INTERVIEW

岩持 芳宏 / バリトンサックス

岩持 芳宏 / バリトンサックス

© 大杉隼平

-楽器を始めたきっかけ
小学生の頃は、歌謡曲やポピュラー音楽の断片をなんとなく耳コピして吹くリコーダー小僧でした。中学に上がる頃、家の押入れにサックスがあるのを発見。父から手ほどきを受けましたが、指づかいがリコーダーと同じなので『こりゃ簡単なもんだ!』と勘違いしたのがきっかけだったと思います。
-NNHの魅力
大人数にせよ少人数にせよ、一緒に音を出すには音楽的なことをはじめとする互いの『信頼感』は欠かせないものですが、このバンドはそれが極めて高い次元で成り立っていると感じています。そういうバンドは国内外を見渡しても数えるほどだと思います。メンバー個々の音楽性の素晴らしさもさることながら、これは小曽根さんのもつ不思議な求心力のおかげ。どんなに何をやってもうまくいっても失敗しても『きちんと受け止めてくれる』小曽根さんとメンバーたち。この安心感が信頼感となりこのバンドの礎となっています。
-あなたにとってのオーチャードホールはどんな場所?

世界に名だたるオーチャードホール、、。実はそんなにすごいホールだとは知りませんでした、、、すみません。実際に音を出してみてその音響の素晴らしさ、ホールの持つ問答無用の格式に脱帽でした。5年ぶりですか?またこの舞台に立たせて頂ける幸せをかみしめています。この機会を作っていただいたすべての皆様に感謝、です。

-今回の見どころと意気込み
モーツァルトとガーシュウィン、、、、、とだけ。実は、私たちもまだ情報をもらっていません。いつものことですが(笑)。しかしながら、素材は何であれ、いつも通りのいつも以上の『小曽根ワールド』が皆さんを待っています。スペシャルなゲスト、NYフィルのジョゼフ・アレッシ氏との共演も楽しみです。今からワクワクドキドキです。演奏する私たちも客席の皆さんも、ホールが一体となる素晴らしいクリスマスナイトとなることでしょう。最高の一夜にしましょう。おたのしみに!