公演日程
2025/4/10(木)~5/4(日・祝)
チケット料金
S席:12,500円 注釈付きS席:12,500円 A席:9,500円 (税込・全席指定)
2025/4/10(木)~5/4(日・祝)
S席:12,500円 注釈付きS席:12,500円 A席:9,500円 (税込・全席指定)
Bunkamura主催の公演では、2022年シアターコクーンにて上演の『広島ジャンゴ2022』で作・演出を務め好評を博し、今回が二度目の登場となる蓬莱竜太。
最新作『おどる夫婦』を来春、THEATER MILANO-Zaで上演いたします。
タイトルには、夫婦でもがく様、世間に翻弄される様、互いに主導権を握り、踊り・踊らされている様、あるいは、足並みをそろえて進もうとする様が投影されています。
人生100年時代と言われるこの時代に、10分の1の時間を共に過ごした夫婦の物語。長いのか短いのかもわからないその時間は、果たして二人に何をもたらすのか。ご期待ください。
とある夫婦の約10年間の軌跡を描く。
現代社会では非常に生きづらい性質を持っている夫婦。
故に二人は何となく協力するようにつがいになり、粛々と生活することを好んだ。
口にしたことはないが、自分たちのことを理解できるのは自分たちだけで、 互いに相手を理解していると思っていた。
しかし、世界は向こうから入り込んでくる。
共に生活する中で、やがてほころびが生まれたり、ズレが生まれてくる。
不器用な二人は、問題を上手く回避したり、解決するのが苦手であった。
ただ、世界に対してこの言いようのない焦燥感を理解できるのは、伴侶だけであると互いに信じている。信じようとしている。
二人にはわからない。自分たちは何で繋がっているのか。信頼とか絆とかよくわからない。愛がよくわからない。
そんな不器用な夫婦の10年の記録。
1999年に劇団モダンスイマーズの旗揚げに参加。以降、全公演の作・演出を務める。19年の劇団公演『ビューティフルワールド』において第27回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。他、『まほろば』(08新国立劇場・栗山民也演出)で第53回岸田國士戯曲賞、『母と惑星について、および自転する女たちの記録』(16パルコ劇場・栗山民也演出)で第20回鶴屋南北戯曲賞、『消えていくなら朝』(18新国立劇場・宮田慶子演出)で第6回ハヤカワ悲劇喜劇賞、『雨とベンツと国道と私』(24東京芸術劇場シアターイースト)でバッカーズアワード演劇奨励賞受賞と数多くの演劇賞を受賞。映画・ドラマと映像作品での評価も高く、人形劇ムービー『しがらみ紋次郎〜恋する荒野路編〜』(21)では脚本のみならず初監督も務めた。近年の主な作品に、【舞台】『中村仲蔵~歌舞伎王国 下剋上異聞~』(24 演出)、『ひげよ、さらば』(23 脚本・演出)、『広島ジャンゴ2022』(22 作・演出)、『醉いどれ天使』(21 脚本)『不毛ドライブ』(21 作)、『首切り王子と愚かな女』(21 作・演出)、【映画】『劇場』(20 脚本)、『ピンクとグレー』(16 脚本)、【ドラマ】『平成細雪』(18 NHK BSプレミアム・脚本)、『コールドケース~真実の扉~』(16・18・20 WOWOW・脚本・各シリーズ一本)など。
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2000年の第5回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞、同年に映画で俳優デビューを果たす。04年に映画『世界の中心で、愛をさけぶ』で第28回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞・話題賞など数々の賞を受賞。20年には『コンフィデンスマンJPプリンセス編』、『MOTHER マザー』で第63回ブルーリボン賞主演女優賞、21年にはNODA・MAP『THE BEE』で第29回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。近年の主な出演作に、【舞台】『正三角関係』(24)、『THE BEE』(21)、『フリムンシスターズ』(20)、『キャバレー』(17)、【映画】『スオミの話をしよう』『四月になれば彼女は』(24)、『キングダム』シリーズ(19・23・24)、『ロストケア』『シン・仮面ライダー』(23)、『コンフィデンスマンJP』シリーズ(19・20・22)、【ドラマ】『エルピスー希望、あるいは災いー』(22・CX)、『ドラゴン桜』シリーズ(05・21)などがある。
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蓬莱竜太さんには2020年に一人芝居を演出していただくはずでしたが、感染症禍のため公演中止に。けれど一緒にプレ稽古は数回しており、その中で俳優のペースや得手不得手を見極めつつ、様々な提案をして下さる蓬󠄀莱さんは演出家として信頼できる方だと確信しました。
また10代、20代それぞれに映画で共演させていただいた森山未來さんと、30代で初めて舞台をご一緒できることもとても嬉しくて。私にとって未來さんは、遥か先のことを見つめつつ挑戦を続けるアートの先駆者であり、頼もしい先輩のような存在。この舞台でも、たくさんのことを教えていただけるはず、と期待を膨らませています。そんな未來さんと、とても現代的で等身大の女性キヌとして演じる夫婦役、どんな関係性がそこには生まれるのでしょうか……。まだ蓬󠄀莱さんの頭の中にしかない物語が届く瞬間を、心待ちにしている「今」です。
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5歳から様々なジャンルのダンスを学び、15歳で本格的に舞台デビュー。これまでに映画賞を多数受賞。2013年には文化庁文化交流使としてイスラエルに派遣。東京2020オリンピック開会式にてオープニングソロパフォーマンスを担当。2022年より神戸市にてArtist in Residence KOBE(AiRK)を設立し、運営に携わる。「関係値から立ち上がる身体的表現」を求めて、領域横断的に国内外で活動を展開している。主な近作として【パフォーマンス】『さんぶたろう祭り』(24、構成・出演、森の芸術祭 晴れの国・岡山)、『パルコ文化祭』(24、プロデュース・出演)、『ポスト舞踏派 ダンス公演「魔笛」』(24)、【映画】『化け猫あんずちゃん』『大いなる不在』『i ai』(24)、『シン・仮面ライダー』『山女』『ほかげ』(23)、【ドラマ】『NHKスペシャル 未解決事件 File.10 下山事件』(24)、『パリピ孔明』(23)など。ポスト舞踏派。
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『世界の中心で愛を叫ぶ』と『モテキ』。印象深い映画二作で共演した長澤まさみさんと、今度は舞台でご一緒できることを楽しみにしています。しかしながら、いずれの映画でも長澤さんは象徴的な女性として存在しており、そういった意味では僕は、いまだに長澤さんのことを全然知らないのかもしれません。今回は夫婦役ということで、そもそも映画と舞台ではつくり方も過ごす時間も違いますし、クリエーションに期待が募ります。
蓬莱竜太さんは、劇団モダンスイマーズの男芝居も魅力的ですが、最近の演劇ソロユニット『アンカル』の創作活動にも興味を持っていました。今回はどちらの作り方でいくのか、はたまた両方とも違うのか。まだわからないことも多いですが、演劇では久々の大規模のプロデュース公演。気持ちよく参加させていただくつもりです。
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timeleszのメンバー。2011年9月にグループを結成し、11月にCDデビュー。17年にドラマ『世にも奇妙な物語'17秋の特別編』で俳優デビューを果たす。22年には舞台『こどもの一生』で舞台単独初主演。23年には自身初となる個展『松島聡 コ。展』を開催するなど、音楽活動を中心に活動する一方で幅広く活躍している。近年の主な出演作に、【舞台】『ハロルドとモード』(24)、『こどもの一生』(22)、『赤シャツ』(21)、【ドラマ】『紅さすライフ』(23・NTV)、『記憶捜査3~新宿東署事件ファイル~』(22・TX)、『コタローは1人暮らし』(21・EX)、『クリスマス☆ゼロ』(18・NTV)などがある。
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初めて観た蓬莱竜太さんの舞台は『広島ジャンゴ2022』で、「人間とは何か?」を深く探求されている方だと、劇中の愛憎渦巻く激しいドラマに衝撃を受けながら感じました。また若い俳優の個性を上手く活かして下さる劇作家・演出家さんという印象もあり、自分もどんな風に料理していただけるか、とても楽しみにしています。
役については、「母と姉から愛情を注がれ、自立を望みながらしかねている青年」と伺いました。これまで、舞台では現実とはかけ離れた設定や役を演じることが多かったのですが、今回は等身大で現実とも地続きの設定になるのかなと。僕はどんな役でも共通点を探すことから始めるのですが、今回は家族のことや「自立とは何か」など、自分に向き合いながら考えることになりそうです。でも伊藤蘭さんが母で長澤まさみさんが姉という豪華な家庭環境は、しっかり楽しませていただきます(笑)。
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1994年より大人計画に参加。あらゆる個性のある役を演じ分ける実力派俳優。映画や舞台だけではなく、ドキュメンタリーのナレーションやアニメの声優を務めるなど活動は多岐に渡る。近年の主な出演作に、【舞台】『主婦 米田時江の免疫力がアップするコント6本』『ふくすけ2024-歌舞伎町黙示録-』(24)、『ドクター皆川~手術成功5秒前~』『もうがまんできない』(23)、【映画】『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』『赤羽骨子のボデイガード』『言えない秘密』(24)、『Winny』(23)、【ドラマ】『東京サラダボウル』(25・NHK)、『クラスメイトの女子、全員好きでした』『街並み照らすヤツら』『厨房のありす』(24・NTV)、『らんまん』(23・NHK)などがある。
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長澤まさみさんとは『フリムンシスターズ』で、森山未來さんとは『メタルマクベス』『R2C2~サイボーグなのでバンド辞めます!~』でご一緒してます。長澤さんは絶対に弱音を吐かないんです。芯が強い。カッコいいの。僕は油断すると「疲れた」「お腹空いた」「帰りたい」ってすぐ言っちゃう(笑)。ええ、少しは見習わないといけません。森山さんの身体能力、ありゃなんですか、素直にうらやましいです。でも、僕があんなふうに動いたら、すぐケガしちゃうからなぁ、全然見習わなくていいか(笑)。というわけで、お二人と共演できるなら「是非!」と。ええ、ホント楽しみです。
作・演出の蓬莱竜太さんとは、今回初めてご一緒します。何を求められ、どんな演出をされるのか、ええ、まったく予想できません(笑)。いやー、ワクワクしますねぇ。しかも、タイトル通り「夫婦」を巡る物語になるとか。どんな作品になるのか期待しかありません。・・・うおー!!!ええ、非っ常に興奮しております。よろしくお願いします。
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2006年にドラマ『嫌われ松子の一生』(TBS)で子役としてデビュー。22年公開の映画『ハケンアニメ!』での演技が評価され、第46回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。W主演を務めたドラマ『初恋、ざらり』(TX)は第50回放送文化基金賞ドラマ部門優秀賞を受賞した。近年の主な出演作に、【舞台】『パラダイス』『青空は後悔の証し』(22)、【映画】『52ヘルツのクジラたち』(24)、『プリテンダーズ』(21)、【ドラマ】『スノードロップの初恋』(24・KTV)、『お別れホスピタル』(24・NHK)、『透明なわたしたち』(24・ABEMA)、『罠の戦争』(23・CX)などがある。25年には主演ドラマ『私の知らない私』(YTV・NTV)、『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)が放送中。映画『長崎―閃光の影で―』の公開が控えている。
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16歳で踏ませていただいた初舞台がBunkamuraさん製作の『8月の家族たち』で、ちょうど同じ頃、初めて挑戦した蓬莱竜太さんの出演者オーディションに落ちてもいます(笑)。あれから10年、26歳になった今。観客として拝見するたび「あの台詞を自分でも言ってみたい!」と熱望し続けた蓬󠄀莱作品に、やっと出演させていただくことができました! しかも、こんな素晴らしい先輩方ばかりの座組で、製作は初舞台と同じBunkamuraさん。稽古前の今からご褒美をいただいたようで、友人たちにも「絶対に面白い作品になるから」と既に宣伝しています(笑)。
心を深く抉るような言葉とドラマに、ユーモアまでがにじむ蓬󠄀莱ワールド。男性が主軸のようでいて、女性のキャラクターがとても深く印象に残るところも大好きです。いただいたチャンスに応えられるよう、全力で食らいついていきたいと思っています!
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日本大学芸術学部文芸学科中退後、前川知大、前田司郎など様々な新進気鋭の作家・演出家の作品にいち早く出演しキャリアを積む。2008年に橋口亮輔監督『ぐるりのこと。』でスクリーンデビュー後、多数の映像作品に出演。 近年の主な出演作に、【舞台】『ふくすけ2024-歌舞伎町黙示録-』(24)、『Yes Means Yes』(25)、【映画】『夜明けのすべて』『お母さんが一緒』(24)、【ドラマ】『お別れホスピタル』(24、NHK)、『9ボーダー』(24、TBS)、『Re:リベンジ-欲望の果てに』(24、CX)【声】『みいつけた!』(NHK)、などがある。
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早稲田大学卒業後、俳優活動を開始。ポツドール、ハイバイ、モダンスイマーズ、ゆうめいなど話題の劇団に多数出演。映画『イエローキッド』(真利子哲也監督)に主演、河瀨直美プロデュースの映画『ひと夏のファンタジア』(チャン・ゴンジェ監督)に出演。同作出演後、韓国映画『最悪の一日』で海外進出を果たす。近作として【舞台】『・(スポット)』『インヘリタンス-継承-』(24)、【映画】『STRANGERS』『愛に乱暴』(24)、『正欲』(23)、【アニメ映画】『めくらやなぎと眠る女』(24)、【ドラマ】『Pachinko Season2』(24、Apple TV+)などがある。
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1982年オンシアター自由劇場に入団。解散後も舞台を中心に活躍。トランペット、ギターを操り、音楽活動も行っている。最近の舞台出演作に『民衆の敵』(18)、『メトロポリス』(16)、『漂流劇 ひょっこりひょうたん島』(15)、渋谷・コクーン歌舞伎『天日坊』(12、22)、『切られの与三』(18)、『四谷怪談』(16)、ミュージカル『鉄鼠の檻』(24)、『生きる』(22)など。
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1973年キャンディーズのメンバーとして歌手デビュー。78年に解散。その後映画『ヒポクラテスたち』(80)の主演を務め俳優として本格的に活躍。2019年ソロとして歌手活動を再開しツアーを開催。23年には『第74回NHK紅白歌合戦』に出演。近年の主な出演作に、【舞台】『みんな我が子-All My Sons-』(22)、『子供の事情』(17)、『ラヴ・レターズ』(16)、『青い瞳』(15)、【映画】『祈りの幕が下りる時』(18)、『くじけないで』『少年H』(13)、【ドラマ】『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』(22・Amazon)、『定年オヤジ改造計画』(22・NHK BS)、『DOCTORS 最強の名医シリーズ』(11~23・EX)、『この世界の片隅に』(18・TBS)などがある。
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蓬莱竜太さんの作品には若い方々が多く参加されているイメージがあり、お声掛けいただけたことを嬉しく思っています。初めて拝見した蓬莱作品には世代を超えた人の心の機微が深く刻まれており、観劇後もジワジワと浸食され続けるような〝ジワる〟感覚を味わいました。いただいたプロットを読み、今作もそんな、観た人の心に長く残る作品になるのではないかと期待を膨らませています。
役柄は長澤まさみさんと松島聡さん姉弟の母・朋恵とのこと。近年、特に演劇でいただくお役はエネルギッシュと言えば聞こえが良いのですが、何故か強烈でエキセントリックな女性が多く、今回もそこに連なるキャラクターになるかどうか……はまだわかりません(笑)。けれど日本の社会、そこに潜む歪みにも迫るドラマになる予感もしているので、蓬莱さんが届けて下さる戯曲を楽しみに待ちたいと思っています。
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蓬莱竜太 コメント
世界には夫婦の物語が無数に溢れていますが、新たな挑戦としてまだ言葉が見つかっていないような男女の関係を自分なりに描きたいと思っています。多分甘くない話です。だけど力のある作品にしたいです。
長澤まさみさんとは数年前に一人芝居の企画でご一緒して以来です。非常にタフさが必要な稽古でしたが、作品に真っ向からぶつかる姿勢や眼差し、自分と戦っているような在り方がとても印象的でした。立ち姿の美しい役者さんだと思っています。
森山未來さんは知り合ってから随分と年月が経ちますが、仕事をするのは初めてです。才能があらゆる方向に伸びている彼ですが、彼の核のようなものを探して、触れることが出来たらと思っています。未來くんの感性と融合しつつ演劇を造れることは大きな刺激です。
二人のタッグが強力で素晴らしいことは既に立証されていますが、だからこそ新しい関係性の二人をお見せすることが出来たらと思っています。「夫婦」の二人を楽しみに劇場にお越しください。
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