富山県

富山県に初めて行ったのは小学生の頃。映画『黒部の太陽』に影響を受けた家族旅行地として当時の「黒四ダム(現在の黒部ダム)」に長野県側から入りました。ダムの高さ186mは日本一。その迫力と、夏なのになんでこんなに涼しいんだろう、という印象を今でもはっきり覚えています。その後、再度富山に行った時は飛行機から険しい北アルプスの峡谷にある黒部ダムを見て、その大きさに感動した記憶があります。他にも、「富山県の四季を通じた食材の素晴らしさには富山県の地形が起因する」と富山県出身の方に言われたことも印象に残っています。水深が深い富山湾は海の幸の宝庫。北アルプスから流れる雪解け水は陸だけでなく海にまで栄養溢れる食材を生み出しています。(吉良俊彦)

- デザイン学科
- S.F.
バスケットコートがあるカフェ
富山市にバスケットコートがあるカフェがあります。喫茶店とアパレルブランド、デザインという3足の草鞋を履いたお店です。

- キャラクター造形学科
- T.T.
富山おでん
富山県は昆布の消費量が全国1位で、おでんにとろろ昆布を入れて食べると知り、面白い文化だなと感じて「富山おでん」を選びました。また、具材もカニ面(注:カニの甲羅に身や卵などを詰めたもの)・かまぼこ・あんばやし(注:こんにゃくの薄切りを串刺しにしたもの)といった普通のおでんとは違った具材がたくさん入っているので、それが見えるように描きました。
吉良先生コメント
おでんに関東風、関西風それに静岡おでんがあることは知っていましたが、「富山おでん」は初めて知りました。富山県が昆布の消費量日本一だということも初めて知りました。ちなみに昆布生産量日本一は北海道です。
鍋ではなくおでんにとろろ昆布を入れて食べる。確かに美味しそうですね。富山の食材を可愛くデザインし、どうしても表現しにくい昆布消費量日本一をキャラクターに語らせた手法はマンガデザインらしくとても良いですね。

- デザイン学科
- M.H.
富山の方言
富山の方言を調べていると、私が知らない言葉がたくさんあって面白いと思い、4コママンガにしてみました。
吉良先生コメント
良いことして「きのどくな」って言われたらびっくりしちゃいますね。この状況を表現するには起承転結の4コマがぴったりですね。『富山からの転校生』が効いています。地域を表現していくと必ずその地域独特の方言があります。その方言に焦点をあてたマンガデザインも面白いですね。

- キャラクター造形学科
- A.M.
黒部ダムと富山ブラック
昔、富山に旅行に行った時の記憶を元に黒部ダムと富山ブラックを描きました。水の風圧を表現したいと思い、自分なりに頑張って描きました。
吉良先生コメント
北アルプスの立山連峰と後立山連峰に挟まれた黒部渓谷にある黒部ダムに、人気の富山ご当地ラーメン「富山ブラックラーメン」の組み合わせ。まさにマンガデザインならではのコラボレーションですね。生き生きとした姿が楽しかった旅を表現しています。

もっと!文化ツーリズム
富山県
高岡銅器は、富山県高岡市周辺で作られている銅器。起源は江戸時代にまで遡り、伝統的で高度な技法は国内外から高い評価を受けています。全国の自治体がまちおこしの一環で設置している人気キャラクターの銅像の多くも高岡銅器。どこかですでに目にしているかもしれません!

- 県庁所在地
- 富山市
- 人口
- 1,007 (千人)
- 面積
- 4,247.54 (km2)
【出典】
- 県庁所在地:国土交通省ウェブサイト
https://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kasen/jiten/toukei/birn38p.html - 人口:総務省統計局ホームページ
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2023np/index.html - 面積:国土地理院ウェブサイト
https://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/MENCHO-title.htm
吉良先生コメント
富山市の南側、富山平野や神通峡(じんづうきょう)を一望できる猿倉山(さるくらやま)のふもとにこのカフェはあります。ログハウスや焚き火のできるウッドデッキ、バスケットコートなどを備えたアウトドア空間のカフェで、いま流行りのグランピングもできるということで、講義でSDGsを学んだ学生にとても魅力的に映ったのがよくわかります。まさにマイナスイオンをたっぷり感じさせるマンガデザインです。