マンガデザインで文化ツーリズム

岡山県

白壁の美しい町並みが映える倉敷市。観光地としても人気が高い「倉敷美観地区」には商家や町家が残され、商人の町として栄えたかつての江戸情緒が息づきます。その倉敷市の児島地区は、日本で初めてジーンズを生産した「国産ジーンズ発祥の地」であることをご存知ですか? 藍染め綿織物の流れを汲んだ秀逸な技術は海外からも高く評価され、現在では海外の有名ブランドの仕上げ・加工も児島で行われています。(吉良俊彦)

  • キャラクター造形学科
  • G.S.

大原美術館の柱

大原美術館の柱の擬人化をしてみました。

吉良先生コメント

大原美術館は、1930(昭和5)年に設立された日本初の私立西洋美術館です。倉敷の文化発展に貢献した事業家・大原孫三郎によって創立されました。本館にはエル・グレコまたはその工房『受胎告知』、クロード・モネ『睡蓮』、ルノワール、ゴーギャンなど、有名な西洋の名画が数多く展示されています。学生のマンガデザインはとてもユニークな発想で楽しいですね。

  • 放送学科
  • R.A.

桃太郎

昔話『桃太郎』のゆかりの地ということで、そのキャラクターを生かしたいと考えて制作しました。

吉良先生コメント

岡山県といえば「桃太郎」ですね。ゆかりの地は数々ありますが、『「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま ~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~』のストーリーが、日本遺産として文化庁に認定されました。桃太郎は、桃の実から生まれた男子「桃太郎」が、お爺さんお婆さんからきびだんごをもらってイヌ、サル、キジを家来にし、鬼ヶ島まで鬼を退治しに行く日本のおとぎ話のひとつです。まさにこのマンガデザインは桃太郎の目次みたいですね。

  • デザイン学科
  • A.H.

晴れの国の桃太郎

桃太郎の伝説がうまれた土地ということで桃太郎、降水量が1ミリ未満の日が日本一多く、晴れの国と呼ばれているので快晴を描きました。

吉良先生コメント

桃太郎イメージに、降水量1ミリ未満が276.7日と日本一多い「晴れの日」を掛け合わせた“イケメン桃太郎”はなかなか良いですね。

  • キャラクター造形学科
  • T.T.

しのうどん

岡山県の「しのうどん」は、祝い事の時に食べたものとされ、1本でお茶碗1杯分というのが「一筋一椀」という言葉の由来になっています。麺が1本というのが面白いなと思い選びました。また、麺を強調したかったため今回はキャラクターなしで描きました。

吉良先生コメント

「しのうどん」は江戸時代後期に良寛和尚が円通寺での修行時に食べていたといわれるうどんで、幅2cm、長さ1m以上の麺が特徴です。2cmと1mが上手に描かれています。

岡山県サムネイル

もっと!文化ツーリズム

岡山県

吉備津彦命(きびつひこのみこと)による温羅(うら)と呼ばれた鬼退治の伝説が語り継がれ、昔話の桃太郎の原型になったとか。桃太郎は「陰陽五行説」に由来する説があり、鬼(鬼門=丑寅=北東)を退治するため、鬼に対抗する裏鬼門(未申=南西)から時計回りに猿、キジ、犬、(申-酉-戌)の動物をお供に連れて行ったとされています。

日本地図(岡山県)
県庁所在地
岡山市
人口
1,847 (千人)
面積
7,114.44(km2)

 

【出典】