Bunkamura Production 2024 ハザカイキ

[チケット料金]

S:¥12,000 A:¥9,500 (税込・全席指定)

[公演日程]

2024/3/31(日)~4/22(月)

公演日程表

【鑑賞サポートを実施いたします】
☆:バリアフリー字幕のタブレット貸し出し ♪:音声ガイドの貸し出し

Bunkamura Production 2024
ハザカイキ

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[ 会場 ]

東京都新宿区歌舞伎町1-29-1 東急歌舞伎町タワー6階

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    INTRODUCTIONみどころ

    異才・三浦大輔が3年ぶりの新作でTHEATER MILANO-Zaに初登場!
    長年温めてきた時代の価値観の変容に踊らされる人々を描く問題作をついに上演!

    鋭い感性とリアルを追求した演出で、現代の若者の生態と人間の本質を描き、賛否渦巻く衝撃作が代名詞ともいえる三浦大輔。Bunkamuraシアターコクーンには、2015年にブラジルの作家ネルソン・ロドリゲスの代表作『禁断の裸体』の演出で初登場。18年には舞台では実に4年ぶりとなる書き下ろし作品『そして僕は途方に暮れる』(23年には映画化)で、妥協をゆるさないリアリズムの追求とエロスや暴力シーンのない新境地を切り開き高い評価を得ました。21年の新作『物語なき、この世界。』では、従来の劇的な展開を一切排除し、都合よく物語を昇華させない作劇で多くの観客の心を揺さぶり、新たな手腕を発揮しました。ダメ男を描きながら、更生するでもなく、断罪するわけでもなく、その姿を残酷なまでにリアルに描いていく三浦作品。本能的な欲求に対してとんでもない行動をとる、みっともなく情けない姿こそが滑稽で人間らしいと、観劇後に胸に残ります。

    過去3回のシアターコクーンでの演出経験、映画監督としてのキャリアも積み上げた三浦による3年ぶり待望の新作は、『ハザカイキ』と題し、“時代の価値観の変容に踊らされる人々”を描きます。芸能界を舞台に、マスコミとタレントという特殊な関係の中、現代に振り回されながら葛藤し続ける人間たちの揺らぎを、三浦独自の視点で浮き彫りにする会話劇です。リアルで繊細な人物造形と人間関係、湿度と温度を感じさせる会話など三浦の真髄はそのままに、よりシンプルに力強くエンターテインメントに昇華させていく、その手腕に注目が集まります。

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    主演は三浦大輔と初タッグを組む丸山隆平
    勝地涼、恒松祐里、風間杜夫と豪華キャストが集結!

    主演を務めるのは、アーティストとしてはもちろん、俳優としてもドラマ・映画・舞台で活躍する丸山隆平。2022年にはミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』で性別を超えたドラッグクイーン、『パラダイス』では詐欺グループのリーダーと全く違ったキャラクターを演じ舞台俳優としての新たな一面を披露しました。丸山が初タッグとなる三浦の劇世界をどのように生きるのか、期待が高まります。

    共演は、ドラマ・映画・舞台で八面六臂の活躍を見せる実力派・勝地涼、近年話題作への出演が相次ぎ今最も注目を集める若手俳優・恒松祐里、ミュージカルからアングラまで幅広い作品に出演する演劇界の重鎮・風間杜夫

    さらに、ミュージカル『ヘドウィグ~』で丸山と息の合った演技で作品に厚みをもたらしたさとうほなみ、ピン芸人として活動する九条ジョー、三浦作品には欠かせない米村亮太朗、AKB48の2代目総監督を務め21年の卒業後は俳優として活動する横山由依、元宝塚歌劇団トップスターで退団後も多彩な存在感を放つ大空ゆうひと様々なジャンルで活躍する豪華俳優陣が、三浦が創り出す一筋縄ではいかない人間関係の新たな有様を体現します。

    STORYあらすじ

    芸能記者である菅原裕一(丸山隆平)が担当することになった、国民的人気タレントの橋本香(恒松祐里)と人気アーティスト・加藤勇(九条ジョー)の熱愛疑惑。リークしたのは、香の友人・野口裕子(横山由依)。
    香の父・橋本浩二(風間杜夫)は人気俳優であったが、芸能事務所の社長となり、いまは香のマネージャーの田村修(米村亮太朗)とともにマネージメントをしている。香がまだ幼い頃に、不倫をスクープされ芸能界から姿を消した自身の経験を元に、香にはスキャンダルを起こさないよう諭している。マンションから出てきた香を追い、菅原が入ったスナックには浩二と離婚した香の母・智子(大空ゆうひ)がいた。
    菅原には同棲している恋人・鈴木里美(さとうほなみ)と、親友・今井伸二(勝地涼)がいる。菅原は里美との生活に安らぎを得、今井と会うときには仕事の愚痴を話したり、ごく普通に過ごし、そんな生活が今後も続くと信じていたが、実は二人は菅原の仕事を快く思ってはいなかった。
    ある日勇がとある不祥事で芸能界を追放され、事態が急変する。勇との熱愛をスクープされた香にも芸能人としての存続の危機が訪れ、菅原も芸能記者として最悪の事態に陥る……。

    PLAYWRIGHT & DIRECTOR作・演出

    • 作・演出
      三浦大輔

      早稲田大学演劇倶楽部を母体として、1996年に演劇ユニット「ポツドール」を結成。以降、全本公演の脚本・演出をつとめる。2006年『愛の渦』で、第50回岸田國士戯曲賞受賞。2010年、ドイツで行なわれたTHEATER DER WELT(世界演劇祭)に招聘され、『夢の城』を初の海外公演として実施。その後も数々の海外演劇祭に参加し、高い評価を得ている。映画の脚本・監督も務めるなど活躍の場は広い。近年の主な作品に【舞台】『裏切りの街(再演)』(22・作・演出)、『物語なき、この世界。』(21・作・演出)、『そして僕は途方に暮れる』(18・作・演出)、『娼年』(16・脚本・演出)、『禁断の裸体』(15・演出)、【映画】『そして僕は途方に暮れる』(23・原作・脚本・監督)、『娼年』(18・脚本・監督)、『何者』(16・脚本・監督)、『裏切りの街』(16・原作・脚本・監督)、『愛の渦』(14・原作・脚本・監督)などがある。

      コメント

      三浦大輔 コメント

      この作品では、芸能界、マスコミという特殊な世界を舞台に、時代に振り回されながら葛藤し続ける人間たちを描きます。昨今、人は自分が犯した罪に対して、本来は謝る対象ではない世の中に向けてその意を伝えなければいけません。得体の知れない“世間”の顔色を常にうかがいながら生きる時代――このテーマ自体は6年以上前から考え続けてきましたが、いろいろな時期を経て、独自の視点も見つかり、やっと実現化するタイミングがやってきました。ただ構想を思いついた時よりも、ここまで時代にフィットしてしまう展開は、正直、予想外でしたが、これは生である演劇にとって「強み」と捉えています。
      タイトルの『ハザカイキ(端境期)』は、物事の入れ替わりの時期を表す言葉です。人間関係において、早急なアップデートが求められる過渡期だからこその新鮮なアングル、新感覚の人間ドラマを浮かび上がらせたい……何かを問題提起する気も、自分の価値観を押し付けるつもりもなく、この「変容」に揺れ動いている人間模様をありのままに描きたい。
      作劇/演出としては、肉体的な動きを重視していたこれまでの作風から抜けて、会話劇に重点を置くことになりそうです。対話で浮き彫りになる価値観のズレ、すり合わせ、そこにこそ、まさに今の“人間”が見えてくるはずです。
      “問題作”と銘打った本作は、人が人に謝り、人が人を赦すことに関しての物語です。

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    CAST出演者

    • 丸山隆平

      丸山隆平

      プロフィール

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      丸山隆平 プロフィール

      2004年に関ジャニ∞のメンバーとしてCDデビュー。以降、個性あふれる楽曲を次々と発表している。音楽活動のほか、バラエティ、情報番組の司会など多岐に渡って活躍し、俳優としても、ドラマ・映画・舞台とジャンルを問わず高い評価を得ている。現在『関ジャム完全燃SHOW』(EX)、『SUPER EIGHTのあとはご自由に』(CX)、『ありえへん∞世界』(TX)にレギュラー出演中。近年の主な出演作に、【舞台】『パラダイス』『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(22)、『泥棒役者』(18)、『マクベス』(16)、【映画】『泥棒役者』(17)、『エイトレンジャー2』『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』(14)、【ドラマ】『着飾る恋には理由があって』(21・TBS)、『大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~』(20・WOWOW)、『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~』(19・TX)、『誘拐法廷~セブンデイズ~』(18・EX)、『地獄先生ぬ~べ~』(14・NTV)など。

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      丸山隆平 コメント

      一人の人物の心の揺れや動きをこれでもかと生々しく切り取り、人間同士のリアルな関係性を浮かび上がらせ、かつエンターテインメントである――『娼年』、『愛の渦』、『何者』、『そして僕は途方に暮れる』、『物語なき、この世界。』などなど、三浦さんが監督された映画や舞台を、これまで僕は何本も拝見してきました。観客としてそのリアリスティックな世界に驚かされながら、「いつか挑戦してみたい」と願っていた舞台にこうして出演が叶い、身が引き締まる思いです。今回僕が演じる役は “芸能記者”。人間という不安定な生き物がどうこの役に息づいていくのか、そして自分がどう構築していくのかまだ予想もついていません。ですが、大変興味深く、掘り下げ甲斐のある物語になる予感が既にしています。

      風間杜夫さん、勝地涼さんをはじめ、初めて舞台でご一緒する方も多く、新しい現場は毎回が入学式のような気持ち。ワクワクとドキドキ、新しいときめきに溢れていますし、座組みを眺めただけでも、演劇見巧者の方も、そして初めて舞台をご覧になる方にとっても、間違いなく見応えのある舞台になる確信があります。お芝居は映像とは違って、観客の皆さん一人ひとりが自分で好きなようにカット割ができる表現でもあります。舞台の上で生きている人間の数だけ人生がどんどん動いていきますので、端から端まで、前のめりで隈なく見つめていただけると嬉しいですね。そんなお客様をお迎えするために僕たちも、新宿歌舞伎町のTHEATER MILANO-Zaに、情報量のぎゅっと詰まった濃密な空間をつくり上げたいと思っております。

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    • 勝地涼

      勝地涼

      プロフィール

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      勝地涼 プロフィール

      2000年『千晶、もう一度笑って』で俳優デビュー。05年、映画『亡国のイージス』で第29回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。映画・ドラマ・舞台とジャンルを問わず数多くの作品で幅広い役柄を演じ分ける実力派俳優として活躍している。近年の主な出演作に、【舞台】『ビートルジュース』『夜叉ヶ池』(23)、『世界は笑う』(22)、『いのち知らず』(21)、『ゲルニカ』(20)、『空ばかり見ていた』(19)、【映画】『ネメシス 黄金螺旋の謎』(23)、『アンダードッグ』『サイレント・トーキョー』(20)、【ドラマ】『忍者に結婚は難しい』(23・CX)、『となりのチカラ』(22・EX)、『ドクターホワイト』(22・CX)、『ネメシス』(21・NTV)、『志村けんとドリフの大爆笑物語』(21・CX)などがある。

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      勝地涼 コメント

      三浦さんとは、『SOUL TRAIN』(2006年)という映像作品でご一緒して以来です。気づけば約20年前ですが、当時脚本と監督を手がけられていた三浦さんがある場面の撮影で、モニターを眺めながら密かにニヤニヤしていた表情を鮮烈に覚えています。ごく普通の、なんの変哲もない場面でしたけれど、その顔を見た瞬間……「この人きっと変態だな。すごく好きだな!」と信頼度がアップしたんです。その後も継続していろいろな作品を拝見し、劇場で会えばご挨拶もしていましたし、こうしてやっと舞台でご一緒できることがとても嬉しく、THEATER MILANO-Zaという新しい劇場に立てることも幸せで、参加できる喜びを噛み締めています。

      丸山隆平さんとは昨年、バラエティ番組で初めてご一緒させていただきました。メンバーの皆さんとお芝居をした際、不思議と「演劇の匂いがするグループだな」と感じたんです。そして丸山さんがこちらの気持ちを瞬時に読み取って反応してくださったことも印象深い出来事で、「いつか舞台でご一緒したい」と思っていたので、願いがこんなに早く叶うとは……と驚いています。そして、とにもかくにも、映像でしか共演したことのない風間杜夫さんと同じ板に立てることに武者震いしております。あの瞬発力、立っているだけで漂う色気、そして狂気。演劇の神様と芝居ができることが、今から楽しみで仕方ありません。座組みには初めてご一緒させていただく方々も多く、新しい刺激をいただけるのではないかと、稽古スタートに今からワクワクしています。

      現代性を帯びた三浦さんの作品には、人間のドロッとした部分も出てくるのではないかと予測しています。僕自身もすごく楽しみな最新作、ぜひ劇場でご覧ください。

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    • 恒松祐里

      恒松祐里

      プロフィール

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      恒松祐里 プロフィール

      2005年にドラマ『瑠璃の島』で子役としてデビューし、09年に『キラー・ヴァージンロード』で映画デビュー。19年の映画『凪待ち』でおおさかシネマフェスティバル2020新人女優賞を受賞。数多くの話題作に出演し、今最も注目を集める若手俳優として躍進している。近年の主な出演作に【舞台】『パラサイト』(23)、『ドン・ジュアン』(19)、【映画】『Gメン』(23)、『きさらぎ駅』(22)、『タイトル、拒絶』『スパイの妻<劇場版>』『酔うと化け物になる父がつらい』『シグナル100』(20)、【ドラマ】『ミワさんになりすます』(23・NHK)、『御手洗家、炎上する』(23・Netflix)、『リバーサルオーケストラ』(23・NTV)、『今際の国のアリス シーズン2』(22・Netflix)、『ザ・トラベルナース』(22・EX)、『全裸監督 シーズン2』(21・Netflix)などがある。映画『コットンテール』が3月1日公開予定。

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      恒松祐里 コメント

      リアルな人間の姿を浮き彫りにするような描き方やドキッとするようなセリフ……以前から様々な作品を拝見し、「驚くような感性をお持ちの方だな」と感じていた三浦さんの舞台に参加できることが、とにかく今、とても楽しみです。今回私は「橋本香」という、好感度調査で1位を誇るような“国民的人気タレント”を演じることになりました。彼女は、とあるリークでマスコミのかっこうの餌食となり、執拗なまでに追われることになってしまい――芸能界やメディアを背景に、その関係性も描き出す舞台と伺っていますが、ここまで自分が普段生きている世界に近い役柄を演じるのは初めてのことですし、「近い」からこその役づくりもできるのではないかと思います。そして、知っている世界だからこそ悩む場面も、おそらく出てくると予測しています。

      今回の座組みは“初めまして”の方ばかり。いろいろな作品で拝見している先輩方の演技を、間近で勉強できることにも身が引き締まる思いがします。皆さんとご相談しながら、どんどん深掘りしていくことに、今からとてもドキドキワクワクしています。また今年の夏に舞台『パラサイト』で立たせていただいたばかりの新しい劇場、THEATER MILANO-Zaに再び出させていただくことにも、大きな喜びがあります!

      三浦さんが描かれる特殊な世界――だからこそ見えてくるさまざまな存り様が、どんな言葉で、どんな状況で、どんな場面で描かれていくのか。今はまだ想像もつきませんが、早くその世界に飛び込みたい、早く登場人物たちの運命を知りたい!と、期待に胸をふくらませております。どうぞ初日を、楽しみにお待ちください。

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    • さとうほなみ

      さとうほなみ

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      さとうほなみ コメント

      ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』での共演以来、絶対的な信頼を寄せる丸山隆平さん、そしてさまざまなジャンルから集結されたキャストの皆様と同座することに心躍っております。2年前、三浦さんが監督されたオムニバスドラマへ出演したこともあり、再びご一緒できることも大きな喜び……!リアルな現実と、観客をあっと驚かせる趣向を並走させる――私の目から見る三浦さんは、いわば“現実主義のドリーマー”。前回の舞台『物語なき、この世界。』でも、登場人物たちが口々に「物語について語る」フィクション性の高い設定と、こちらに刺さってくるリアリティある台詞が同居し、絶妙なバランスを実現していました。今回、三浦作品にずっとご出演されている米村さんと演出家のやりとりを稽古場で見られるのも、演劇好きとして贅沢な経験となりそうですし、思いきり楽しみながら、『ハザカイキ』の世界に飛び込みたいです。

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    • 九条ジョー

      九条ジョー

      コメント

      九条ジョー コメント

      昨年コンビを解消し、漫才から逃れ、お笑いを辞めようと思っていた矢先、たまたま三浦さんの『娼年』を鑑賞させていただきました。沈んだ心にそっと寄り添うわけでもなく、稀有な人間の有り様を露呈して エンドロールが流れた後に、味わったことのない歪力が 心を侵蝕していたのを今でも鮮明に覚えています。

      時が経ち、去年の2月からピン芸人として 活動を再開してから今に至り、今までより更にジャンルレスに 活動の幅を広げたいと思っていた矢先、今回のお話をいただいて、それがまさかあの日、あのタイミングで鑑賞した映画の監督である 三浦さんに抜擢していただけることになるなんて、夢にも思わなかったです。

      人生とは不思議なものです。何気ない日常の点と点がある日突然繋がって線になる。今年で30歳になることや、ピン芸人として1年間奔走したタイミングで この作品に携われることが、紛れもなくボクの「ハザカイキ」になるんだと、オファーをいただいた時に確信しました。(今までの人生の点を全て繋げてみたら不思議と カタカナのハザカイキになっておりました滝汗夢泣米笑)

      そして各界を代表する 錚々たる出演者の皆さまの中に、お笑い芸人を代表して参加させていただけるのが 怖くもあり楽しみでもあります。どうしてボクが選ばれたのか。どうしてこの内容なのか。これからどうしていくのか。あらすじや配役を熟考して、他の誰にも出来ない、ボクだけの加藤勇を演じられたらなと思っております。

      初日から千秋楽まで。全力全身全霊で挑みます。この作品を鑑賞し終わった誰かの。「ハザカイキ」になりますように。ぜひ劇場へお越しくださいませ。何卒宜しくお願いいたします。

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    • 米村亮太朗

      米村亮太朗

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      米村亮太朗 コメント

      前回シアターコクーンで上演された『物語なき、この世界。』は、メタ的な視点で作家の思考、頭の中を覗くような新感覚に溢れ、三浦大輔の新境地と言える舞台でした。同作に続けて、長年劇団員として創作現場をともにする彼の最新作に参加できることには、やはり大きな喜びがあります。既存のストーリーテリングではなく、演劇の枠組みを改編/拡張するような、驚きの着眼点こそが三浦作品の真骨頂。「謝罪」をテーマに描くということには、劇作家・演出家としての時代との向き合い方が浮き彫りになるでしょうし、ある種の意思表明も見えてくるでしょう。クリエイターとしての現在地が色濃く反映される作品に期待しています。

      芸能界のバックステージを表現する際、そこが嘘くさいとお客様が鼻白むものになってしまう。今まさに何かを目撃しているようなリアルな感覚を立ち上げたいですし、この新しい挑戦に対して、気合を入れて取り組みたいと考えております。

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    • 横山由依

      横山由依

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      横山由依 コメント

      まずは三浦大輔さんの舞台に参加できることが本当に光栄です。三浦さんが監督された映画『娼年』は、当時劇場で見て、あまりの生々しさに「こんな作品があるんだ!」と強烈な印象を受けました。一緒に観に行ったAKB48の先輩と「このまま真っ直ぐ家に帰ってしまったら、気持ちがおさまらない!」と、カフェでお互いの感想をとことん語り合った思い出もあるほど。そんな衝撃作を手掛けた方の作品に出させていただけるなんて……。どんな言葉で演出をされるのか、それをしっかり噛み砕ける自分でいられるのか、今はとにかくドキドキしています。おそらく、自分が出演していなかったとしても絶対に観に行きたい、興味深い切り口の舞台になる予感に溢れています。THEATER MILANO-Zaに立たせていただくのも初めてで、また、初対面の方ばかりの座組みの皆様と、ゼロから関係性をつくっていく創作現場も新しい体験ばかり。来てくださったお客様がどんなことを感じながら帰っていかれるのか今は未知数ですが、どうぞ期待値を上げてご来場ください。

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    • 大空ゆうひ

      大空ゆうひ

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      大空ゆうひ コメント

      世界、時代をどう見ているかは人それぞれで、その人の目というフィルターによって全然違うのだなと、常々感じているのですが、三浦さんの見ている世界はとても純粋で人間が滑稽だけど愛おしくもあって…

      三浦さんのフィルターを信頼できるし、その世界観の中に身を置いてみたいと思いました。

      年齢的にもハザカイキ。今の時代の変容に対応する部分と、昭和の良さを懐かしむ私もいて、流れに乗るだけでスーッと行ける世代じゃないんですね。時代の変化、時代の価値観に翻弄される人々、ささります。

      三浦さんとは同世代。今の時代をどう表現されるのか体感するのが楽しみです。

      ちょっと、いやかなり緊張してると思いますが…頑張ります!

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    • 風間杜夫

      風間杜夫

      プロフィール

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      風間杜夫 プロフィール

      子役として活躍後、1977年よりつかこうへい作品で人気を博し、数多くのつか作品に出演。映画・ドラマに加えて落語にも挑戦している。文化庁芸術祭賞演劇部門大賞、読売演劇大賞最優秀男優賞、紫綬褒章受章、菊田一夫演劇賞大賞、毎日芸術賞を受賞。近年の主な出演作は、【舞台】『少女都市からの呼び声』『バンズ・ヴィジット』(23)、『青空は後悔の証し』(22)、『泥人魚』『ベンガルの虎』『帰ってきたカラオケマン』『白昼夢』『セールスマンの死』(21)、『女の一生』(20)、『黒白珠』『唐版 風の又三郎』(19)、【映画】『浅草キッド』(21)、『アンダードッグ』(20)、【ドラマ】『アトムの童』(22・TBS)、『拾われた男』(22・NHK/ディズニープラス)、『今度生まれたら』(22・NHK BSプレミアム)などがある。

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      風間杜夫 コメント

      2年前にシアターコクーンで上演された『物語なき、この世界。』は、三浦さんの作品が持つ独特の語り口にグイグイと魅了されました。なので今回お声がけいただき、「ぜひやらせてください」と即答し、新しい体験に期待が膨らんでいます。今の時代を驚きの手法であぶり出していく三浦さんの作劇術、ドラマツルギーを体感できる稽古場に足を踏み入れることにもワクワクしていますし、彼の演出を受けることも、半分怯えながらも役者として胸躍るものがあります。丸山さんはじめ初顔合わせの方も多く、そこからも大いなるインスピレーションをいただけるでしょう。また、映像作品で親子役を演じたことがある勝地涼くん、8年前にアリエル・ドーフマンの『死と乙女』でご一緒した大空ゆうひさんと久々にお会いできることも、今からとても楽しみです。

      2023年は、ミュージカルにも出演し、テント芝居にも出ました。その合間を縫ってライフワークである一人芝居で全国を巡り――自分でこんな言い方はおかしいのですが、何にでも好奇心を持ってかじりつきながら、“節操のない”役者人生を送らせていただいております。元々学生演劇からスタートし、舞台が好きでこの世界に入り、役者人生は今年で52年となりました。年齢を考えるとあと何年このペースで仕事ができるか分かりませんし、人の一生が4幕ものの芝居だとしたら、もう最後のカーテンコールに向かっている段階じゃないでしょうか。今まで以上に1本1本の舞台が大切になる年代に突入した今、冒険心を持って向かえる舞台は貴重です。ありがたさしかありません。ベテランと言われる年齢になってもなお「奮闘」する姿を、ぜひご覧ください。

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