項羽が劉邦を招いた鴻門での宴の席。参謀の範増や項羽の部下は劉邦の玉座に対する野心を見破る。項羽の部下の項荘は剣を舞い、劉邦を刺そうとした。しかし、項羽は兄弟同様に戦場で戦ってきた劉邦を殺すことが出来なかった。殺気立って剣を振りまわして舞う項荘と、それを止めるべく女性らしく舞う虞美人の、対照的な振付が見どころだ。虞美人がその場の殺気を払い、劉邦は危うく死から免れた。
その結果、天下分け目の戦いは、項羽率いる楚の国と劉邦率いる漢の国の間に起きることとなる。 |
「鴻門驚宴」こうもんきょうえん |
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「鴻門の会」として知られる場面。 |
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