
© Hideki Otsuka
月はとても不思議な存在です。自らは光を発しないのに、夜空に輝き、常に形を替えています。満月や新月の時には、その引力で地球の波を大きく動かすほどの力も持っています。昨年の皆既月食の時には日本中で天体のショーが見られましたが、文明の光の無かった時代には、月の光が消えてしまうということは大きな事件だったでしょう。
現在のように光輝く夜が当たり前の時代とは違い、バッハやベートーヴェンの時代は室内灯はランプ、ロウソクなどを使い、おそらく外は真っ暗でした。パリでは19 世紀後半に万博開催に合わせて街頭のガス灯が舗道を照らしました。それでも、満月の夜の月の光は、現在以上に明るく感じられたことでしょう。
過去の音楽作品を聴く時も、そんな文明の光の無い夜を想像してみましょう。
月に照らされた湖のさざ波を思い起こさせると表現されたベートーヴェンの「月光」ソナタ、古雅なドビュッシーの「月の光」だけでなく、夜をテーマにした作品には、月だけがたよりの夜の深さを感じてみたいところ。小山実稚恵さんのピアノの音色が、夜の世界に皆さんを誘います。
片桐卓也(音楽ジャーナリスト)
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻より 第14番 嬰へ短調 BWV.883
シューマン:4つの夜想曲 作品23
ベートーヴェン:ソナタ第14番 嬰ハ短調「月光」作品27-2
ショパン:ノクターン第5番 嬰へ長調 作品15-2
ショパン:ポロネーズ第7番 変イ長調「幻想ポロネーズ」作品61
ドビュッシー:映像 第2集より 第2曲「そして月は廃寺に沈む」
ドビュッシー:ベルガマスク組曲より 第3番「月の光」
ラヴェル:グロテスクなセレナード
ラヴェル:ラ・ヴァルス―舞踊詩
ピアノ:小山実稚恵
2012/6/23(土)15:00開演
Bunkamura オーチャードホール
主催:Bunkamura
協力(株)ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル/(株)AMATI協賛日本信号株式会社/株式会社西原衛生工業所
S¥5,000 A¥3,500 B¥2,000 (税込)
※当日学生券は公演当日残券がある場合のみ開演1時間前から当日券発売場にて各席種半額にて発売。(学生証をご提示ください。)
※やむを得ない事情により、曲目・曲順などが変更されることもあります。
※開演時間を過ぎますと、ご入場をお待ちいただいたり、ご自分のお席にお座りいただけない場合もございます。ご了承ください。
※未就学児入場不可。
※<マイシート・フレンズ>:3年間6公演、同じお席がリザーブできるシステムです。次回の募集は2012年10月頃を予定。詳細はお問合せ下さい。(オンラインチケットではお取扱いがございません。)
2012/01/27(金)
2012/01/27(金)
2012/01/28(土)
Bunkamuraチケットセンター
03-3477-9999 <10:00~17:30>
Bunkamuraチケットカウンター <10:00~19:00>
※0570で始まる電話番号は、一部の携帯電話・PHS・IP電話ではお使いいただけません。
チケットぴあ
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