十二人の怒れる男

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    Introductionみどころ

    法廷劇の金字塔が登場!
    白熱する議論の行方は?屈指の俳優陣が挑む傑作

    シアターコクーンが海外の才能と出会い、新たな視点で挑む演劇シリーズDISCOVER WORLD THEATRE第9弾として、法廷劇の金字塔『十二人の怒れる男』を上演します。原作はアメリカの脚本家レジナルド・ローズが陪審員を務めた実体験をもとに描いたテレビドラマで、数々の賞を受賞したヘンリー・フォンダ主演の映画版(1957年)が広く知られるほか、筒井康隆、三谷幸喜など、日本の作家・劇作家たちにも多大な影響を与えてきた作品です。

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    シアターコクーンでは2009年、当時の蜷川幸雄芸術監督による演出で上演。日本初の裁判員制度が始まった年というタイミングも相まって高い注目を集め、好評を博しました。ある少年による殺人事件の陪審員として集められた12人の男たち。誰もが有罪だと確信していた裁判に一人の男が異議を唱えたことから、議論が白熱していきます。
    演出を手がけるのは、シリーズ初登場のリンゼイ・ポズナー。演劇、オペラ、テレビドラマなど幅広く活躍する英国人演出家で、演出作『死と乙女』初演にて英国最高の演劇賞ローレンス・オリヴィエ賞に輝いた実力派です。当シリーズ『るつぼ』『民衆の敵』では弱さも含めた人間くささを体現し高い評価を得た堤真一が、映画でヘンリー・フォンダが演じ、議論の発端となる陪審員8番に扮するほか、日本屈指の俳優たちが一堂に会して緊迫の会話劇に挑みます。12人の男たちによる手に汗握るディスカッション・ドラマのスリルと興奮を、存分にご堪能ください。

    Story物語

    蒸し暑い夏の午後、一人の少年が父親殺しの罪で裁判にかけられる。
    無作為に選ばれた十二人の陪審員たちが、有罪か無罪かの重大な評決をしなければならず、しかも全員一致の評決でないと判決はくだらない。
    法廷に提出された証拠や証言は被告である少年に圧倒的に不利なものであり、陪審員の大半は少年の有罪を確信していた。
    予備投票が行われる。
    有罪11票、無罪1票。
    ただ一人無罪票を投じた陪審員8番が発言する。
    「もし、我々が間違えていたら…」
    陪審員室の空気は一変し、男たちの討論は次第に白熱したものになっていく…

    Director演出

    リンゼイ・ポズナー

    リンゼイ・ポズナー
    プロフィール

    英国を中心に活躍する演出家。演劇のほかオペラ、テレビ、ラジオドラマも手がける。英国ロイヤル・コート・シアター時代に演出したアリエル・ドーフマン作『死と乙女』ロンドン初演版(1991年)にて英国演劇賞の最高峰、ローレンス・オリヴィエ賞作品賞を受賞。2008年、『屋根の上のヴァイオリン弾き』にて同ミュージカル・リバイバル賞、2010年、アーサー・ミラー作『橋からの眺め』にて同演出家賞にノミネートされている。シェイクスピア、チェーホフ、イプセンなどの古典作品から、デヴィッド・マメット、ヤスミナ・レザ、ハロルド・ピンター、アラン・エイクボーン、サム・シェパード、マイケル・フレイン、テレンス・ラディガンなど、多彩な現代劇作家作品の演出でも定評がある。シアターコクーン『十二人の怒れる男』(2020年)で日本初登場。

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    プロフィール

    Castキャスト

    • 陪審員長(陪審員1番)ベンガル
    • 陪審員2番堀 文明
    • 陪審員3番山崎 一
    • 陪審員4番石丸幹二
    • 陪審員5番少路勇介
    • 陪審員6番梶原善
    • 陪審員7番永山絢斗
    • 陪審員8番堤 真一
    • 陪審員9番青山達三
    • 陪審員10番吉見一豊
    • 陪審員11番三上市朗
    • 陪審員12番溝端淳平
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