N響オーチャード定期

2016-2017シリーズ

2016/2017シリーズの前半は、チャイコフスキー、リムスキー=コルサコフ、グリンカ、ムソルグスキー、ハチャトゥリヤンら、ロシアの作曲家たちの作品が並ぶ。中でも巨匠フェドセーエフのロシアン・プログラムは聴き逃せない。男声合唱も加わった「1812年」など、ドラマティックで、力強く、ゴージャスな演奏会となるだろう。N響の信頼の厚いヴェデルニコフとのコラボも楽しみ。ますます活躍の場を広げるヒメノは得意のリムスキー=コルサコフの「シェエラザード」を取り上げる。近年、デュトワ、アシュケナージ、パーヴォ・ヤルヴィと、ロシア音楽に造詣の深いシェフたちに薫陶を受けたN響の表現力も聴きものだ。シリーズ後半は、二人の名匠、スタインバーグとジークハルトとともに名曲を聴く。協奏曲では、二人のベテラン女性ピアニスト、オルティーズとケフェレックの妙技を味わう。チェロのクレメンス・ハーゲンや若い世代では最も人気の高いギタリスト、朴葵姫(パク・キュヒ)の登場も楽しみである。

※出演を予定しておりました指揮者のグスターボ・ヒメノは本人の個人的な理由により出演できなくなりました。
代わりにクリスティアン・アルミンクが出演いたします。曲目の変更はございません。