徳島県

子どもの頃、徳島県出身のお宅からいただいた「竹ちくわ」はとにかく美味しくて「なんて徳島県はいいところなんだ」と子ども心に感じていました。徳島県といえば、阿波踊りや鳴門の渦潮が有名ですね。鳴門の渦潮は、瀬戸内海と紀伊水道の干満差により、激しい潮流が発生することによりできる自然現象で、春と秋の大潮時に最大となり、直径20mにも達する渦潮の大きさは世界一といわれています。大鳴門橋を渡り、この鳴門の渦潮を間近で見た時には、のまれそうな迫力に興奮しました。(吉良俊彦)

- デザイン学科
- S.F.
阿波踊り
祖父の地元の徳島県に一度だけ行ったときの思い出である、阿波踊り会場です。屋台の間をどこまでも続く阿波踊りの列が印象的です。

- デザイン学科
- K.M.
阿波尾鶏
名前のインパクトが強い鶏を見つけたので、名前の通りに想像して描いてみました。阿波踊りと尾羽が伸びた立ち姿から名付けられたそうです。オスが男踊りを、メスが女踊りをしています。和風な感じにしたかったので、できるだけ筆のペンで描きました。
吉良先生コメント
このネーミング、まさに地鶏の歯応えを感じさせる素晴らしい表現ですね。これに阿波踊りの男踊りを合わせつつ力強い筆ペンタッチのデザインはよくマッチングしています。よく調べ、デザインしてゆくその姿勢こそマンガデザイナーの鑑です。

- デザイン学科
- A.H.
巣立ち
すだちと巣立ちをかけてみました。
吉良先生コメント
徳島県名産の「すだち」は僕の故郷大分県名産の「かぼす」とライバル関係です(笑)。この「すだち」のデザインと発想力、クリエイティビティを見ると「すだち」の巣立ちの良さが際立ちますね。こういう創造力にあふれた作品、大好きです。

- キャラクター造形学科
- T.T.
でこまわし
「でこまわし」という名前が気になり検索したところ、「でこ」というのは人形のことで人形浄瑠璃に形が似ていること、また炭火の前で回しながら焼くことが由来らしいです。とても面白い名前だなと感じ、制作しました。
吉良先生コメント
「でこまわし」を始めて聞いたので調べてみたところ、「郷土料理ものがたり」によると三好市祖谷(いや)地方の名物で、「ごうしゅいも」という地元のじゃがいもと、そば団子、岩豆腐、丸こんにゃくの串焼きのことのようです。名前の由来は、串を囲炉裏にたて、こげないように回しながら焼く様子が、伝統芸能の阿波人形浄瑠璃の木偶(でく)人形の頭を回しているように見えたという説や、熱い料理をふうふう吹きながら串をまわす様子が、木偶の頭を回しているように見えるという説があるそうです。確かにマンガデザインすると木偶人形の頭を回しているように見えますね。可愛らしく、わかりやすい作品です。

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徳島県
阿波踊りの歴史は400年ほど前に遡り、江戸時代には人々が踊りに熱狂するあまり徳島藩から何度も禁止令が出されたとか。「阿波踊り」の名称が定着するのは昭和に入ってからです。女踊りの際に用いられる笠は「鳥追い笠」といい、元は田畑の害鳥を追い払うために被っていた顔をすっぽり隠す編み笠です。

- 県庁所在地
- 徳島市
- 人口
- 695 (千人)
- 面積
- 4,147.00(km2)
【出典】
- 県庁所在地:国土交通省ウェブサイト
https://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kasen/jiten/toukei/birn38p.html - 人口:総務省統計局ホームページ
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2023np/index.html - 面積:国土地理院ウェブサイト
https://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/MENCHO-title.htm
吉良先生コメント
この女踊り、まさに〇〇連を表現していて美しさと動きを感じます。「エライヤッチャ、エライヤッチャ、ヨイヨイヨイヨイ」という掛け声が聞こえてきます。これは「偉い」という意味ではなく、関西弁と同じ意味で「大変なことだが、大丈夫だぞ!」という意味みたいです。このマンガデザインには「ア、ヤットサー ア、ヤットヤットー」のほうが似合ってますね。