クマのプーさん展

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    さて、お話は はじまります

    食いしん坊でおっちょこちょい、いまでは誰もが知る世界一有名なクマ「プーさん」は、1926年にイギリスで生まれました。物語を書いたA.A.ミルンと、イラストを描いたE.H.シェパード。ふたりの共作によって生まれた機知とユーモアあふれる世界は、いまも世界中の人々を魅了し続けています。シェパードが鉛筆で描いたプーさんの原画を世界最大規模で所蔵するイギリスのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)から2019年、「クマのプーさん展」が、日本にやってきます。「クマのプーさん」がどのように生まれ、愛されてきたのか。魔法の森の物語をひもといていきましょう。

    作者アラン・アレクサンダー・ミルンAlan Alexander Milne (1882-1956)

    A.A.ミルン、クリストファー・ロビン・ミルンおよびプー・ベア、ハワード・コスター撮影、1926年 © National Portrait Gallery, London.

    挿絵画家アーネスト・ハワード・シェパードErnest Howard Shepard (1879-1976)

    E.H. シェパード、 ハワード・コスター撮影、1932年、ノラ・シェパード夫人より寄贈 © National Portrait Gallery, London.
    ※参考画像

    これが、プーさんの原点オリジナル

    V&Aによる決定版の「クマのプーさん展」、待望の日本開催

    1973年、「クマのプーさん」の作者のひとりであるE.H.シェパードが、270点以上にもおよぶ原画や資料をV&Aに寄贈しました。本展は、この貴重なコレクションを中心にして企画された初めての「クマのプーさん展」で、シェパードの鉛筆素描画をはじめとする作品200点以上で構成されています。母国イギリス(ロンドン)とアメリカ(アトランタ、ボストン)を巡回し、2019年2月、ついに日本で開催します。

    「クマのプーさん」誕生秘話を貴重な資料で

    シェパードは原画とともに、貴重な制作資料や写真、手紙などもV&Aに寄贈しました。ミルンとシェパードは、どのように世界中で愛される「クマのプーさん」を生み出したのか。そこには、ふたりとその家族の物語がありました。貴重な資料で、プーさん誕生の秘密に迫ります。

    プーさんの冒険の名場面をぬくもりあふれる鉛筆画やペン画で

    ミルンの言葉と、シェパードの絵が響き合って生まれた名作「クマのプーさん」(1926)と『プー横町にたった家』(1928)。世界中を魅了する「クマのプーさん」の世界の原点は、全20編の短編からなるこの2冊の児童文学です。この物語の中でプーさんたちが暮らす「百町森(百エーカーの森)」は、ロンドン郊外にいまもある「アッシュダウンの森」がモデルとなっています。この森を舞台に繰り広げられる冒険の数々の名場面を、シェパード直筆の原画でご紹介します。

    アートとしての「クマのプーさん」

    最終的に本として印刷されるにあたっては、言葉と絵がどのように配置されるかというページレイアウトにもこだわったふたり。シリーズの初版本から、独創的で遊び心に満ちた画面で読者を魅了しました。1926年に出版されて以降、50以上の言語に翻訳され、全世界で5000万部以上のシリーズ本が出版されている「クマのプーさん」。展覧会では、今まで気がつかなかった「クマのプーさん」の魅力の奥深さを紐解いていきます。

    Victoria and Albert Museum, London (V&A)ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館とは?

    参考写真:ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 外観
    © Image courtesy of Victoria and Albert Museum, London

    英国ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(略称V&A)は、5千年にわたる人類の創造活動を紹介する、芸術、デザインおよびパフォーマンスの分野で比類ないコレクションを有する世界屈指の博物館です。

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    誰もが展示品を鑑賞できる環境を提供し、また英国のデザイナーや製造業者にインスピレーションを与えたいとの思いのもと、1852年に設立されました。今日、その目指すところは、クリエイティブな産業を守り助け、次世代にインスピレーションを与え、人々の想像力をかきたてることにあります。

    V&A公式サイト