倉永 美沙 Misa KURANAGA

PROFILE

©Rosalie O'Conner

大阪出身。地主薫エコール・ド・バレエでバレエを始める。その後スクール・オブ・アメリカン・バレエに留学。第9回モスクワ国際バレエコンクール ジュニアの部金賞受賞、2006年ジャクソン国際バレエコンクール シニアの部にて金賞を受賞など数々の賞に輝いている。2001年ローザンヌ国際バレエコンクールでプロ研修賞を受賞、サンフランシスコ・バレエに研修生として入団。2003年ボストン・バレエに入団。2007年にソリストに、2009年にプリンシパルに昇格。幼い頃から国際舞台で活躍しており、1993年にはモスクワ国際バレエコンクールのガラでユーリ・グリゴローヴィチより招待されボリショイ劇場で踊る。2009年にはニューヨーク・シティ・バレエとともにセレナーデを踊ったほか、ヘルシンキ、モスクワ、ヴァルナ、台北、ドルトムント、アメリカ各地のガラでも活躍している。。ボストン・バレエではヌレエフ版『ドン・キホーテ』のキトリ、クランコ版『ロミオとジュリエット』のジュリエット、『ラ・バヤデール』のニキヤ、アシュトン振付『ラ・フィユ・マルガルデ』のリーズ、『シンデレラ』のシンデレラ、『眠れる森の美女』のオーロラ、『白鳥の湖』のオデット/オディール、『ジゼル』のジゼル、『くるみ割り人形』の金平糖の精・クララ・雪の女王、ランダ―振付の『エチュード』、バランシン振付『コッペリア』などの主演のほか、バランシン振付『テーマとヴァリエーション』『ダイヤモンド』『ルビーズ』『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』 『王妃の舞踏会』 『シンフォニー・イン・C』『タランテラ』『真夏の夜の夢』『フー・ケアーズ?』、キリアン振付『小さな死』、フォーサイス振付『セカンド・ディテール』『精密の不安定なスリル』、サープ振付『イン・ジ・アッパー・ルーム』、マクレガー振付『クロマ』、ウィールドン振付『ポリフォニア』など多くの振付家の作品でリード・ロールを務めている。

ココに注目!

なんとわずか6歳のときにロシアの巨匠グリゴローヴィチに招かれボリショイ劇場の舞台で踊った天才少女。その後モスクワ国際バレエスクール、ジャクソン国際バレエコンクールなど数々のコンクールで金賞を受賞。プロ研修賞を受賞したローザンヌ国際バレエコンクールでも瑞々しい『ジゼル』が話題になった。一見バレエ界のエリートとも思われる素晴らしい経歴だがたくさんの壁を乗り越えた苦労人でもある。156cmという小柄な体型のせいでサンフランシスコ・バレエ時代には役に恵まれない時期もあったのだ。しかし困難を乗り越えた彼女はボストンで美しく花開いた。強靭なテクニックと豊かな音楽性で、古典作品やバランシン作品を生き生きと踊る。