AGIOは“くつろぎ”、“ゆとり”を意味するイタリア語。かしこまらず、ゆっくりと音楽を楽しんでいただくための室内楽の祭典です。宮田 大＆横溝耕一の呼びかけにより、木嶋真優、辻 彩奈、辻󠄀本 玲など日本クラシック界を牽引する俊英アーティスト達が国内屈指の音響を誇る浜離宮朝日ホールに集います。
弦楽器で紡ぎだす色鮮やかで華やかなアンサンブル。個性×個性の融合がどのような化学反応を起こすのか。ぜひこの機会にご体感いただき、心やすらぐ充実のひとときをお過ごしください。
9月1日(金) 19:30開演（18:30開場、19:00～プレトーク）
9月2日(土) 13:00開演（12:30開場）
9月2日(土) 18:00開演（17:30開場）
9月3日(日) 10:30開演（10:00開場）
9月3日(日) 14:00開演（13:30開場）
2009年ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールにおいて、日本人として初めて優勝。その圧倒的な演奏は、作曲家や共演者からの支持が厚く、世界的指揮者・小澤征爾にも絶賛され、日本を代表するチェリストとして国際的な活動を繰り広げている。
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横溝耕一さんから今回の「室内楽フェスティバル」の構想を聞いた時、流石だな、と思いました。昔から数多くの室内楽作品を共に演奏してきた私たちですが、このような野望を持っていることを純粋に素晴らしいと思いますし、私も同じような思いを持っていました。これまで、各個人が積み重ねてきた音楽を、この年齢になって改めて持ち寄り、共に創り上げて、魅力をお届けする。それを都心から発信していくことが、クラシック音楽の更なる発展にも繋がると思います。
今回は年齢が近しいメンバーで3日間全5公演のコンサートをおこないます。仲の良し悪しではなく、“音楽に対する方向性が同じ”方々にお声がけしました。この組み合わせでアンサンブルをしたら、どのような化学反応が起こるのか…というワクワクの方が大きいです。室内楽は“通好み”という印象があるかもしれませんが、そのイメージを少しでも和らげて、身近に感じていただける音楽祭にしたいです。演奏者によって音楽の個性はまったく異なるので、それぞれの違いや新たな発見を、是非会場で耳を澄ませて楽しんでいただきたいです。新しく立ち上がる室内楽のお祭りを演奏者も楽しみにしています。皆さんもどうぞご期待ください。
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NHK交響楽団ヴァイオリン次席奏者としての活動の他、ヴィオラ奏者としても各地のオーケストラに客演している。室内楽の分野では2006年にVerus String Quartetを結成。第57回ARDミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門において第3位入賞を果たす他、精力的に演奏活動を続けている。
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日本には素晴らしい音楽祭が数多くありますが、どれも規模が大きく、メインはオーケストラによるものが殆どで、また東京ではなく地方で開催されています。多くの優れたアーティストが都内を拠点に活動しているにも関わらず、首都圏からの発信、そして室内楽の分野での音楽が発信されにくい状況を不思議に思っていました。そこで数年前から、都内で短期間の室内楽フェスティバルを開催したい、と漠然と考えるようになりました。これからの日本のクラシック界を牽引していく自負のある最高のメンバーを集めて継続的な形でフェスティバルを開催したい、と。そんな長年の夢がついに叶います。盟友の宮田 大さんをはじめとした素晴らしいメンバーが集います。
SNSが普及し、デジタル化が進み、無形芸術を残すうえで難しい時代ではありますが、いま一度、特に若い層に向けて、会場で生の音楽に身を委ねられる快感と、その先に社交場としての雰囲気―お洒落だったり、教養だったり―もシェアできる場を提供したいと思っています。その場で見聞きし、感じたものを明日への活力にして力強く前へ進む。ヨーロッパでは当たり前の豊かな日常を、日本の若者のスタンダードにできる、そんな企画になればと祈っています。
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神戸生まれ。3歳でヴァイオリンを始める。2016年第1回上海アイザック・スターン国際ヴァイオリン・コンクールにて優勝。現在日本とヨーロッパに拠点を置き、アメリカ、アジアにもその活動の場を拡げている。最新CDは2020年12月にキング・レコードより「seasons」をリリース。
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岐阜県出身。2016年モントリオール国際音楽コンクール第1位。2018年「第28回出光音楽賞」、2023年「第24回ホテルオークラ音楽賞」を受賞。2020年、自らが権代敦彦に委嘱した「Post Festum」を世界初演。コロナ禍にあって国内公演の代役で幅広く活躍。
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7歳よりチェロを始める。2009年、第2回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第3位入賞（日本人最高位）、併せて「日本人作品最優秀演奏賞」を受賞。日本フィルハーモニー交響楽団ソロ・チェロ奏者を経て、現在はNHK交響楽団首席チェロ奏者を務める。
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2012年第17回コンセール・マロニエ21弦楽器部門第１位。現在、藝大フィルハーモニア管弦楽団コンサートマスター。
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15歳で渡英。王立音楽大学在学中、ブラームス国際コンクール、ウィンザー祝祭国際弦楽コンクールに優勝し、名門フィルハーモニア管弦楽団との共演でデビュー。小澤征爾氏のために行われた特別演奏会での独奏や、V.アシュケナージ、J.ロイド・ウェバー、J.デ・メイ、X.ドゥ・メストレ、S.ザハーロワなど多分野にわたる世界的アーティストとの共演も数多く、英国エドワード王子からは直々の招待を受けて御前独奏を行った。主録音に「ラフマニノフ：チェロ作品全集」。使用楽器は日本ヴァイオリンより貸与の1734年製ゴフリラー。2019年齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。
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桐朋学園大学音楽学部演奏学科を卒業。 第7回ビバホールチェロコンクール第4位入賞。東京チェロアンサンブル、ARKシンフォニエッタ、トリトン晴れた海のオーケストラメンバー。桐朋学園オーケストラ特別招聘講師。2010年より東京都交響楽団チェロ奏者。
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第13回ビバホールチェロコンクール第1位。桐朋学園大学音楽部チェロ科を首席で卒業。その後同大学ソリスト・ディプロマコース修了。
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