生誕60周年記念 くまのパディントン™展

TOPICSトピックス

2018.03.29 UP

音声ガイドナビゲーター・瀬戸康史さんスペシャルインタビュー




Q.音声ガイドのナビゲーターに初挑戦された感想を教えてください。

ナレーションのお仕事など、声のお仕事をさせていただくことは多いのですが、今回の音声ガイドが一番、瀬戸康史として「素」でいられたのかなと思います。
それは、聴いてくださるお客様にとって、いい意味で近い距離感で、心地良いガイドにできたらなという想いがあったからだと思います。

Q.収録されて、興味をもたれた作品は?
物語の作者はマイケル・ボンドさんお一人なのですが、パディントンはさまざまなアーティストによって描かれています。
その中でも児童書の挿絵を描いたぺギー・フォートナムさんの絵が、僕は一番好きですね。
白黒の絵なのに、色とかも動きとかも想像できるところが魅力です。

Q.瀬戸さんからみた展覧会の見どころを教えてください。
今回の展覧会では、パディントンの物語についてだけではなくて、作者のマイケル・ボンドさんのパディントンに対する思いや挿絵を描いたアーティストのみなさんたちのこだわりなど、パディントンに関して深く知ることができます。僕自身もナレーションを収録させていただいて、開幕後に展覧会を見に行くのがものすごく楽しみになりました。

Q.ガイドの中で作品の一部を朗読されましたが、パディントンの物語の一番の魅力はどこだと思いますか?
作者のボンドさんもおっしゃっていますが、ただ子供向けに書かれているものではなく(※パディントンは児童文学作品)大人になってもちゃんと楽しめる作品、というところですね。
僕もそうなんですけど、子供の頃に読んだパディントンの物語の印象と、大人になってから読むパディントンの印象が全然違っていました。表面的に可愛いということにプラスして、大人になった自分が忘れかけていたことを思い出させてくれる作品でもある、というところが魅力だと思います。

Q.“大人になってから読むと違うパディントンの物語の魅力”とはどんなところですか?
今日少し朗読させていただいた中で、僕が好きなのは、マーマレードの瓶がコンクリートに混じってしまって、色付きのコンクリートになってしまうっていう「パディントンのにわづくり」というお話です。すごく夢があって好きだな、と思いながら読みました。
パディントンがある工事現場に勝手に入ってしまい大騒動になってしまうんですけれど、
最終的にはハッピーエンドで終わる物語の中に、パディントンの「人間力」を感じましたし、
パディントンに見習うべきことがあるなとすごく思いました。

Q.パディントンの魅力の一つはお茶目さですが、瀬戸さん自身とパディントンが似ている部分はありますか?
自分で言うのもなんですが、僕はわりと正義感が強い方なんですね。
パディントンも正義感が強いクマなので、そういうところは似てるかなと思うんですけど、
パディントンの行動力は、僕にはないところなのですごく尊敬します。
初めてのことを始めたり、新しい場所へ行くとか、普通は何に対しても恐怖心って生まれるじゃないですか。でも、パディントンはそういうことをあまり感じさせないで飛び込んで行く勇気があって。そういうところに僕はすごく刺激を受けたのでパディントンを見習わなきゃいけないな、と思いました。


★瀬戸康史さんからのスペシャルメッセージ★


▼音声ガイド情報詳細 はこちら
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_paddington/guide.html