トリビュート トゥ チック・コリア スペシャル

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Bunkamura 東京都渋谷区道玄坂2-24-1

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    小曽根 真が巨星、チック・コリアに捧げる
    トリビュート・コンサート

    ジャズ界のレジェンド、チック・コリアの突然の訃報が伝えられたのは今年2月でした。帝王、マイルス・デイヴィスのグループに参加して一躍注目を浴び、70年代にはフュージョン・ミュージックの先駆けとなるグループ、「リターン・トゥ・フォーエヴァー」を結成、グループ名を冠したデビュー・アルバムは世界中で大ヒットし、チック・コリアのトップ・アーティストとしての地位を不動のものとしました。その後もクラシック・ピアノの巨匠、フリードリヒ・グルダとのデュオなどジャンルの枠を超えた縦横無尽の活躍を続け、世界中の音楽ファンを魅了してきました。

    2021年はチックが80歳を迎えるアニヴァーサリー・イヤーで、Bunkamuraオーチャードホールでは彼を祝うためかねてより親交の深い、小曽根 真とのピアノデュオ・コンサートが予定されていました。二人の共演は永遠に幻となってしまいましたが、チックをこよなくリスペクトする小曽根の熱い想いからトリビュート・コンサートが開催されることになりました。小曽根 真と最強ビッグバンドのNo Name Horsesを中心にチック・コリアの名曲のアレンジ楽曲を含めた特別なプログラムが用意されます。また公演には須川展也(サックス)と小柳美奈子(ピアノ)も参加し、チック・コリアが須川のために作曲した、サックスとピアノのための作品を披露するなど、豪華なステージを繰り広げます。チックに感謝を込めてお届けするトリビュート・コンサートにどうぞご期待ください。

    MESSAGEメッセージ

    小曽根 真

    チック・コリア

    この名前を口にするとき、人々の胸は愛で満たされる。出会った全ての人を心から大切に思い、分け隔てなく等しく接し、自分の創る音楽で、多くの人に生きるエネルギーとその喜びを伝えたかったチックとパートナーのゲイル・モーラン・コリア。

    あなたの残した音楽は人種を超え、肌の色を超え、ジェンダーを超えて世界中の人々の心に響き渡る。そして僕ら音楽家には音楽というアートの持つ素晴らしさとエネルギーを教え、音楽と我々が存在する本当の意味を教えてくれた。

    今、この世界に生きている僕らは、次世代を担う若い才能達に、あなたから授かった大切なバトンを受け渡します。

    我らが愛するあなたとゲイルへ心からの愛と感謝を込めて……。

    小曽根 真

    PERFORMERS出演者

    小曽根 真

    ©Kazuyoshi Shimomura

    小曽根 真(ピアノ) Makoto Ozone, piano

    1983年バークリー音楽大学を首席で卒業。同年米CBSと日本人初のレコード専属契約を結び、全世界デビュー。2003年グラミー賞ノミネート。パキート・デリヴェラ、ゲイリー・バートンなど世界的なプレイヤーとの共演や、ビッグ・バンドの活動など、ジャズの最前線で活躍。また、NYフィル、サンフランシスコ響など国内外のオーケストラとも共演を重ねる。2016年にはチック・コリアとNHK交響楽団定期演奏会に出演、また日本各地でデュオ公演を展開。2020年はコロナ禍の緊急事態宣言期間中、53日間のライヴ配信活動に注目を集めた。2021年には還暦を迎え、「OZONE60」と題したプロジェクトを全国で催行している。平成30年度紫綬褒章受章。

    オフィシャルサイト makotoozone.com

    No Name Horses

    ©Ayumu Kosugi

    No Name Horses(ビッグバンド)

    小曽根真が率いる総勢15名のビッグバンド。メンバーはいずれも日本を代表するミュージシャンで、自身のバンドでもリーダーを務めるなど大活躍している。これまで国内ツアーの他、アメリカ(世界最大のジャズ・コンベンション「IAJE(国際ジャズ教育協会/NY)」)、フランス(ラロック・ダンテロン・ピアノ音楽祭)、スコットランド(エジンバラ・ジャズ・フェスティバル)、ウィーン、シンガポール(モザイク音楽祭)等に出演。2014年、結成10周年を記念し、アルバム『ROAD』をリリースし全国ツアーを催行。東京JAZZにてクリスチャン・マックブライド・ビックバンドとの合同演奏など注目を集めた。2018年日仏の文化交流イベント「ジャポニスム2018」に招かれ、パリ公演を成功させた。2019/2020年シーズンには活動開始から15年を迎え、6枚目のアルバムとなる新譜 ‘Until We Vanish 15 ×15’ をリリース。

    メンバー

    小曽根 真(ピアノ/ハモンド・オルガン) / エリック・ミヤシロ(トランペット) / 木幡光邦(トランペット) / 奥村 晶(トランペット) / 岡崎好朗(トランペット) / 中川英二郎(トロンボーン) / 半田信英(トロンボーン) / 山城純子(バス・トロンボーン) / 近藤和彦(アルト・サックス) / 池田 篤(アルト・サックス) / 三木俊雄(テナー・サックス) / 岡崎正典(テナー・サックス) / 岩持芳宏(バリトン・サックス) / 中村健吾(ベース) / 高橋信之介(ドラムス)

    須川展也

    須川展也(サクソフォン) Nobuya Sugawa, Saxophone

    日本が世界に誇るクラシカル・サクソフォン奏者。国内外の著名オーケストラと多数共演。またウィーンのムジークフェラインをはじめ30ヶ国以上で公演やマスタークラスを行っている。東京藝術大学卒業。第51回日本音楽コンクール、第1回日本管打楽器コンクール最高位受賞。02年NHK連続テレビ小説「さくら」テーマ曲演奏。トルヴェール・クヮルテットのメンバー、東京藝大招聘教授、京都市立芸大客員教授。

    小柳美奈子

    ©Ayane Shindo

    小柳美奈子(ピアノ) Minako Koyanagi, Piano

    東京藝術大学卒業。サクソフォンの須川展也やトルヴェール・クヮルテットをはじめ多数のアーティストと共演や録音を重ねる。吉松隆「サイバーバード協奏曲」の準ソリストとしてフィルハーモニア管等と共演。山口多嘉子(Perc)とのデュオ「パ・ドゥ・シャ」でCDを発表。トリオ「YaS-375」メンバー。

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