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シアターコクーン・オンレパートリー+大人計画 2012

ふくすけ

作・演出 松尾スズキ

2012年8月1日(水)~9月2日(日) Bunkamuraシアターコクーン

ストーリー&キャスト

当代随一の実力派俳優たちが、過激さの裏にある純愛を炙り出す!!

主演は圧倒的な存在感を発揮する古田新太。ホームグラウンドの劇団☆新感線で見せる攻めの顔とは異なる、周囲に翻弄され常に蚊帳の外を生きる男・エスダヒデイチの悲哀をどう演じるか、期待が高まります。異形のダークヒーローとして祭り上げられていく『フクスケ』は、阿部サダヲ。観客を一瞬でさらっていく得難い個性が発揮されることは間違いありません。そして、「農業少女」(10年/作:野田秀樹 演出:松尾スズキ)で鮮烈な初舞台を飾り、一躍注目を集める舞台女優となった多部未華子が、物語に低通する思想を担うフタバ役に挑戦します。作・演出の松尾スズキは、不気味さと哀しさを纏う黒幕、ミスミミツヒコ役で登場し、作品世界に深みを増します。更に、オクイシュージ、小松和重、皆川猿時、江本純子など濃厚な松尾ワールドを体現する刺激的な俳優が集結。
そして、今や日本を代表する女優である大竹しのぶが、狂気の主婦ヒロイン・マスに、まさかのキャスティング!!彼女の負のエネルギーが物語を牽引し、劇世界を誰も見たことがない世紀末に誘います。
観客は大竹しのぶによって、このヒリヒリする純愛物語に身を委ねることになるでしょう。

ストーリー

「生まれてこない方が良かった時、人はどう生きるか。
それでも宗教も未来も来世も信じる事が出来ない時、人はどう生きるか!」

冴えない中年男、エスダヒデイチ【古田新太】と、精神のバランスを崩し告訴魔となってしまった妻マス【大竹しのぶ】。ある日行方不明になったマスを、ヒデイチは14年も探し続けている。ヒデイチの協力者であるホテトル嬢のフタバ【多部未華子】の伝手で自称ルポライター・タムラタモツ【皆川猿時】から、マスは歌舞伎町にいるらしい、と情報を得たヒデイチは上京を決意する。

とある病院の怪しい警備員コオロギ【オクイシュージ】は盲目の妻サカエ【平岩紙】に歪んだ愛情を抱き、サカエはコオロギを献身的に愛していた。そんなある日、コオロギの勤める病院に一人の奇形児が入院することになり。

テロリストであるコズマ三姉妹【小松和重、江本純子、宍戸美和公】は、食うや食わずの境遇から歌舞伎町の風俗産業で一発当てて、飛ぶ鳥落とす勢い。ひょんなきっかけでマスと出会い、生み出した<一度死んで生まれなおすゲーム>輪廻転生プレイが大ヒット。裏社会に影響力を持ち、政界にまで進出しようと企んでいる。

薬剤被害で奇形児として生まれ、長い間製薬会社によって監禁されていたフクスケ【阿部サダヲ】が発見・保護された。彼を監禁していた製薬会社社長ミスミミツヒコ【松尾スズキ】は逃走している。保護されたフクスケの行く末は?ミスミの目的は?

様々な思惑を持った人間たちが『フクスケ』を手に入れようと、悪意と愛情が交錯する―!

~松尾スズキ コメント~

この作品の毒々しさに色気を与えてくれる役者さんたちに演じてもらいたいと思い、今回はこういうキャスティングになりました。最近、中年の哀愁的な魅力がしみ出してきている気がする古田くんには、ふだんとギャップのある役柄を今回はやってもらいたい。阿部の“フクスケ”役は、もはやライフワークかもしれませんね。多部さんは、ここでまた彼女の新しい扉が開けるんじゃないか、と。そして大竹さんはスペシャルな人なんで(笑)、そのままスペシャルな役を演じてほしいです。とにかく久しぶりのシアターコクーンですから、ここはひとつ派手にドンと打ち上げましょう!不景気をふっ飛ばす勢いで予算を使い切りますよ(笑)。だけど、みんなの期待値がすごいじゃないですか。「ふくすけやるんだ、楽しみー」みたいなツイートも見ますし。逆にそういうお客様を「観なきゃ良かった…」みたいな気持ちにするくらいの、ものすごくハジけたものをやりたいですね。

キャスト

古田新太(ふるた あらた)

劇団☆新感線の看板役者。大阪芸術大学在学中に劇団☆新感線「宇宙防衛軍ヒデマロ」(84)に参加。エネルギッシュな迫力ある演技には定評がある。最新公演のいのうえ歌舞伎「シレンとラギ」は、5月~7月にかけて大阪・東京で上演。劇団公演以外に「リチャード三世」(08-09)、「ザ・キャラクター」(09)、「流れ姉妹たつことかつこ~エンド・オブ・バイオレンス~」「たいこどんどん」(11)、「ロッキー・ホラー・ショー」(11-12)など外部の舞台へも積極的に参加している他、自身で企画・出演を務める「鈍獣」(04)、「49日後…」(08)、「印獣」(09)や座長公演「奥様お尻をどうぞ」(11)などもある。活躍の場は広く、バラエティ番組への出演や、コラムニストとして著書に「魏志痴人伝」「柳に風」がある。舞台以外の近年の主な出演作は、映画「十三人の刺客」(10)、「忍たま乱太郎」「毎日かあさん」(11)、ドラマ「専業主婦探偵~私はシャドウ」(TBS・11)、「らんま1/2」(NTV・11)、「とんび」(NHK・12)、「13歳のハローワーク」(EX・12)など多数。

阿部サダヲ(あべ さだを)

92年より大人計画に参加。看板俳優として多く作品に出演し、外部の舞台・テレビ・映画でも活躍、07年の初主演映画「舞妓Haaaan!!!」では日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。またパンクコントバンド“グループ魂”では「破壊」の名前でボーカルを担当し、多才ぶりを発揮している。近年の主な出演舞台は、「朧の森に棲む鬼」「キャバレー」(07)、「女教師は二度抱かれた」(08)、「R2C2~サイボーグなのでバンド辞めます!~」(09)、「シダの群れ」(10)、など。映画では「木更津キャツアイ」(日本シリーズ03・ワールドシリーズ06)、「アンフェア・ザ・ムービー」(07)、「なくもんか」(09)、「太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-」(11)などに出演。今夏から秋にかけて、主演映画「ぱいかじ南海作戦」、「夢売るふたり」が公開予定。また、ドラマでは「タイガー&ドラゴン」(TBS・05)、「アンフェア」(CX・06)、「医龍」シリーズ(CX・06~10)、「マルモのおきて」(CX・11)などに出演、大河ドラマ「平清盛」(NHK・12)が放映中。

多部未華子(たべ みかこ)

05年公開の映画「HINOKIO」メインキャストにオーディションで抜擢され、同年映画「青空のゆくえ」にも出演、第48回ブルーリボン賞新人賞を受賞し注目を集める。舞台では2010年に主演した「農業少女」(演出:松尾スズキ)で第18回読売演劇大賞の優秀女優賞および杉村春子賞を受賞。12年6月には「サロメ」(新国立劇場)のタイトルロールを演じる予定。これまでの主な出演作は、映画「ルート225」「夜のピクニック」(06)、「西遊記」(07)、「フィッシュストーリー」(09)、「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」「君に届け」(10)、「源氏物語 千年の謎」(11)など多数出演。「ライアーゲーム -再生-」が12年3月3日~公開中。ドラマは「山田太郎ものがたり」(TBS・07)、「鹿男あをによし」(CX・08)、「つばさ」(NHK・09)、「不毛地帯」(CX・09-10)、「デカワンコ」(NTV・11)、「ジウ」(ANB・11)などに出演。「浪花少年探偵団」(TBS)が12年7月から放送予定。

皆川猿時(みながわ さるとき)

94年より大人計画に参加。独特の存在感ある演技で、舞台を始め、ドラマ・映画とジャンルを問わず活躍。主な出演作に、舞台「どん底」(08)、「R2C2~サイボーグなのでバンド辞めます!~」(09)、「2人の夫と私の事情」(10)、「モンティ・パイソンのスパマロット」(12)、映画「真夜中の弥次さん喜多さん」(05)、「クライマーズ・ハイ」「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」(08)、「ララピポ」(09)、「アフロ田中」(12)、ドラマ「OLにっぽん」(NTV・08)、「ヤンキー君とメガネちゃん」(TBS・10)、「全開ガール」(CX・11)、「11人もいる!」(EX・11)など。また、パンクコントバンド“グループ魂”の専属MC「港カヲル」としても人気を博している。

小松和重(こまつ かずしげ)

92年に劇団「サモ・アリナンズ」を結成、座長として劇団で活動するほか、松尾スズキ・串田和美・長塚圭史・ケラリーノサンドロヴィッチ・野田秀樹など数々の演出家の外部公演に出演、幅広くしなやかな演技力に定評がある。主な出演作は、舞台「贋作 罪と罰」(05)、「サッちゃんの明日」「パイパー」「奇ッ怪~小泉八雲から聞いた話~」(09)、「黴菌」(10)、「淋しいのはお前だけじゃない」「奇ッ怪 其ノ弐」(11)、映画「隠し砦の三悪人」(08)、「非女子図鑑」(09)、「かずら」(10)、ドラマ「うぬぼれ刑事」(TBS・10)、「おくさまは18歳」(CS・11)、「11人もいる!」(EX・11)、「運命の人」(TBS・12)、「13歳のハローワーク」(EX・12)など。

江本純子(えもと じゅんこ)

00年毛皮族を旗揚げし、演劇活動を始める。以後、毛皮族全公演の作・演出を手掛け、全作に出演している。毛皮族活動の傍ら、「ジュンリー」名義で歌手デビュー、06年処女小説『股間』で文壇デビューを飾るなど、多彩な表現活動を展開。09年よりプロデュース企画「劇団、江本純子」をスタートさせ、新作を精力的に発表し続けている。09年に発表した「セクシードライバー」が第54回岸田國士戯曲賞最終候補に、10年に発表した「小さな恋のエロジー」が第55回岸田國士戯曲賞最終候補となる。舞台「農業少女」(10)、映画「臨死!!江古田ちゃん」(10)などに出演、また、脚本家としても多数活動中。

宍戸美和公(ししど みわこ)

91年公演「サエキナイト~ムーディを探せ~」より大人計画に参加。以降、劇団本公演やウーマンリブ公演に出演するほか、外部の舞台出演やテレビドラマ、映画でも活躍。また、大人計画ホームページ内ではコーナー『美和公の穴』を持ち、イラストを得意としている。主な出演作に、舞台「女教師は二度抱かれた」「七人は僕の恋人」(08)、「母を逃がす」「月影番外地『ジェットの窓から手を振るわ』」(10)、映画「クワイエットルームにようこそ」(07)、「明日やること ゴミ出し 愛想笑い 恋愛。」「大奥」(10)、「まほろ駅前多田便利軒」(11)、「ぱいかじ南海作戦」(12年7月公開予定)、ドラマ「魔女裁判」(CX・09)、「八日目の蝉」(NHK・10)、「ハガネの女」「ハガネの女season2」(EX・10・11)などがある。

村杉蝉之介(むらすぎ せみのすけ)

94年より「大人計画」に参加。独特の存在感で舞台、映画、TVドラマなどで幅広く活躍しているほか、パンクコントバンド“グループ魂”では「バイト君」として結成時から参加。主な出演作は、舞台「キャバレー」(07)、「女教師は二度抱かれた」「箱の中の女」(08)、「バンデラスと憂鬱な珈琲」(09)、「真夜中のパーティー」「母を逃がす」(10)、「欲望という名の電車」「あゝ、荒野」(11)、映画「必死剣鳥刺し」「宇宙で一番ワガママな星」(10)、「サビ男サビ女」(11)、「おかえり、はやぶさ」(12)、ドラマ「純情きらり」(NHK・06)、「流星の絆」(TBS・08)、「SPEC」(TBS・10)、「ステップファザー・ステップ」(TBS・12)など。

平岩紙(ひらいわ かみ)

00年より大人計画に参加、同年ミュージカル「キレイ~神様と待ち合わせした女~」で初舞台を踏む。独特な存在感で舞台、映画、TVドラマと広く活躍。主な出演作は舞台「キャバレー」(07)、「恋する妊婦」「女教師は二度抱かれた」(08)、「奥様お尻をどうぞ」(11)、映画「血と骨」(04)、「クワイエットルームにようこそ」(07)、「陰日向に咲く」「百万円と苦虫女」「ハッピーフライト」(08)、ドラマ「特急田中3号」(TBS・07)、「マイガール」(EX・09)、「ゲゲゲの女房」(NHK・11)、「蜜の味 ~A Taste Of Honey~」(CX・11)、「本日は大安なり」(NHK・12)、など。

少路勇介(しょうじ ゆうすけ)

大人計画所属。外部の舞台作品にも多数出演、舞台以外にも、テレビドラマや映画で活躍しており、「うぬぼれ刑事」(10)では味のある演技で、「熱海の捜査官」(10)ではキーマンの一人として存在感を示した。パンクコントバンド“グループ魂”のライブでは時折サポートメンバー「遅番」としてサックスを担当している。主な出演作は、舞台「ウィー・トーマス」(06)、「女教師は二度抱かれた」「七人は僕の恋人」(08)、「蜉蝣峠」(09)、「母を逃がす」(10)、映画「インスタント沼」(09)、「明日やること ゴミ出し 愛想笑い 恋愛。」「ゴールデンスランバー」(10)、「ぱいかじ南海作戦」(12年7月公開予定)、ドラマ「篤姫」(NHK・08)、「熱海の捜査官」(EX・10)、「うぬぼれ刑事」(TBS・10)、「13歳のハローワーク」(EX・12)など。

オクイシュージ(おくい しゅうじ)

劇団青年座養成所入所をきっかけに、舞台俳優としての活動を開始。「Team 僕らの調査局」を経て94年より劇団「permanent mONKEY’S」を主宰し00年まで活動。現在は舞台ユニット「国産第1号」を主宰するかたわら、「劇団ワンダフルズ」にてオクイプレジデントの別名でも活動している。舞台では作・演出・出演を担当するマルチ・プレイヤー。他にラジオ・パーソナリティとしての活動や、映像作品への出演も多い。近年の作品に、「欲望という名の電車」(松尾スズキ演出)、「国産第1号」(11)、「SNATCH」vol.1~4、『扉』(TOKYO FM 松尾スズキ氏との生番組/構成・出演)、「ワンダフルズ」公演(12)、水野美紀氏のユニット「プロペラ犬」出演など。

松尾スズキ(まつお すずき)

88年に大人計画を旗揚げ。作・演出・出演を務める。小説・エッセイ・シナリオの執筆、演出家、映画監督、バラエティー番組の企画・構成・総合演出などの活動のほかに俳優としても数多くの作品に出演。近年の主な出演作に、舞台「裏切りの街」「天才バカボン」(10)、映画「イン・ザ・プール」(05)主演、「図鑑に載ってない虫」(07)、「カイジ 人生逆転ゲーム」(09)、「悪人」(10)、「まほろ駅前多田便利軒」「カイジ2 人生奪回ゲーム」(11)、ドラマ「熱海の捜査官」(EX・10)、「TAROの塔」(NHK・11)主演、「推定有罪」(WOWOW・12)などがある。

大竹しのぶ(おおたけ しのぶ) 

75年に映画「青春の門~筑豊編」(東宝)ヒロイン役でデビュー。
その鮮烈さは天性の演技力と称賛され、同年出演のNHK連続テレビ小説「水色の国」でも注目を集める。以降、気鋭の映画監督、舞台演出家の作品には欠かせない女優として、映画・舞台・TVドラマ・音楽等ジャンルにとらわれず才能を発揮し、話題作に相次いで出演。その圧倒的な存在感で、日本アカデミー賞主演女優賞や読売演劇大賞最優秀女優賞を始め数々の賞を受賞。世代を超えて支持され続けている稀有な女優である。近年の主な出演作に、舞台「女教師は二度抱かれた」「瞼の母」(08)、「ザ・ダイバー」(09)、「身毒丸」「ピアフ」(11)、「シンベリン」(12.4月~6月上演)、映画「たみおのしあわせ」(08)、「ダーリンは外国人」「オカンの嫁入り」(10)、「一枚のハガキ」(11)などに出演。更にドラマには、「優しい時間」(CX・05)、「それでも、生きていく」(CX・11)などがある。