滋賀県

「滋賀県といえば何をイメージしますか?」と聞かれたら100人中99人くらいが「琵琶湖」と答えると思います。琵琶湖は、日本最大の面積と貯水量を持つ湖で、ラムサール条約登録湿地でもあります。琵琶湖といえば、鳥人間コンテスト選手権大会の会場としても有名ですね。1977年に始まり、途中コロナなどで中止もありましたが毎年開催されています。(吉良俊彦)

- キャラクター造形学科
- I.K.
琵琶湖 to KANSAI
琵琶湖の水の恩恵を受ける府県の擬人化をしました。滋賀県といえば琵琶湖。その琵琶湖は滋賀県の他に大阪府、兵庫県、京都府へ水がひかれています。それを視覚的に表しました。

- デザイン学科
- N.Y.
信楽焼のたぬき
信楽焼のたぬきの置物を描きました。滋賀に行った時にたぬきの置物が大量にあるのと、ミシガンという船に乗ったことが印象的なので描いてみました。ちなみにたぬきの置物は「た(他)」を「ぬく(抜く)」=「他を抜く」という意味に通じるため「商売繁盛の縁起物」として置かれているらしいです。
吉良先生コメント
信楽といえば信楽焼。その中でも狸の焼物は有名です。信楽狸の八相縁起がこの狸を有名にしました。信楽の狸は、福々とした狸が編み笠を被り、右手に徳利、左手に通帳を持って立っているのが定番です。この信楽狸は八相を備えている縁起の良い生き物とされています。学生のマンガデザイン、素晴らしいです。背景が琵琶湖ですよ。たぬきが「他を抜く」だから商売繁盛、これもひびきますね。

- キャラクター造形学科
- T.T.
サラダパン
サラダパンを描きました。1951年創業の老舗のパン屋「つるやパン」で60年を超えるロングセラー商品です。サラダという名前ですが、中に入っているのはマヨネーズとたくあんのペーストです。当初はキャベツとマヨネーズでしたが、パンがふやけてしまうことからたくあんに変更されたそうです。滋賀に行ったら本店に買いに行きたいです。
吉良先生コメント
食を代表して「サラダパン」。題材の選択、デザイン力、ちょっと宣伝色が強いですが完璧です。

- デザイン学科
- S.M.
びんてまり
びんてまりを描きました。滋賀県の愛荘町(あいしょうちょう)の伝統工芸である「びんてまり」は愛荘町では嫁入り道具とされているらしいので、お嫁さんとびんてまりを描きました。
吉良先生コメント
伝統工芸の「びんてまり」。初めて聞いたので調べてみました。びん細工手まり(びんさいくてまり)は、滋賀県愛知郡愛荘町に伝わる伝承工芸で、狭い丸いガラス瓶の中に、その口よりも大きな刺繍を施した手まりが入ったもの。丸くて中がよく見える(丸く仲良く)ことから、縁起物として床の間や玄関などに飾られるそうで、このマンガデザインのように嫁入り道具にも使われるそうです。

もっと!文化ツーリズム
滋賀県
信楽焼は日本六古窯のひとつ。その歴史は古く、天平時代に聖武天皇が造営した紫香楽宮(しがらきのみや)の瓦を焼いたのが始まりとか。国会議事堂の中央塔屋根部分にも使用されています。また、“信楽のたぬき”は、1951年の昭和天皇の行幸で一躍有名になりました。

- 県庁所在地
- 大津市
- 人口
- 1,407 (千人)
- 面積
- 4,017.38(km2)
【出典】
- 県庁所在地:国土交通省ウェブサイト
https://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kasen/jiten/toukei/birn38p.html - 人口:総務省統計局ホームページ
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2023np/index.html - 面積:国土地理院ウェブサイト
https://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/MENCHO-title.htm
吉良先生コメント
まさに琵琶湖は関西圏全体の水源ですね。各県の擬人化、独特のタッチでとてもカラフルでユニークな仕上がりですね。ストレートな琵琶湖マンガもわかりやすく琵琶湖の特徴を捉えています。