家三代目桂春蝶と『春蝶・逸平の一緒に遊びまSHOW!』を主催。その他新国立劇場『てのひらのこびと』等現代劇に出演。
友枝雄人
シテ方喜多流能楽師。
1967年生まれ。故友枝喜久夫の孫、友枝昭世の養子。故喜多実、友枝昭世に師事。重要無形文化財総合指定保持者。3歳で初舞台『鞍馬天狗』花見。10歳で初シテ『経政』。94年『猩々乱』、2002年『道成寺』、05年『石橋 赤獅子』、10年『翁』、11年『望月』、21年『石橋 一人獅子』を披く。五蘊会主宰。2009年小学館白洲賞受賞。慶應義塾大学経済学部卒業。公益財団法人能楽協会会員。