東京フィルハーモニー交響楽団 ニューイヤーコンサート2017~どこかで出会った、あのメロディ~

Point見どころ

オーチャードホールの新年恒例コンサート『東京フィルハーモニー ニューイヤーコンサート2017〜どこかで出会った、あのメロディ〜』。新年を華やかに彩るニューイヤーコンサートは、誰もがどこかで耳にしている親しみやすい曲をラインナップ。さらにコンサート中はイベントも盛り沢山で、家族や友人とみんなで楽しむことができるイベント型コンサートだ。エントランスでは、なんと来場者全員に升酒用の“枡”をプレゼント。 飛騨の杉から作られている5勺サイズの枡には、その年の干支の焼印がついているため、毎年コレクションしている人もいるという。また、1部と2部の休憩時には、客席やロビーを、獅子舞がお囃子たちを携えて練り歩く。年の初めに獅子舞に頭を噛まれると、その年一年は無病息災で元気に過ごすことができるという言い伝えもあり、獅子舞の周りは、ひと噛みされようといつも人が溢れている。
昨年から始まった、「お楽しみ福袋プログラム」も好評だ。当日、抽選で当たった観客に舞台上で大サイコロを転がしてもらい、出てきたナンバーの曲をオーケストラが演奏する。オーケストラメンバーも指揮者も、そして会場にいる観客も、ナンバーが出るまでどの曲が選ばれるかわからない、ハラハラドキドキの楽しい企画。選択曲の中から、どの曲が選ばれるか、家族で予想し合うのも楽しい。
そして本企画の大目玉は、恒例の「お年玉抽選会」だろう。アシアナ航空での韓国往復航空券や東急セルリアンタワーホテルペア宿泊チケットなどの豪華賞品の他、ここでしか体験することのできない、「“ラデツキー行進曲”を指揮できる」権などもある。
プロ・オーケストラの指揮を振ることができる千載一遇のチャンスを狙って、毎年訪れる人もいるほど。新しい年の運試し!?新年の幕開けにぴったりな、賑やかで楽しいコンサートだ。

お客様と共に創り上げる福袋プログラム!
ご来場のお客様に、当日会場で演奏曲目を選んでいただきます。
福袋の中に入っている20曲はこちら!!

  1. モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』序曲
  2. ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』より第1楽章
  3. ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』より第1楽章
  4. スッペ:喜歌劇『軽騎兵』序曲
  5. バッハ:G線上のアリア
  6. マーラー:交響曲第5番よりアダージェット
  7. メンデルスゾーン:交響曲第4番『イタリア』より第1楽章
  8. マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲
  9. ビゼー:『アルルの女』第2組曲より“ファランドール”
  10. ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』序曲より“スイス軍の行進”
  1. ビゼー:歌劇『カルメン』前奏曲
  2. エルガー:行進曲『威風堂々』第1番
  3. シベリウス:交響詩『フィンランディア』
  4. グリーグ:劇音楽『ペール・ギュント』より“朝”
  5. ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番
  6. チャイコフスキー:バレエ音楽『白鳥の湖』より“情景”
  7. チャイコフスキー:バレエ音楽『くるみ割り人形』より“花のワルツ”
  8. ハチャトゥリアン:バレエ『ガイーヌ』より“剣の舞”
  9. ボロディン:歌劇『イーゴリ公』より“ダッタン人の踊り”
  10. J.ウィリアムズ:『スター・ウォーズ』よりメインテーマ

サムネイルクリックでスライドショーがご覧いただけます。

Cast出演者

指揮 尾高忠明

©Martin Richardson

1947年生まれ。国内主要オーケストラへの定期的な客演に加え、ロンドン響、ベルリン放送響など世界各地のオーケストラへ客演。これまで1991年度第23回サントリー音楽賞受賞。1993年ウェールズ音楽演劇大学より名誉会員の称号を、ウェールズ大学より名誉博士号を、1997年英国エリザベス女王より大英勲章CBEを授与された。さらに1999年には英国エルガー協会より、日本人初のエルガーメダルを授与されている。2012年有馬賞(NHK交響楽団)、14年北海道文化賞受賞。現在NHK交響楽団正指揮者、札幌交響楽団音楽監督、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団(旧ウェールズ交響楽団)桂冠指揮者等を務めている。東京芸術大学音楽学部指揮科主任教授、相愛大学音楽学部客員教授、京都市立芸術大学音楽学部教授。

ピアノ 小林愛実

©Akira Muto

1995年山口県宇部市出身。3歳からピアノを始め、7歳でオーケストラと共演、9歳で国際デビューを果たす。これまでに、アメリカ、パリ、モスクワ、ポーランド、ブラジル等に招かれ、スピヴァコフ指揮モスクワ・ヴィルトゥオーゾ、ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ、ジャッド指揮ブラジル響と共演。国内では、読売日響、東京フィル、兵庫芸術文化センター管、日本フィル等と共演、多数のテレビやラジオ番組に出演している。2010年14歳でEMI ClassicsよりCDデビュー。発売記念のリサイタルは完売、追加公演はサントリーホール大ホールで日本人最年少となるリサイタルを開催した。2011年セカンドアルバム「熱情」をリリース。また、同年ショパン生誕200年記念に際して、ポーランド政府より「ショパン・パスポート」を授与された。2015年10月「 第17回ショパン国際ピアノ・コンクール」に出場、ファイナリスト。8歳より二宮裕子氏に師事し、2011年桐朋学園大学付属高校音楽科に全額奨学金特待生として入学。現在、フィラデルフィア・カーティス音楽院で、マンチェ・リュウ教授のもと研鑽を積んでいる。

司会 朝岡 聡

横浜生まれ。テレビ朝日アナウンサーとして「ニュースステーション」「はなきんデータランド」各種スポーツ中継等で活躍。1995年にフリーとなってからはテレビ・ラジオ・CMのほか、クラシックコンサートの企画構成司会を担当するコンサート・ソムリエとしてフィールドを広げている。国内の多数のオーケストラと共演するほか、とくにオペラと古楽ではユニークな評論が注目を集めており、クラシックの語り部として活躍中。最近は、「語り」をモチーフにして他アーティストとの共演をめざしたプロデュースコンサートにも力を入れている。