N響オーチャード定期

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2019.06.10 UP

【第104回】6月22日(土)プレコンサート決定!


“N響メンバーの演奏が間近で聴ける!”と大好評のロビーコンサート。第104回の6月22日(土)は、なんと「トゥランガリラ交響曲」のソリストのお二人が舞台上に登場し、プレコンサートを開催いたします!
ピアノのロジェ・ムラロと、トゥランガリラには欠かせない珍しい楽器オンド・マルトノのシンシア・ミラーが、楽器の解説と共に演奏いたします。

プレコンサートの時間はロビーコンサートと同じく、開場中(14:45頃~)に15分程度を予定しております。
ただし、場所はオーチャードホール舞台上での演奏となりますので、お間違いのないようお願いいたします。プレコンサートの際も、ご自席でお楽しみくださいませ。

<曲目>
ロジェ・ムラロ
 メシアン:幼子イエスに注ぐ20のまなざしより 15.幼子イエスの口づけ
シンシア・ミラー
 シンシア・ミラー:BBCドキュメンタリーシリーズ「ホーキングの宇宙」から「コスミック・レイ」


<演奏者>
ピアノ:ロジェ・ムラロ
1959年、フランスのリヨンでイタリア出身の両親の間に生まれる。最初にサキソフォンを学び、その後、独学でピアノを弾く。パリ国立高等音楽院でイヴォンヌ・ロリオに師事。オリヴィエ・メシアンからも薫陶を受ける。1981年、イタリア・パルマのフランツ・リスト国際音楽コンクール、及び、1986年、チャイコフスキー国際コンクールで入賞。1988年、パリでメシアンの「幼な子イエスに注ぐ20の眼差し」を演奏し、作曲者本人から称賛された。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団などのオーケストラと共演。2016年には、パーヴォ・ヤルヴィ&パリ管弦楽団と「トゥランガリラ交響曲」を共演している。
メシアン・ピアノ作品全曲録音、ラヴェル・ピアノ作品全曲録音などのディスクを残すほか、2008年にシルヴァン・カンブルラン&バーデンバーデン南西ドイツ放送交響楽団と、2017には佐渡裕&トーンキュンストラー管弦楽団と「トゥランガリラ交響曲」を録音した。

オンド・マルトノ:シンシア・ミラー
イギリス出身。ジョン・モートンのもとでオンド・マルトノを始め、ジャンヌ・ロリオにも学ぶ。これまでに「トゥランガリラ交響曲」を約200回演奏し、サイモン・ラトル、エサ=ペッカ・サロネン、ケント・ナガノ、アンドレ・プレヴィン、マリス・ヤンソンス、フランツ・ヴェルザー=メスト、グスターボ・ドゥダメルらの指揮者、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、ロンドン交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団などのオーケストラと共演。パーヴォ・ヤルヴィとは、2011年にシンシナティ交響楽団で、2013年にフランクフルト放送交響楽団(hr交響楽団)で、2016年にはパリ管弦楽団で「トゥランガリラ交響曲」を共演している。2014年12月、カンブルラン&読売日本交響楽団の「トゥランガリラ交響曲」の演奏にも参加した。2016年、トーマス・アデスの新作オペラ「皆殺しの天使」の初演では重要なソロを担った。
そのほか、エルマー・バーンスタイン、ヘンリー・マンシーニ、ミクロス・ローザらの映画音楽に参加し、自らテレビ番組の音楽の作曲も行う。