マンガデザインで文化ツーリズム

沖縄県

沖縄県サムネイル

東西約1,000㎞、南北約400㎞に及ぶ広大な範囲に島々が点在している沖縄県。2023年の国土地理院の発表によると、法令に基づき数えた結果、沖縄県の島の数は「691」だそうです。亜熱帯海洋性気候に属するため年平均気温 23.1℃と一年を通して温暖な気候です。僕にとっての沖縄の旅の始まりは1995年。沖縄の歴史を振り返ること、沖縄の伝統工芸に触れる事からスタートしました。島にも渡りました。石垣島に行ったときは竹富島で水牛に乗り、宮古島の海の美しさには感動しました。(吉良俊彦)

  • デザイン学科
  • R.K.

沖縄県

沖縄県の形がエイサーと琉球舞踊に見えたので衣装風に描いてみました。

吉良先生コメント

デザインセンスが素晴らしいですね。本島の形が「エイサーと琉球舞踊に見えた」と言うコメントに発想の原点である視点の感度を感じました。

  • デザイン学科
  • T.N.

沖縄県

47都道府県の中で最も日差しと海が似合う県、という印象をシーサーと美ら海水族館の目玉であるジンベエザメと一緒に明るいイラストになるように描きました。

吉良先生コメント

沖縄の日差しや明るさや笑顔を描いているこのデザインの背景にコロナ禍を越えて絵を描くことの楽しさを享受しているデザイナーの姿が見えます。レイアウトがこのシリーズのテンプレートになりますね。沖縄県の良さ満載なマンガデザインにたくさんの力をもらえますね。

  • デザイン学科
  • M.A.

轟豪

一度修学旅行で沖縄へ訪れた際、この轟豪(とどろきごう)の中へ入りました。寒くてライトがないと相手の顔も見えない、足場は濡れていてとても危ない等、とても怖かったことが印象的で、また楽しい場所だけではない、沖縄だからこそ経験できる場所で是非沖縄へ行った時には一度訪れてほしいと思い、今回はこの場所を描きました。自分が感じた冷たさを寒色を加工に使って表現してみたり、相手の顔も分からないほどの暗さだったので人物も目立たないようにしています。

吉良先生コメント

轟豪は、糸満市伊敷(いしき)にあり、自然に出来たこの壕は、全長およそ100メートルで、中には水が流れていて、沖縄戦当時、数百人の住民が避難していたといわれています。修学旅行で訪れた作者の想い(暗さ、冷たさ、危なさ、怖さ)この全てを見事に表現している秀作です。写真とは違うマンガデザイン手法がその時の想いを見ている我々に伝えてくれています。白で描いた「轟豪」というタイトルが暗さとのコントラストを浮き立たせています。

  • デザイン学科
  • M.S.

琉装

個人的に沖縄県には明るい色のイメージがあったので、服に関しても何か独特なものがあるのではないかと思い調べたところ、「琉装」という衣装があることが分かった。

吉良先生コメント

琉装(琉球語:ウチナースガイ)とは、日本に「和装(着物)」があるように、沖縄には琉球王国時代からの民族衣装「琉装」という伝統的な衣装があるそうです。今日では沖縄県の伝統的な地方衣装でもあります。デザインを学ぶ学生にとってこの沖縄伝統の明るい色彩に魅力を感じるのはよく分かります。首里城の前でおしゃれなポーズ。動きがあるいい作品です。元気な沖縄、未来の沖縄を想起させ、行ってみたくなりますね。

沖縄県サムネイル

もっと!文化ツーリズム

沖縄県

沖縄の伝統舞踊で国の無形文化財に指定されている琉球舞踊。琉球王朝の宮廷芸能として発展したものが明治以降は民間にも広まり、古典舞踊が継承される一方で、新しい舞踊も誕生しました。また、現存する中で最大最古とされるシーサーは八重瀬町にある「富盛(ともり)の石彫大獅子」。火除けのため1689年に建立されたとの記録があります。

日本地図(沖縄県)
県庁所在地
那覇市
人口
1,468 (千人)
面積
2,282.11 (km2)

 

【出典】