千葉県

千葉県は太平洋に面した外房(房総半島の外側)と、東京湾に面した内房(房総半島の内側)エリアがあり、とても温暖な地域です。例えば、勝浦市は「観測史上一度も猛暑日(35度以上)を記録したことがない街」と過ごしやすさをPRしているほどです。農業や漁業が盛んで、落花生の生産量は日本一、銚子漁港の水揚げ量も日本トップクラスです。また、東京に近いという地理的な条件から、多くの人が訪れる観光地や、日本の玄関口である成田国際空港があります。(吉良俊彦)

- デザイン学科
- A.H.
チッコ豆腐(牛乳豆腐)
チッコ豆腐(牛乳豆腐)は千葉県の鴨川市などの郷土料理で、牛の初乳からつくる豆腐です。「チッコ」は牛乳のことで「チッコカタメターノ」とも言うらしいです。日本の伝統的なチーズで、最近で言うところのカッテージチーズです。醤油などの調味料を付けたり、スイーツとしても食べられるらしいです。食べてみたいです。

- キャラクター造形学科
- T.T.
太巻き寿司
太巻き寿司は冠婚葬祭や地域の集まりの時のごちそうとして千葉の郷土料理を代表する食べ物らしいです。様々な材料を使ってひまわりや桜などたくさんの絵柄があり、かわいらしいなと感じて、今回描きました。
吉良先生コメント
太巻きずしは恵方巻きのイメージから大阪、京都で生まれたと思っていましたが、なんと千葉県の郷土料理ということで、正直驚きました。調べてみると外房九十九里浜の長生郡あたりみたいです。子供が楽しみに太巻きずしをイメージするこのマンガデザイン、まさに現実的でかわいいですね。

- アートサイエンス学科
- M.O.
梨
関東地方は全国的に見て梨の生産量が多いのですが、中でも最も生産量の高い千葉県の梨を題材に選びました。クリーンな環境で江戸時代から育てられてきたのがテーマです。
吉良先生コメント
主力品種の「幸水」は、真夏を迎える8月上旬には県内各産地が出揃い、暑くて梨が食べたくなる時期と、最も味の乗る収穫最盛期が重なることなどから、昔から千葉県の梨はおいしいと言われてきました。このマンガデザインは見事です。ここまで描いてくれると写真に勝っていますね。

- デザイン学科
- T.O.
落花生
千葉県は落花生の生産量日本一なのでそれをテーマに「落花生」と「落下する精(落下精)」をかけて描きました。
吉良先生コメント
千葉県の落花生は本当に美味しいです。国内での落花生作付面積は、輸入などの影響で徐々に減少し、今ではピーク時の約1割となっているそうです。現在、国内の落花生流通量は、全体の9割が外国産で、国内産は約1割程度です。国内産の約8割が千葉県で生産されています。このマンガデザインは美味しい、楽しいがしっかり描かれていますね。「落下する精」いいですね。

もっと!文化ツーリズム
千葉県
千葉県は土壌条件、気象条件に恵まれた梨の栽培適地で、栽培面積・生産量・産出額と全国第1位。実は、梨の品種「二十世紀」の発祥の地は松戸市。1888年に偶然発見した梨の木から生まれました。名前は「二十世紀に王座を成す梨」に由来します。

- 県庁所在地
- 千葉市
- 人口
- 6,257 (千人)
- 面積
- 5,156.48 (km2)
【出典】
- 県庁所在地:国土交通省ウェブサイト
https://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kasen/jiten/toukei/birn38p.html - 人口:総務省統計局ホームページ
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2023np/index.html - 面積:国土地理院ウェブサイト
https://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/MENCHO-title.htm
吉良先生コメント
江戸時代8代将軍徳川吉宗公がインド産といわれる白牛を嶺岡牧(現千葉県南房総市・鴨川市)で飼育し、乳製品を作ったことが日本酪農のはじまりとされているそうです。初乳は痛みが早いため一般には流通せず、酪農家の間で親しまれてきました。酪農が盛んな地域ならではの郷土料理ですね。このマンガデザインを見るとまさにフランス料理にぴったりのチーズのようです。