マンガデザインで文化ツーリズム

山口県

山口県は、下関のフグや関門海峡で有名ですね。日本酒「獺祭」で有名な蔵元もあります。また、国指定天然記念物の数が43件と全国最多を誇る山口県ですが、そのひとつが秋吉台。秋吉台の雄大な景観を作っている石灰石は、およそ3億5千万年前に南方の海でサンゴ礁として誕生し、長い年月を経て現在の地形となりました。秋吉台の地下にある国内屈指の大鍾乳洞、秋芳洞は、1年を通して、夏は涼しく冬は暖かい17度だそうです。(吉良俊彦)

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  • M.S.

ふぐさし

ふぐさしをまとめてガバーーッ!!ととるのをやってみたくて描きました。

吉良先生コメント

薄く切った身を外側から内側に回しながらガバーーッと食べる。まさにこのマンガデザインがそれを語っていて、とてもコミカルでいいですね。フグの身に小葱を巻いて、ポン酢ともみじおろしで、最高です。添えられるフグの皮も絶品です。ひれ酒が描かれて無いところが学生作品で、「若者たちにもふぐを」キャンペーンみたいでいいですね。

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  • N.Y.

フク

中国地方を調べている時に山口県のフグが出てきて、私はフグが好きなので描いてみました。山口の下関はフグの食解禁地で、「フグの本場は下関」と言われているそうです。また、西日本の方だと「フグ」ではなく「フク」と呼んでいる場合が多いらしいです。「フグ」だと「不遇」という言葉に繋がってしまうから「福」に繋がる「フク」という言い方をしているそうです。

吉良先生コメント

凄くユーモラスな秀作です。ふぐの名産が山口県下関であること、「フグ」を何故「フク」と言うか?などをしっかり伝えてくれています。「福」は聞いたことがありましたが、「フグ」が「不遇」とは初めて知りました。大阪は「フグ」を「鉄砲」と呼び、「フグさし」を「てっさ(鉄さ)」と呼びますね。ふぐを食べると鉄砲玉のように「たまに当たって」死んでしまうから名付けたようです。そして豊臣秀吉はふぐを食べることを禁じていたようです。死んでしまっては「福」は来ませんね。大変勉強になるマンガデザインです。

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別府弁天池湧水

別府弁天池湧水を描きました。透明度の高い湧水で、「日本名水百選」に選定されている透き通ったコバルトブルーの水と紅葉の色鮮やかさを意識して描きました。

吉良先生コメント

コバルトブルーの再現度が高く、水の美しさが伝わってくる作品です。「日本名水百選」の別府弁天池湧水は美祢市にあって、美祢市を代表する観光地として知られている秋吉台や、秋芳洞と共に毎年多くの観光客が訪れます。こんな観光地にある別府弁天池湧水なので、コバルトブルーの水だけでなく、人の姿は必ず描きたいですね。

山口県サムネイル

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山口県

しものせき海峡まつりは、毎年5月に行われる、関門海峡を舞台に繰り広げられた史実を基にした、歴史情緒豊かな祭。源平壇ノ浦の合戦で滅びた平家一門を偲ぶ豪華絢爛な先帝祭をはじめ、勇壮な武者行列など、源平にまつわる様々なイベントが行われます。

日本地図(山口県)
県庁所在地
山口市
人口
1,298 (千人)
面積
6,113.00(km2)

 

【出典】