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プログラム紹介
2025.09.04 UP
出演するのはまさに副題通り“今日のスター”と“未来のスター”たち。
世界で活躍するスターと世界中の生徒が憧れる超名門バレエ学校の生徒たちがオーチャードホールに集結します!
世界には多くの一流バレエ学校がありますが、そのなかでも今回出演するのは、YGP受賞者の留学先としても一番の人気を誇り、極めて厳しい審査を経て入学者が選抜される世界トップのバレエ学校の数々。
英国ロイヤル・バレエの付属校として、数々のスターダンサーを輩出しているロイヤル・バレエ・スクールは英国の至宝アシュトンによる『ラプソディ』を上演。日々ロイヤル・メソッドで訓練を受けている生徒たちが見せるアシュトンの名作は目が離せません。
近年、YGPはもちろんローザンヌ国際バレエコンクールでも人気の留学先として注目される永久メイの出身校 プリンセス・グレース・アカデミーは、大阪万博でも好評を博した『セレスティアル・ダスト』を上演。振付家のジュリアン・ゲランはモンテカルロ・バレエで活躍した後、振付家として躍進中。ボルドー国立劇場での振付コンクールで受賞し、ニース国立バレエ、プラハ国立バレエ、モンテカルロ・バレエなどに作品を提供しているいまヨーロッパでもっとも注目されている振付家の一人。本作では美しい身体条件を備えたアカデミーの生徒の資質が生きる音楽性豊かな作品となっています。
ドイツの名門ジョン・クランコ・スクールは、ジェルミナル・カサド振付の『アルビノーニのアダージョ』で定評ある教育の成果を披露します。この作品は精緻に構築されたパ・ド・ドゥは珍しいパの組み合わせと美しいリフトの振付が見所です。
また、クランコの生徒はABT JKOスクールの生徒との共演で『パリの炎』も上演します。日頃異なる環境で学ぶ生徒たちの丁々発止の共演に期待がふくらみます。
また、11カ国以上の世界中のジュニアで結成されるICE(International Contemporary Ensemble)による『ボレロX』には、クラシックだけでなくコンテンポラリーのレベルの高さで定評のあるパルッカ・シューレ・ドレスデンやサンフランシスコ・バレエ・スクール、チューリッヒ・ダンス・アカデミーの選りすぐりの生徒たちが参加することも決定。将来きっとNDTなどのカンパニーで活躍するダンサーとなる彼らのジュニアトップクラスの演技にぜひご注目ください。
さらに今回の日本公演ならではの特別企画として、世界的ダンサー、アレクサンドル・リアブコ(ハンブルク・バレエ)と生徒たちによる夢の共演が実現。上演作品はジョン・ノイマイヤー振付の名作『スプリング・アンド・フォール』。
“春と秋”という季節だけでなく、“跳躍と落下”という象徴的な意味も持つこの作品を、ドヴォルザークの弦楽セレナーデに乗せて、リアブコの円熟と10代ダンサーの瑞々しい感性がどのように融合するのか――“青春と芸術の成熟”が織りなす、奇跡の瞬間にご期待ください。
そして、YGPが生んだ今をときめくプロダンサーの代表として登場するのが永久メイ。
ロシアの名門マリインスキー・バレエで数々の主役に抜擢される彼女の魅力は妖精のような愛らしさとロシアが認める美しい技術。
今回踊る『ジゼル』は、大きく可憐なポール・ド・ブラ(腕使い)とダイナミックな足さばき、そして役柄を繊細に描き出す彼女の感性に、ロシアの観客も惜しみない賞賛を贈っています。
ワガノワ・バレエ・アカデミーで学び正統派ロシアバレエを体現するエフゲニー・コノヴァロフと、まさに旬の輝きを届けてくれるに違いありません。マリインスキー・バレエの大舞台で数々の主演を任される永久メイの今をどうぞお見逃しなく!
このほかにも、YAGP本選で注目された若手受賞者たちも多数出演予定。
いま世界が注目する才能たちの“今”を目撃できる、貴重な一夜となります。
バレエを学ぶ方はもちろん、初めての方にも――
「誰が次代を担うのか」「世界でいま最も評価される踊りとは何か」――そのすべてが、この舞台に凝縮されています。
副題の通り、「現在のスターから未来のスターまで」――
まさに現代バレエ界の縮図とも言えるこの豪華ガラ公演を、どうぞお見逃しなく!
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