2010年9月5日(日)～29日(水)　
東京：Bunkamuraシアターコクーン

2010年10月4日(月)～11日(月・祝)
大阪：シアターBRAVA!

出演：阿部サダヲ、江口洋介、小出恵介、近藤公園、江口のりこ、黒川芽衣、尾上寛之、裵ミョンジョン、伊藤蘭、風間杜夫

ヤクザな世界を舞台に、裏社会に生きる男たちの友情に似た内的抗争の物語を描いた。
抗争の中にあったある組が、抗争を鎮圧し、やがて仲間の粛清に入り、一人の組員を疎外することで仲間意識を高めていく。
ヤクザの世界にとどまらぬ人間の営みの普遍がそこにあると理解し組織を死守しようとする男と、それがヤクザの世界だからと別の世界を求め、そこを離れようとする男。
往年の東映任侠映画を彷彿とさせる濃密な男たちの世界を繊細かつ大胆に描き、話題を呼んだ。

2012年5月4日(金・祝)～27日(日)
東京：Bunkamuraシアターコクーン

出演：堤真一、松雪泰子、小池徹平、荒川良々、倉科カナ、市川実和子、石住昭彦、吉見一豊、清水優、太賀、鈴木伸之、深水元基、浅野彰一、風間杜夫

ギター演奏：村治佳織

前作の跡目争いと抗争を繰り広げた＜志波崎組＞。その抗争の余波が招いた新たな争いが描かれていく。 己の命を懸けてでも"任侠"の価値観を貫く男たちと、彼らに翻弄される女たち。懸命に生きる男女の哀愁を描き出し、世界的ギタリスト村治佳織の生演奏がより一層観客を物語の深部へと誘い込んだ。 裏社会の人々の矜持と生きることの悲哀が渾然となり現われる、独特な美しさをたたえた。