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2021.10.14 UP
「コンサートホールで世界旅行!」、1月はオーストリア、音楽の都ウィーンへ飛びます。ハプスブルク帝国の首都として栄えたウィーンは、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスらが活躍し、現在もウィーン・フィル、ウィーン国立歌劇場、ウィーン少年合唱団などで音楽が溢れているゆえに、“音楽の都”と呼ばれています。
新しい年の始まりといえば、ウィンナ・ワルツ。演奏会の前半では、「美しく青きドナウ」「皇帝円舞曲」など、ワルツ王、ヨハン・シュトラウスIIの珠玉の名曲を楽しみます。演奏会の後半はマーラーの交響曲第4番。指揮者として活躍したマーラーは、37歳の若さでウィーン宮廷歌劇場の音楽監督となり、その後、ウィーン・フィルの指揮者にもなりました。交響曲第4番では優美でメルヘンのような世界が描かれています。終楽章で「天上の生活」を歌うのは、日本を代表する歌姫、森麻季。アバドに学んだ実力派、カナダ出身の女性指揮者、ケリ-リン・ウィルソンにも注目です。
文・山田治生(音楽評論家)
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