COCOON PRODUCTION 2023『ガラスの動物園』『消えなさいローラ』

COCOON PRODUCTION 2023『ガラスの動物園』『消えなさいローラ』

チケット料金

¥10,000 (税込・全席指定)

公演日程

2023年11月4日(土)~11月21日(火)

公演日程表

「ガラスの動物園」上演後、休憩を挟んで「消えなさいローラ」を上演いたします。

  • 消えなさいローラ」は二人芝居です。尾上松也は全ステージ出演し、相手役が日替わりとなります。
    ○=吉岡里帆 ●=和田琢磨 ★=渡辺えり
  • 「ガラスの動物園」は全ステージ4名とも出演します。
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会場 : 紀伊國屋ホール

東京都新宿区新宿3-17-7
紀伊國屋書店新宿本店4F

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    INTRODUCTION

    みどころ

    不朽の名作と、その後日譚を描いた不条理劇
    世界初の二本立て上演

    演出は、劇団3〇〇の主宰、演出家、劇作家、女優、歌手として卓越したパワーで活躍し続ける渡辺えり
    渡辺が演劇を志すきっかけにもなったという憧れの作品である、テネシー・ウィリアムズの出世作『ガラスの動物園』と、別役 実がその後日譚として書いた『消えなさいローラ』の世界初となる二本立て上演に挑みます。

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    『ガラスの動物園』の物語の進行役でもあり、閉塞感を感じながら現状からの脱却を夢見る文学青年の弟・トムを演じるのは、今最も注目される歌舞伎俳優であり、舞台や映像、バラエティなどでもその才能を発揮する尾上松也。2020年に渡辺と『消えなさいローラ』で共演、絶大なる信頼を得て、再びのタッグとなります。極度に内気でガラス細工の動物たちと古いレコードだけを心のよりどころとする姉・ローラ役は、温かさと芯の強さを併せ持ち、繊細かつ誠実な演技力で映像から舞台まで様々な役を演じ分ける吉岡里帆。高校時代にローラが恋心を抱いていた人物であり、一家の夕食に招かれてやってくる青年・ジムは、ミュージカル、ストレートプレイを問わず、ジャンルの幅を広げながら舞台を中心に活躍する和田琢磨が演じます。渡辺えりは、自身が生涯で一度は演じてみたかったという、華やかな過去の想い出の中で生き、自分の考えが正しいと信じて疑わない口うるさい母・アマンダを演じます。

    『消えなさいローラ』では、家を飛び出して行ったトムを母とともに待ち続けるローラ役を吉岡、和田、渡辺の三名が日替わりで演じます。彼女を突然訪ねる葬儀屋と名乗る“男”役の松也を相手に二人芝居を繰り広げます。

    二本立てで上演することで、双方の作品の深部により強い光を当て、“夢を見ることを忘れないでほしい”という現代のすべての人へ向けた渡辺の想いとともに、性別や年齢を超えた、切なくもロマンチックな公演をお届けします。
    どうぞご期待ください。

    STORY

    あらすじ

    『ガラスの動物園』

    舞台は⼤恐慌時代1930年代のアメリカ中南⻄部、セントルイス。
    華やかな過去の想い出の中で⽣き、⾃分の考えが正しいと信じて疑わない⼝うるさい⺟・アマンダ、脚が悪く極度に内気でガラス細⼯の動物たちと古いレコードだけを⼼の拠り所とする姉・ローラ、そんな⺟と姉に閉塞感を感じながら現状からの脱却を夢みる⽂学⻘年の弟・トム。裏さびれたアパートでウィングフィールド⼀家はそれぞれに窮屈な思いを抱えながらも、つましく暮らしていた。
    ある⽇、ローラの現状に危機感を抱いていたアマンダは、男性との出会いの機会を与えるため、トムに職場の同僚を⼣⾷に招くように頼む。⼀家の元に訪れたジムは⾼校時代ローラが恋⼼を抱いていた⼈物で、⼀家に明るい変化が起こったように⾒えたが…。

    『消えなさいローラ』

    家を捨て、セントルイスを⾶び出していった弟のトムが帰ってくるのを、⺟とともに姉のローラは待ち続けていた。
    そこへ突然、葬儀屋と名乗る男がやってきて…。名作『ガラスの動物園』の後⽇譚を描く⼆⼈芝居。

    STAFF

    作・演出

    • 『ガラスの動物園』

      テネシー・ウィリアムズ 翻訳田島 博

    • 『消えなさいローラ』

      別役 実

    • 上演台本・演出渡辺えり

      高校生だった16歳の時に山形県民会館で観て号泣し、演劇の道に進もうと決意した「ガラスの動物園」と、その後日譚を書いた別役実さんの「消えなさいローラ」を同時に演出できる日が来た。「ガラスの動物園」に影響を受けた劇作家は多く別役さんもその一人だが好きすぎて続きを書いてしまった。国を超え時を超え生き続けるローラの孤独は平和を待ち続ける。死にきれない死者たちの祈りでもある。ユーモアにあふれる切なく、過激でロマンチックな作品にしたい。

    CAST

    出演者

    • 尾上松也

      1985年1月30日生まれ。東京都出身。1990年5月、『伽羅先代萩』の鶴千代役にて初舞台を踏み、以降、数々の役を演じ高く評価をされる一方で、歌舞伎以外にも映画やドラマにミュージカルと活躍の場は広がっている。近年の主な出演作として、【舞台】新作歌舞伎『刀剣乱舞-月刀剣縁桐-』、新作歌舞伎『ファイナルファンタジーX』(23)、【映画】『すくってごらん』(21)、【ドラマ】『女神(テミス)の教室』(23・CX)、『親愛なる僕へ殺意をこめて』『やんごとなき一族』(22・CX)、『鎌倉殿の13人』(22・NHK)、『ミステリと言う勿れ』(22・CX)など。8月25日には映画『Gメン』の公開を控えている。

    • 吉岡里帆

      1993年1月15日生まれ。京都府出身。2015年NHK連続テレビ小説『あさが来た』で注目を浴び、以降、数多くの映画・ドラマに出演。近年の主な出演作として、【舞台】『スルメが丘は花の匂い』(22)、『狐晴明九尾狩』『白昼夢』(21)、【映画】『アイスクリームフィーバー』(23)、『島守の塔』『ハケンアニメ!』(22)、【ドラマ】『ガンニバル』(prime video・22)、『しずかちゃんとパパ』(NHK・22)、『レンアイ漫画家』(CX・21)など。9月10日にWOWOW 連続ドラマW『落日』、10月10日にカンテレ・フジテレビ系主演ドラマ『時をかけるな、恋人たち』が放送スタート。8月25日には映画『Gメン』、10月13日には映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』、12月1日には映画『怪物の木こり』の公開を控えている。

    • 和田琢磨

      1986年1月4日生まれ。山形県出身。2011年にミュージカル『テニスの王子様』で6代目手塚国光役を好演し、以降2017年『刀剣乱舞』など話題作に多数出演し、人気を集める。近年の主な出演作として、【舞台】『逃亡』『仁義なき幕末』『鋼の錬金術師』(23)、『薔薇王の葬列』(22)、『アンダースタディ』『首切り王子と愚かな女』(21)、『PSYCHO-PASS』シリーズ(20)、【映画】『仁義なき幕末~龍馬死闘編~』(23)、『腐男子バーテンダーの嗜み』(22)『劇場版ほんとうにあった怖い話2020 呪われた家』(21)、【ドラマ】『天才てれびくん』ドラマパート(23・NHK)『あいつが上手で下手が僕で シーズン2』(23・AX)、『コールドゲーム』(21・CX)など。

    • 渡辺えり

      1955年1⽉5⽇⽣まれ。⼭形県出⾝。舞台芸術学院、⻘俳演出部を経て、1978年に「劇団3○○」を旗揚げ。⼩劇場ブームを牽引する。現在は「オフィス3◯◯」主宰。劇作・演出・俳優として活動し、多くの話題作を発表。早川⽂庫より『ゲゲゲのげ・瞼の⼥』『光る瞬間・⽉夜の道化師』『天使猫・⽉に濡れた⼿』、毎⽇新聞で連載中の『⼈⽣相談』が発売中。
      ⽇本劇作家協会会⻑を経て現在は評議員を務める。舞台のみならず、ドラマ、映画、執筆活動等、各分野で活躍の場を広げている。映画『Shall We ダンス︖』では⽇本アカデミー賞最優秀助演⼥優賞を受賞。他多数の受賞歴を持つ。歌⼿としてもライブ活動を展開。近年の主な出演・演出作として、【舞台】『三婆』『喜劇 老後の資金がありません』(23)、『ぼくらが非情の大河をくだる時~新宿薔薇戦争~』(22/演出)、『私の恋人beyond』(22)、【ドラマ】『女系家族』(21・EX)など。

    ミュージシャン

    • 川本悠自コントラバス

    • 会田桃子ヴァイオリン

    • 鈴木崇朗バンドネオン