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務川慧悟×久末航 Pianos' Conversation 2026

2台ピアノで歌うベートーヴェン「第九」
務川慧悟×久末航 Pianos' Conversation 2026
9/6(日)15:00開演 Bunkamuraオーチャードホール

同世代の二人、初共演に期待大!
今回初共演となる務川慧悟と久末航は、それぞれエリザベート王妃国際音楽コンクールに入賞(務川は2021年・第3位、久末は2025年・日本人史上最高位となる第2位)した期待のピアニスト。昨年の公演で、同じくエリザベート・コンクール入賞者の阪田知樹との共演が大きな話題を呼んだ務川慧悟に、次に共演したい相手をきいてみたところ、実は旧知の仲だという久末に白羽の矢が立った。
 

​​​​左:務川慧悟 右:久末航

務川慧悟と久末航が入賞した“世界一過酷”なエリザベート王妃国際音楽コンクールとは?
ピアニストにとって世界三大コンクールのひとつで、すべてを兼ね揃えたアーティストの発掘を掲げているため、世界で最も厳しいと評されるエリザベート王妃国際音楽コンクール。ベルギーの首都ブリュッセルでピアノ、ヴァイオリン、声楽、チェロの部門別に4年ごとに開催され、三大コンクール(他に、ショパン国際ピアノコンクール、チャイコフスキー国際コンクール)と共に若手演奏者の登竜門となっている。歴代の受賞者には現在の音楽界で活躍する名匠たちが名を連ねるが、選考システムが非常にユニークなことで有名だ。

数多の出場者から選ばれたファイナリストたちは最終選考の1週間前に課題曲となる新作の楽譜を渡され、大会関係者以外との接触ができない状態でファイナルまでの期間を過ごす。スマートフォンなどの通信機器を持ち込むことも許されない大会ルールで、各自課題曲の解釈と練習を深め、たった一度のオーケストラとのリハーサルへ向かう道中さえも大会関係者が同行するという徹底ぶり。厳格な規定の下で行われるこのコンクールは出場者の演奏技術や音楽性だけではなく、精神性さえも試されるのだ。
 
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注目の演奏曲
務川と久末の二人が選んだのは、「ピアノの魔術師」と呼ばれるほどの超絶技巧を誇ったフランツ・リストが2台ピアノ用に編曲したベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」。原曲の「第九」はオーケストラ・歌のソリスト・合唱が一体となった、言わずと知れた名曲だが、ふたりの研ぎ澄まされた2台ピアノの演奏でこの名曲をどのように描き出すのかが見どころだ。

このほか前半には、「牧神の午後への前奏曲」(ドビュッシー)、「子供の遊び」(ビゼー)、「ラ・ヴァルス」(ラヴェル)を演奏する。フランス作品を交えたプログラムは、フランス作品を代名詞とする務川の真骨頂であり、現在はベルリンを拠点としつつ、パリ国立高等音楽院に学んだ経歴を持ち、昨年フランスの現代作曲家デュサパンの作品集をリリースするなど幅広いレパートリーを誇る久末との共演ならでは。前半のフランス・プログラムは、20世紀に欧米を席巻した伝説的なバレエ団、バレエ・リュス*に縁の深い曲目がラインナップされていることも興味深い。高い音楽性とタフさを兼ね揃えた二人が厳選したロマンティックかつ挑戦的な2台ピアノ・プログラムをとくとご堪能あれ!

*「牧神の午後への前奏曲」「ラ・ヴァルス」はバレエ・リュス、「子供の遊び」はバレエ・リュス・ド・モンテカルロによってバレエ化されている。


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