INTERVIEW

中川 英二郎 / トロンボーン(セクション・リーダー)

中川 英二郎 / トロンボーン(セクション・リーダー)

© 大杉隼平

-楽器を始めたきっかけ
6歳の頃、父のやっていたDixieLandJazzのバンドの「Sing Sing Sing」の冒頭、トロンボーンセクションのかっこいいフレーズに雷にうたれたような衝撃を覚えました。それまでよく遊んでいたコルネット、サックス、ピアノ、ドラム、ベースなどを捨てトロンボーン一本に絞ったのです。
-NNHの魅力
コンボのような自由に変化していくビッグバンドであり、小曽根さんの指揮のもと毎回違う何かを表現しようとするこんなラージアンサンブルはどこにもありません。そのおかげで緊張感はいつも持っております。なぜなら、ちょっと気を抜くとすぐ陰謀や仕掛けの穴にひっかかってしまうのです。ほんと怖いバンドです・・・。そこがいつまでも続けたくなるこのバンドの魅力なのですが。
-あなたにとってのオーチャードホールはどんな場所?

とても響きの良いホールです。オーケストラなど生で演奏してもよし、音響をしっかり入れてもやりやすいホールです。実はステージから見るお客様の景色も最高なのですよ。

-今回の見どころと意気込み
何と言ってもトロンボーン奏者としてはアレッシ氏がこのために来日してくれるので、楽しみ通り越して、ちょっと緊張です。しかも彼と一緒にジャズができるなんて夢のようです。たくさん音楽で会話ができると思いますので、お客様にもその喜びを分かち合っていただければと思います。