会場内で1点1点の作品と真剣に対峙している姿は、舞台に立っている時の首藤さんのように、その世界に入り込み、作品の持つ空気や気配までを感じ取ろうと意識を集中しているかのようでした。
ジャンルは違えど同じ表現者であり、またベルギーとも縁の深い首藤さんとのお話から、このような個性的な作家たちを惹きつけ作品を生み出す、独特の芸術文化を育んできたベルギーという国の奥深さと魅力がより鮮明に浮かびあがってきました。
そして、トップダンサーとして日々忙しいスケジュールの合間にも、様々なジャンルの芸術文化に触れることで自身の芸術表現を高めていらっしゃるというお話にもとても説得力があリ、アート鑑賞も音楽やファッションを楽しむように、ライフスタイルの一部としてごく自然に取り入れられている様子がとても印象的で素敵だと思いました。
高山(Bunkamuraザ・ミュージアム)
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