INTERVIEW

三木 俊雄 / テナーサックス

© 大杉隼平

-楽器を始めたきっかけ
何か楽器が一つ出来たら良いだろうな、と思いました。本当はピアノをやりたかったのですが、3才からピアノをやってきた人には到底かなわないだろうと考え、サックスを選びました。中学高校とも吹奏楽部が無い学校で、周りにサックスをやる人がいなかったために、サックスは大人がやる楽器だという間違った先入観を持っていました。
-NNHの魅力
小曽根真といえば、バークリー音大時代から雲の上の人で、まさかこの人と一緒にバンドをやることが出来るとは夢にも思っていませんでした。同じような思いで参加しているメンバーも多いと思います。このメンバーが集まるのは、年に1~2度の短い期間ですが、その度にメンバー個々が課題を見つけて持ち帰り、次に会う時には高みを目指すという感じです。このバンドに参加できたからこそ気づけたこと、あるいは目指せたことが沢山あります。出会いに感謝しています。
-あなたにとってのオーチャードホールはどんな場所?
とても「格式」を感じるホールです。音響も素晴らしい。「オーチャードホールを一杯にする」というのはミュージシャンの一つの夢ではないでしょうか。それは多分、「武道館」とも「ドーム」ともちょっと違う、「音楽のための特別な場所」のような気がします。
-今回の見どころと意気込み
今回は、Symphonic Jazz "Mozart×Gershwin" ということ以外まだ詳しい内容は知らされておりません(笑)NNHにてガーシュウィンは何度かやりましたが、モーツァルトは…。テレビで観た、スコットランドのビッグバンドに小曽根さんが参加された時のものがベースになってくると思いますが、ありえないくらいフルートが多く、今から恐怖に慄いております。一方で、今回はニューヨークフィルの首席トロンボニスト、ジョゼフ・アレッシ氏が参加してくれるとのこと。このシーズンに普通、有り得ないですよね…。ニューヨークフィルのお仕事は大丈夫なのでしょうか?彼との出会いが楽しみです。