マンガデザインで文化ツーリズム

岩手県

岩手県サムネイル

岩手県は東北地方の北部、太平洋側に面しています。県庁所在地は盛岡市で、盛岡といえば、「わんこそば」「盛岡冷麺」「じゃじゃ麺」の盛岡三大麺が有名です。面積は北海道に次いで2番目の広さで、山や海の豊かな自然に囲まれています。また、奈良、鹿児島と並んで世界遺産の保有数が全国1位。縄文時代の御所野遺跡、平安時代の平泉、江戸・明治時代の橋野鉄鉱山と、県内に3つの世界遺産があります。野球の大谷翔平選手や詩人・作家の宮沢賢治の出身地でもあります。(吉良俊彦)

  • デザイン学科
  • K.O.

盛岡3大麺、岩手ゆかりの人物

わんこそばの他にも有名な麵料理(盛岡冷麵、盛岡じゃじゃ麵)があったので、それを描きました。また、岩手ゆかりの人物(左から新渡戸稲造、宮沢賢治、石川啄木)を描きました。

吉良先生コメント

マンガ手法ならではのアイデアを複数絡めた秀作です。岩手県ゆかりの歴史上の偉人たちが一堂に会しつつ、食する盛岡三大麺。想像力が素晴らしいです。この想像力に見合ったマンガデザイン力もピカイチですね。

  • デザイン学科
  • T.U.

銀河鉄道の夜

好きな作品である『銀河鉄道の夜』を描きました。天の川の上を通る鉄道を目立たせるために、ベタ塗りに近い書き方にしました。天の川の周りには作中に登場した星座が描かれており、上から南十字、さそり、白鳥です。下に描いた丘は最後に登場する丘です。遠近感のために描きました。効果として原稿用紙を薄く乗せています。

吉良先生コメント

引き込まれそうになる、素晴らしいマンガデザインです。宮沢賢治もきっとこのようにイメージしていたのではと感じます。色の使い方、光、透明感、すべてにおいてレベルが高いですね。原稿用紙も最高の演出ですね。

  • デザイン学科
  • K.M.

福田パン

自分で食材を選べる福田パンを描きました。そのまま食べても美味しいけど、具材は40種類あるそうです。

吉良先生コメント

文化ツーリズムの食材シリーズ、滋賀県の「サラダパン」の次は岩手県の「福田パン」。「フクダ」と濁らず「フクタ」なんですね。キャッチが効果的です。とても可愛らしいデザインです。40分の12(の具材)がイメージできたら言うことなしです。

  • キャラクター造形学科
  • R.H.

岩手木炭

家族でBBQするときに見たことのあるパッケージだったので描いてみました。

吉良先生コメント

広大な森林をもつ岩手県には、木炭の原料となるナラが豊富にあるそうです。「岩手木炭」の特徴は、まさにこのマンガデザインのように火付き、火持ちに優れ、美味しく焼けるそうです。木炭なのでモノクロがよく合うマンガコマ割りで効果効能がしっかり表現されていますね。

  • デザイン学科
  • N.O.

南部鉄器、桐の花

南部鉄器を使った料理を食べていると、心臓の寿命が実年齢より若くなるという面白い情報を知りました。鉄器から鉄分が豊富に摂れるからだそうです。南部鉄器と健康なおばあちゃんを描きました。桐の花は県花です。

吉良先生コメント

「『南部鉄器』からの鉄分が心臓にいい」をテーマにマンガデザインされた、さまざまなイメージをしっかりまとめた情緒あふれる作品です。県花、桐の花のあしらいも教養の幅を感じさせます。

  • キャラクター造形学科
  • R.S.

遠野のカッパ淵でカッパ捕獲

岩手といえば『遠野物語』と思い、その中でも有名な河童を描きました。「カッパ捕獲許可証」を持って河童を探しているイメージです。

吉良先生コメント

2021年7月、世界的建築家の安藤忠雄さんが東日本大震災の被災地の文化復興拠点として、岩手県遠野市に子ども向けの図書施設「こども本の森 遠野」を建築しました。その、「遠野と東北」のコーナーには「遠野の川には、河童が多く棲んでいるのだ。」と書かれていました。まさに、このフレーズ通りのマンガデザインに心踊らされました。絵本のようなワンシーンです。

  • キャラクター造形学科
  • T.M.

さんさ踊り

岩手県の名前の由来ってなんだろう?と調べてみたところ、さんさ踊りにたどり着きました。昔、南部盛岡城下に羅刹という鬼が現れ悪さをするので、困り果てた人々は三ツ石神社の神様に悪鬼退治を祈願しました。その願いを聞き入れた神様は悪鬼を捕らえ、二度と悪さをしないようにと三ツ石に手形を押させました(これが岩手の由来とも言われている)。その後、鬼の退散を喜んだ人々が三ツ石のまわりを「さんささんさ」と踊ったのが、さんさ踊りの始まりとも呼ばれています。踊りがとても美しく、是非訪れたいです。

吉良先生コメント

岩の手形が岩手県の由来なのですね、そしてその岩(三ツ石)の回りを「さんささんさ」と踊るさんさ踊り。しっかりとした制作意図で描かれた楽しさと美しさ溢れるマンガデザインです。

  • デザイン学科
  • K.F.

スネカ(スネカタグリ)

怠けている子、不健康な子の脛の皮をたぐる(剥ぐ)と教えられる伝承。とても物騒で恐ろしく、子どもの教育に良い存在。

吉良先生コメント

子どもたちのびっくりした表情がこの不思議な行事を表していますね。「吉浜(よしはま)のスネカ」は、岩手県大船渡市三陸町吉浜で、毎年1月15日に行われる恒例行事。奇怪な面をかぶったスネカが地区の家々を回り、子供の健やかな成長と五穀豊穣、豊漁を願います。2018年11月29日、「吉浜のスネカ」を含む「来訪神:仮面・仮装の神々」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。

  • デザイン学科
  • S.K.

わんこそば

小さい時、わんこそばと聞いたときに、犬を思い浮かべたことを思い出したので描きました。

吉良先生コメント

「わんこのそば」面白いです。マンガデザインで描くとそのイメージはが伝わります。まさにわんこあるあるです。マンガの力を活かした良い作品です。

  • キャラクター造形学科
  • Y.B.

べアレンビール

国際ビールコンクールで1位を獲得したベアレンシュバルツを描きました。飲み物自体は真っ黒で苦そうなのに、スッキリしていてまろやからしいです。背景はビールの泡と、コーヒーの苦味とカラメルの甘さを色で表現しました。

吉良先生コメント

カッコいいビールですね。ドイツのビールではなく、岩手県の盛岡市のベアレン醸造所のビールで、国際ビールコンクール『 Finest Beer Selection(ファイネスト・ビア・セレクション) 2023 』にて、ベアレンシュバルツが国際ビール部門の第1位の栄冠に輝きました。このマンガデザインもビール部門第1位です。

  • デザイン学科
  • S.F.

岩手県

キャラクターデザインが好きなので、岩手県で有名な海人さんと、わんこそばをイメージしたキャラクターを創りました。背景は岩手赤レンガ館です。

吉良先生コメント

このオリジナルのキャラクターデザインの創作力と色の使い方、全体レイアウト、素晴らしいです。奥行きの出し方により動きが感じられキャラクターが生き生きとしています。

  • キャラクター造形学科
  • T.T.

もち膳

もち膳を描きました。岩手県の一関・平泉は伊達藩から伝わったもち文化が受け継がれている地域で、お祝い事などにもちが食べられてきました。調べたときに300種類のもち料理があると知り、一口サイズでかわいらしいなと感じました。

吉良先生コメント

「もち膳」初めて知りました。300種類のもち料理、すごいですね。米どころの岩手だけに冠婚葬祭にお餅料理が振る舞われたみたいです。わんこそばにもち膳、小さな器で沢山食べる習慣があったのでしょうか?色彩感覚も高く、とても美しいデザインです。美味しいに美しいという漢字が使われる意味を感じました。

岩手県サムネイル

もっと!文化ツーリズム

岩手県

さんさ踊りは、盛岡市の伝統的な踊りで、三ツ石伝説が由来。悪鬼退治を喜んだ人々が「さんさ、さんさ」と踊ったのが始まりとされ、毎年8月に開催される祭では太鼓や笛の音に合わせて華やかな衣装の踊り手たちが練り歩きます。盛岡冷麺は、朝鮮半島の冷麺を参考に盛岡で独自の製法とその味が考案されました。

 

\ あわせて楽しむ! /
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『踊る。遠野物語』──『遠野物語』のいまを訪ねて

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『踊る。遠野物語』── 現代人をも戦慄させる『遠野物語』

 

\『遠野物語』の世界が舞台に

Kバレエ×森山開次×麿 赤兒×尾上眞秀が踊る、もう一つの『遠野物語』
特攻隊兵とその許嫁の切ないラブストーリーを軸に、現実と幻想、あの世とこの世が交差するもう一つの遠野物語が、新たに生まれます。
バレエ・舞踏・歌舞伎の身体が交錯する奇跡の競演をお見逃しなく。

 

*『遠野物語』とは…
 柳田國男が1910年(明治43年)に発表した、岩手県遠野地方に伝わるさまざまな民間信仰や伝承を収めた説話集。内容は遠野地方で起きたとされる出来事や、河童や天狗、座敷童など妖怪にまつわるもの、神隠しや祀られる神、行事や風習に関するものなど多岐に渡り、口承伝承を体系的に記録し、学問としての民俗学の礎を築いたとされています。

 

Kバレエ・オプト『踊る。遠野物語』
公演日:2025/12/26(金)~28日(日)
会 場:東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
※東京公演は終了しました
★山形・秋田・青森・岩手・札幌公演あり!

公演の詳細はこちら

 

日本地図(岩手県)
県庁所在地
盛岡市
人口
1,163 (千人)
面積
15,275.05 (km2)

 

【出典】