山田和樹アンセム・プロジェクト Road to 2020

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山田和樹が2020年に向けて新たに取り組むアンセム・プロジェクト始動!

今や押しも押されもしない日本を代表する若手指揮者として世界を駆け巡る山田和樹。今回は世界各国の国歌や“第2の国歌”のような位置づけで親しまれる各国の愛唱歌(アンセム)を演奏会やCD録音を通して日本全国に発信していこうという意欲的な企画を立ち上げた。

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音楽監督を務める東京混声合唱団とともに2018年2月に第1回演奏会を開催、第1弾CDも発売され話題を呼んでいる。2019年3月のオーチャードホール公演はBunkamura30周年を祝して、東京混声合唱団に加えて正指揮者を務める日本フィルと人気テノール歌手、西村悟を迎えての特別コンサートだ。ジョン・ウィリアムス編曲のアメリカ国歌、山田和樹イチオシのコモロ連合国歌、プッチーニ作曲「誰も寝てはならぬ」、ホルスト作曲「ジュピター」の合唱・管弦楽による特別版など盛りだくさんの内容だ。豪華出演陣によるアンセム・コンサートを心ゆくまで堪能してほしい。

Programプログラム

  • ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
  • 国歌集(君が代、J・ウィリアムズ編曲アメリカ合衆国国歌、コモロ連合国国歌)
  • グラズノフ:第一次世界大戦の連合国の国歌によるパラフレーズ
  • 武満徹:さくら
  • 信長貴富:アンセム・メドレー
  • シベリウス:交響詩「フィンランディア」
  • プッチーニ:「トゥーランドット」より“誰も寝てはならぬ”
  • ホルスト:組曲「惑星」より“木星”

Artists出演者

  • ©Marco Borggreve

    山田和樹 (指揮)

    2009年第51回ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。ほどなくBBC交響楽団を指揮してヨーロッパ・デビュー。同年、ミシェル・プラッソンの代役でパリ管弦楽団を指揮して以来、破竹の勢いで活躍の場を広げている。

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    2016/2017シーズンから、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼音楽監督に就任。2018/2019シーズンから、バーミンガム市交響楽団の首席客演指揮者に就任することが発表された。日本では、日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、読売日本交響楽団首席客演指揮者、東京混声合唱団音楽監督兼理事長などを務めている。2016年には、実行委員会代表を務めた「柴田南雄生誕100年・没後20年記念演奏会」が、平成28年度文化庁芸術祭大賞を受賞。
    これまでに、ドレスデン国立歌劇場管、パリ管、フィルハーモニア管、ベルリン放送響、バーミンガム市響、サンクトペテルブルグ・フィル、チェコ・フィル、ストラスブール・フィル、ハーモニー管弦楽団、エーテボリ響、ユタ交響楽団など各地の主要オーケストラでの客演を重ねている。
    東京藝術大学指揮科で小林研一郎・松尾葉子の両氏に師事。
    メディアへの出演も多く、音楽を広く深く愉しもうとする姿勢は多くの共感を集めている。ベルリン在住。

  • ©Yoshinobu Fukaya(aura)

    西村 悟 (テノール)

    日本大学藝術学部、東京藝術大学大学院修了。イタリア声楽コンコルソ・ミラノで大賞、リッカルド・ザンドナーイ国際声楽コンクール第2位及び審査委員長特別賞、日本音楽コンクール第1位。

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    2013年大野和士指揮水戸室内管弦楽団とブリテン「ノクターン」、2014年山田和樹&スイス・ロマンド管とメンデルスゾーン「讃歌」を共演の他、佐渡裕&ケルン放響「第九」、インキネン指揮日本フィル「大地の歌」、小林研一郎&名古屋フィルとヴェルディ「レクイエム」、高関健&東京シティ・フィル「ファウストの劫罰」、山田和樹マーラーシリーズの第8番「千人の交響曲」等で共演。2016年には大野和士指揮バルセロナ響にて欧州デビュー。オペラでは「ラ・トラヴィアータ」「蝶々夫人」「仮面舞踏会」「ルチア」「ラインの黄金」「魔笛」に出演。五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。出光音楽賞受賞。藤原歌劇団団員。

  • ©山口敦

    日本フィルハーモニー交響楽団 (管弦楽)

    1956年6月創立、楽団創設の中心となった渡邉曉雄が初代常任指揮者を務める。当初より幅広いレパートリーと斬新な演奏スタイルで、ドイツ・オーストリア系を中心としていた当時の楽壇に新風を吹き込み、大きなセンセーションを巻き起こした。1962年には世界初のシベリウス交響曲全集(渡邉曉雄指揮)を録音。また、イゴール・マルケヴィチ、シャルル・ミュンシュなど世界的指揮者が相次いで客演、1964年にはアメリカ・カナダ公演で大成功を収め、創立から10年足らずの間に飛躍的な発展を遂げた。

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    また2008年から8年間にわたり首席指揮者を務めたロシアの名匠アレクサンドル・ラザレフとともに2011年には香港芸術節にも参加。アジアへとその活動の場を広げ、演奏面でも飛躍的に演奏力が向上したと、各方面より高い評価を得た。
    2016年より首席指揮者を務めるフィンランドのピエタリ・インキネンとは、日本フィルの伝統でもあるシベリウスに加え、ドイツ音楽の真髄に迫るプログラムを主要なレパートリーとして深める。特に創立60周年に演奏したワーグナー「ラインの黄金」全曲演奏は、日本フィルの新たな一面を全面に打ち出し、大きな話題となった。インキネンとは、2019年に13年ぶりのヨーロッパ公演が決まっており、そのスタートとして、外交関係樹立100周年を迎えるフィンランドを初めて訪れることが決まっている。
    創立期から始められた「日本フィル・シリーズ」は、日本の音楽史上でも例のない委嘱制度として幅広い層の邦人作曲家への委嘱シリーズで、現在までに40作が世界初演されており、すでに“古典”と呼ぶにふさわしいポピュラリティを獲得したものも少なくない。
    現在、日本フィルは、質の高い音楽を届ける「オーケストラ・コンサート」、音楽との出会いを広げる「エデュケーション・プログラム」、音楽の力で様々なコミュニティに貢献する「リージョナル・アクティビティ(地域活動)」という三つの柱に加え、2011年の東日本大震災以来継続的に行っている「被災地に音楽を」届ける活動を行っている。これらを通し、“音楽を通して文化を発信”していく。
    この3つの活動の柱に加え、東日本大震災の直後、2011年4月より、聴衆からの募金をもとにボランティア活動「被災地に音楽を」を開始。2018年11月末までにその公演数は263回を数える。

  • ©Kyoichi Komazaki

    東京混声合唱団 (合唱)

    1956年東京藝術大学声楽科の卒業生により創設された日本を代表するプロ合唱団。コンサートの開催を演奏活動の中心に置き、広範な分野の合唱作品の開拓と普及に取り組んでいる。東京、大阪での定期演奏会を核とし、海外公演を含む年間の活動は150回を数える。

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    レパートリーは、創立以来行っている作曲委嘱活動で生まれた200曲を超える作品群をはじめ、内外の古典から現代作品までと全合唱分野を網羅している。サントリー音楽賞、中島健蔵音楽賞、文化庁芸術祭大賞などを受賞。
    2016年、創立60周年を迎えた。

    オフィシャル・サイト