岡山県

白壁の美しい町並みが映える倉敷市。観光地としても人気が高い「倉敷美観地区」には商家や町家が残され、商人の町として栄えたかつての江戸情緒が息づきます。その倉敷市の児島地区は、日本で初めてジーンズを生産した「国産ジーンズ発祥の地」であることをご存知ですか? 藍染め綿織物の流れを汲んだ秀逸な技術は海外からも高く評価され、現在では海外の有名ブランドの仕上げ・加工も児島で行われています。(吉良俊彦)

- キャラクター造形学科
- R.S.
キジ?タコ?
岡山の県鳥「キジ」と有名な「イイダコ」でだまし絵のようなものを作ってみました。背景は“晴れの日”のイメージです。あまり描かないタイプのイラストなので難しかったですが、おもしろいものにできました。

- デザイン学科
- M.K.
龍泉寺 お滝祭り
龍の口からなる滝を全身に浴びながら、神輿とそれについた願いの札を清める姿は、荒々しくも静かで目が離せない魅力があります。夏に行われる伝統行事でもあり、その爽やかさは青春のように感じました。人々の願い、町を想う気持ちが叶うように必死に儀式を行う姿。そして、願いの札が落ちることで人々の願いが叶っていこうと空に流れてゆく様子を描きました。
吉良先生コメント
「動き」を表現できるのは、才能です。このストロングポイントは文化芸能のデザイン、特にお祭りにはぴったりハマります。自分の技能をよく理解した秀作です。龍の口から溢れる滝をものともせずに突き進む夏祭りの若者のエネルギーを感じる良い構図ですね。

- デザイン学科
- A.F.
フルーツパフェの街
岡山は、果物がたくさんとれ、パフェがいろいろなところで食べられるようです。ホームページにまとめられており、美味しそうなものを選びました。
吉良先生コメント
白桃やピオーネ、マスカットなど全国に自慢できる絶品フルーツを楽しめる岡山県。2009年から「フルーツパフェの街おかやま」が岡山市内でスタートし、フルーツを活かしたパフェ文化が展開されています。このマンガデザイン作品はまさに盛りだくさんの岡山産のフルーツをてんこ盛りにした美味しそうなポスター作品で、岡山県のイメージアップにつながっていますね。

- 文芸学科
- Y.K.
岡山の烏
母と父の思い出のひとつに岡山城があるそうなので描きました。天守の外壁が黒漆喰で塗られ「カラス」のように黒いことから「烏城(うじょう)」と呼ばれています。
吉良先生コメント
青空にそびえ立つ岡山城に「烏城」と呼ばれるがゆえのカラスをあしらったシンプルなデザイン。すごく良いですね。平面なのに立体に見える不思議なデザイン、カラスの大きさが効いています。手前にカラスをはばたかせた感性がすごいです。ちなみに岡山城は、豊臣秀吉の家臣で豊臣五大老の一人・宇喜多秀家が築城した城。不等辺五角形をした三層六階建ての天守は威厳のある佇まいで、「烏城(うじょう)」と呼ばれているとのことです。

- デザイン学科
- M.K.
彼らが歩んだ道を知りに
桃太郎伝説の生まれたまちだということから有名な物語はキャラクターを出さずして魅せる表現ができると信じ、彼らの痕跡を残したまちという形に落とし込みました。
吉良先生コメント
「桃太郎の物語をイヌ、サル、キジ、を出さずに表現する」、まさに「他の人が考えない事を創造する」を見事に具現化した素晴らしい発想、そして素晴らしいマンガデザインです。コピーの「彼らが歩んだ道を知りに」も良いですね。まさに足跡ですね。桃太郎とお供のイヌ、キジ、サルが足跡から想像できます。キジは飛んでいるのですね。落ちた羽が効果的です。

- 美術学科
- R.M.
桃太郎とジーンズ探検隊
倉敷市児島の「児島ジーンズストリート」は”国産ジーンズ発祥の地”として知られ、街にはデニムののれんが並ぶレトロな景観が広がっています。また、「桃太郎伝説の生まれたまち」として日本遺産に認定され、昔ばなし「桃太郎」のルーツを持つ県でもあることから、桃太郎とその仲間たちがジーンズを着て、ジーンズストリートを巡る様子を描きました。
吉良先生コメント
岡山県のファッションと昔話のクロスオーバー!ファッション表現には「倉敷市児島のデニム」を、昔話には「桃太郎伝説」を。企画力、構成力、デザイン力と三拍子揃った非の打ち所がない素晴らしいマンガデザインです。その才能に驚かされます。

- デザイン学科
- H.I.
デニムストリート
岡山県のデニムストリートを描きました。ジーンズが吊られているところが面白かったので、フカンの構図にしました。名物のデニムまんを持たせています。
吉良先生コメント
ジーンズが吊るされている倉敷デニムストリートで名物デニムまんを食べている少女のマンガデザイン。完成度が高いですね。俯瞰図で見上げている視線をとらえているのもすごいです。コピーがもう少し読みやすかったら、言うこと無しです。

- キャラクター造形学科
- T.M.
力を合わせて桃狩り!
備前焼になった桃太郎たちの置物がとても魅力的でこの題材を選びました。桃太郎たちが協力して岡山の名産品である桃を収穫しようとしている様子をイメージしています。また、全体的に絵本風のタッチで仕上げました。
吉良先生コメント
備前焼と桃太郎、イヌ、サル、キジと白桃のクロスオーバー!創造力の無限の広がりを感じます。岡山県の自然の広がり、そして「晴れの国岡山」を表現したお日様のデザインも効果的でストーリーあふれる良い作品に仕上がってます。

- 文芸学科
- H.N.
岡山のえびめしはいかがですか?
岡山名物というと真っ先に思いついたのは「きびだんご」でしたが、それはみんな知っているだろうと思って調べていたところに、とんでもないインパクトのあるソウルフードを見つけました。いつか岡山に足を運ぶことがあれば必ず食べてみたいです。インパクト重視で中央に配置しましたが、キャッチコピーが思いつかず、後先考えなかったために構図も若干持て余してしまった気がします。
吉良先生コメント
岡山市の郷土料理と言われるソウルフード「えびめし」。よく調べましたね。「なにこれ!?」は良いコピーです。感情があふれます。えびめしとは、ご飯に海老などの具を入れて炒めてソース風味に仕上げたご当地チャーハンなのですね。かつて神戸で食べたソース焼きそばとチャーハンを合わせた「そばめし」を思い出しました。

- デザイン学科
- S.S.
鬼も羨むきびだんご
岡山のきびだんごに、桃太郎のお供イヌ・サル・キジの3匹が目を輝かせる後ろで、敵である鬼さえも羨ましがるほどのきびだんごの美味しさを表現しました。
吉良先生コメント
やはり最後は、イヌ、サル、キジ、そして鬼ヶ島の鬼も羨む「きびだんご」ですね。美味しそうなきびだんごのデザイン、そして目を輝かすキャラクターのデザイン、上手です。コピーの入れ方も完璧で、完成度の極めて高いマンガデザインポスターに仕上がっています。

もっと!文化ツーリズム
岡山県
吉備津彦命(きびつひこのみこと)による温羅(うら)と呼ばれた鬼退治の伝説が語り継がれ、昔話の桃太郎の原型になったとか。桃太郎は「陰陽五行説」に由来する説があり、鬼(鬼門=丑寅=北東)を退治するため、鬼に対抗する裏鬼門(未申=南西)から時計回りに猿、キジ、犬、(申-酉-戌)の動物をお供に連れて行ったとされています。

- 県庁所在地
- 岡山市
- 人口
- 1,847 (千人)
- 面積
- 7,114.44(km2)
【出典】
- 県庁所在地:国土交通省ウェブサイト
https://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kasen/jiten/toukei/birn38p.html - 人口:総務省統計局ホームページ
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2023np/index.html - 面積:国土地理院ウェブサイト
https://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/MENCHO-title.htm
吉良先生コメント
桃太郎にも出てくるキジは岡山県の県鳥なのですね。知りませんでした。そのキジとタコのクロスオーバー作品。発想、デザインセンスを含めて素晴らしいです。新年にふさわしいめでたいマンガデザインです。