Pianos' Conversation 2025

Pianos' Conversation 2025

会場

東京都渋谷区道玄坂2-24-1

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    同級生スペシャル・デュオが奏でる同じ時代を生きた作曲家たちの音楽

    さまざまなコラボレーションで鍵盤楽器の魅力を引き出す「Pianos’ Conversation」。第5弾は、阪田知樹務川慧悟という両雄が相まみえる、ピアノ・ファン必聴の2台ピアノ公演が実現!

    2021年のエリザベート王妃国際音楽コンクール同時入賞が大きな話題となった2人ですが、実は東京藝術大学の同級生。それぞれが海外に留学するまでの2年半を同じ教室で過ごした特別な間柄です。これまでの共演は意外にも一度だけ、2022年の名古屋国際音楽祭で2台ピアノのための協奏曲を演奏したのみ。ピアノだけのプログラムでは、待望の初共演となります。

    2025年に生誕150年を迎えたラヴェルを中心とするフランス・プログラムに加え、ガーシュウィン「ポーギーとベス」の聴き所を凝縮した幻想曲という、この上なく贅沢な楽曲が並びました。前半は、フローラン・シュミットの作品でフランス・プログラムの幕を開け、管弦楽曲であるドビュッシー「3つの夜想曲」とラヴェル「スペイン狂詩曲」の2台ピアノ編曲版を。後半はラヴェルとプーランク、そしてガーシュウィン「ポーギーとベス」で締めくくります。この5人はいずれも19世紀末から20世紀という同じ時代を生き、互いに影響を与え続けた作曲家。フランスで活躍した4人はもちろん、ラヴェルがアメリカに渡航した際にガーシュウィンと会ったことは有名です。

    2人のトークを交えながら、めくるめくピアノの色彩で管弦楽、オペラの作品をも横断する一日限りのレア・プログラムをお楽しみください。

    Program曲目

    • フローラン・シュミット: 3つの狂詩曲 Op.53 より 第1曲「フランス風」
    • ドビュッシー(ラヴェル編曲):3つの夜想曲
    • ラヴェル:スペイン狂詩曲 M.54
    • ラヴェル:耳で聴く風景 M.8 & 13
    • プーランク:2台のピアノのためのソナタ FP156
    • ガーシュウィン:(パーシー・グレインジャー編曲)歌劇「ポーギーとベス」による幻想曲

    Performers出演者

    • ©Ayustet

      阪田知樹 Tomoki Sakata

      2016年フランツ・リスト国際ピアノコンクール第1位、6つの特別賞。2021年エリザベート王妃国際音楽コンクール第4位入賞。
      国内はもとより、世界各地20ヵ国以上で演奏を重ね、国際音楽祭への出演多数。
      2015年CDデビュー、2020年3月、世界初録音を含む意欲的な編曲作品アルバムをリリース。これまでに音楽之友社より楽譜を3冊出版。
      内外でのテレビ・ラジオ等メディア出演も多い。
      2017年横浜文化賞文化・芸術奨励賞、2023年第32回出光音楽賞、第72回神奈川文化賞未来賞を受賞。

    • ©Yuji Ueno

      務川慧悟 Keigo Mukawa

      2021年エリザベート王妃国際音楽コンクール第3位、2019年ロン=ティボー=クレスパン国際コンクール第2位入賞。現在フランスを拠点に協奏曲、ピアノソロ、室内楽と幅広く演奏活動を行っている。レパートリーはバロックから現代音楽までと幅広く、各時代、作曲家それぞれの様式美が追究された演奏、多彩な音色には定評がある。2022年NOVA Recordより「ラヴェル:ピアノ作品全集」をリリース。第33回日本製鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞、第33回出光音楽賞受賞。