ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展

PHOTO CONTEST
ソール・ライターのような写真を撮ろう!
ベスト写真発表

第3回 ベスト1発表!

アカウント名:f.o.o.h さん

こんなところがソール・ライター!

ソール・ライターの傘好きはよく知られている。実際、たくさんの傘を被写体にしてきた。帽子も同じように―特にハットを被った男性を―数多く撮っている。それがこの写真へと目を引かせた理由。ガラス越しにこの男性を撮影して暗くて潰れたのだろう。調整したことでのデジタルノイズが気にはなるけれど、背景の半分が直線、半分が曲線で構成される組み合わせにラインを上手に使ったソール・ライターっぽさを感じた。手元に見える文庫の様なもの、右手で押さえたバックの仕草等からこの男性の性格も伝わる。写っているハットのおじさんに、晩年のソール・ライター自身の影も重なって見えてきて興味深く見入った。

審査員
写真家/プロデューサー
テラウチマサト
審査員プロフィール

1954年富山県生まれ。2012年パリ・ユネスコのギャラリーでの展示や2015年コロンビア「FOTOGRAFICA BOGOTA 2015」で講演を行うなど、海外でも活躍。現在、2017年NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」のメイキング撮影を担当している。富士山を写した『F 見上げればいつも』、約30年通い続けているニューヨークを走りながら撮影した『NY 夢の距離』など、写真集多数。「PHaT PHOTO」写真教室や写真イベント「御苗場」を手掛ける株式会社シー・エム・エス代表取締役。

http://www.terauchi.com/

第2回 ベスト1発表!

アカウント名:jun_inu_ さん

こんなところがソール・ライター!

日本語の看板もあるのに、なぜかソール・ライター風に見えてしまうこの写真。
もしいま、ライターが日本で撮影したら、こんな写真を撮るのかな? なんて想像が膨らみました。
縦位置の構図、傘のモチーフ、さらに手前の車とお店の入り口の赤いポイントカラーが効いています。
斜め上からのポジションで覗き見の効果も! 強い日差しでできた傘や建物の影など、あとから気づく小さな見どころもたくさん。
ライターのエッセンスが含まれた、素敵なストリートスナップだと思います。

審査員
写真雑誌「PHaT PHOTO」「Have a nice PHOTO!」編集長
安藤菜穂子
審査員プロフィール

写真雑誌「PHaT PHOTO」、地域×写真がテーマの無料の写真雑誌「Have a nice PHOTO!」編集長。
2016年、2017年に台湾のフォトフェスティバル「Wonder Foto Day」にてレビュアーを務めた。
東横線の全駅、カメラのキタムラなど全国で配布中の「Have a nice PHOTO!」では、ニューヨークのほか、ベトナム、沖縄、佐賀、島根、鳥取など、写真好きが訪れたくなる国内外の地域の魅力を取材。 また所属する株式会社シー・エム・エスでは、参加型写真展イベント「御苗場」、国際写真フェスティバル「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」、写真教室の運営など、写真ファンのための場づくりや写真文化を広める活動を行っている。

http://haveanicephoto.com
http://www.phatphoto.jp

第1回 ベスト1発表!

アカウント名:soti_keisuke さん

こんなところがソール・ライター!

1/3構図、ポイントカラーの使い方、ライターの愛した傘のモチーフ、覗き見、見下ろしの構図…画面の中に、ソール・ライターのテクニックが詰まっていて、かつ、構図が上手くまとまっている所に拍手!
何気ない日常の中に美を見出し提示している点に、ソール・ライターに通じるまなざしを感じます。手前の薄もやから傘までの、グラデーションの抜け方も美しい!

審査員

Bunkamuraザ・ミュージアム

第3回のベスト1はこちらの作品でした!
たくさんのご応募を誠にありがとうございました。
「ソール・ライター展」はいよいよ6/25(日)までの開催。どうぞお見逃しなく!