埼玉県

埼玉県は関東地方の中央に位置する内陸県。都心が近く、自然豊かな県です。2024年から発行されている新1万円札の肖像になった渋沢栄一の出身県でもあります。荒川の川幅が2,537mで日本一、市の数が40市で日本一、ショッピングセンター「イオンレイクタウン」の商業施設面積が約24.5万m2で日本一です。大雨などによる増水時に活躍する防災地下神殿「首都圏外郭放水路」春日部市にあり、地下50メートルの深さに建設された放水路は世界最大級。見学ツアーが人気です。(吉良俊彦)

- デザイン学科
- K.M.
埼玉のお菓子
埼玉県は様々なお菓子の生産量が多い県らしいので、埼玉のお菓子のお土産を並べてみました。左上から、十万石まんじゅう、やわらか、川越プリン、サイタマドレーヌ、さやま茶らんぐ、五家宝、いも恋、武州パイです。

- 文芸学科
- K.Y.
巾着田の曼殊沙華
埼玉県の巾着田(きんちゃくだ)に広がる曼殊沙華を描きました。一面に広がる赤色の花は壮観ですが、その赤々しさは怖さ=あの世を感じます。とにかく赤色を散りばめました。
吉良先生コメント
この作品を見た時、書籍の表紙を想起しました。想像通り、この作品の作者は文芸学科の学生でした。素晴らしいセンスと創造性を感じさせる作品です。このデザインが表紙の文芸作品を読んでみたくなりました。ちなみに埼玉県日高市の巾着田の曼珠沙華の群生は日本一だそうです。

- デザイン学科
- T.N.
吉見百穴
見に行きたくなる史跡だなと思ったので、吉見百穴(よしみひゃくあな)とそれを見て笑顔になる少年を描きました。
吉良先生コメント
ミステリアススポット「吉見百穴」はコミック&アニメーションファンにはこのデザインのように興味をそそる場所みたいですね。埼玉県比企郡吉見町にある吉見百穴は古墳時代後期〜終末期に造られた横穴墓群で現在219基の穴が確認されているようです。このマンガの一コマの様な場所みたいです。もう少し穴っぽく見えるとさらに良いですね。

- デザイン学科
- M.H.
川幅うどん
川幅うどんを埼玉について調べるまで知りませんでしたが、うどんは好きなので美味しいんだろうなあと想像しながら描きました。
吉良先生コメント
このデザインを見て「川幅うどん」を食べてみたいと思った人は僕だけではないと確信するほど、インパクトのある作品ですね。川幅と川の流れをしっかりと伝えています。まったく知らなかったうえに絶対に食べてみたいので「川幅うどん」を調べてみました。川幅うどんの歴史は比較的浅く、2008年に鴻巣市と吉見町を結ぶ「荒川」の川幅が日本最長として認定され、2009年に鴻巣市は「川幅日本一」にちなんだうどんの開発をして「こうのす川幅うどん」が誕生したそうです。

もっと!文化ツーリズム
埼玉県
毎年12月2日と3日に行われる秩父神社の例大祭「秩父夜祭」は、絢爛豪華な山車や夜空を彩る花火が見どころ。300年以上の歴史があり、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。祭の夜に武甲山の男神と秩父神社の女神が年に一度の逢引きをするという伝説があります。

- 県庁所在地
- さいたま市
- 人口
- 7,331 (千人)
- 面積
- 3,797.75 (km2)
【出典】
- 県庁所在地:国土交通省ウェブサイト
https://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kasen/jiten/toukei/birn38p.html - 人口:総務省統計局ホームページ
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2023np/index.html - 面積:国土地理院ウェブサイト
https://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/MENCHO-title.htm
吉良先生コメント
埼玉県の有名なお菓子を一同に並べるオールスター手法、凄く魅力的です。一つ一つを打ち出せば広告的になりすぎてしまいます。これらのお菓子を統合した「お菓子の王国 埼玉県」のキャッチコピーも効果的です。全部食べることはなかなかできないので、お土産としてと落とし込んでいるのもよく考えられています。こういう手法に地域創生する価値観を感じます。「埼玉のお土産」のコピーの色がメインのお菓子とかぶってしまっているのが惜しいですね。