パーヴォ・ヤルヴィ&N響 ベートーヴェン生誕250周年記念 オペラ『フィデリオ』

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2019.04.17 UP

追加キャスト決定!


パーヴォ・ヤルヴィとN響による話題のオペラ『フィデリオ』<演奏会形式>。
夫を救うため男装し牢獄に潜入するレオノーレ(“フィデリオ”)に恋するマルツェリーネと、そのマルツェリーネに想いを寄せるジャキーノ。注目のキャストが決定いたしました。

ベートーヴェン生誕250周年記念シーズンの幕開けにふさわしい、ヨーロッパの音楽界からも羨望されるスーパー・キャストの競演がオーチャードホールで実現します!


モイツァ・エルトマン Mojca ERDMANN
その美声と非の打ち所のない芸術性により、批評家から賞賛され、瞬く間に国際音楽シーンでライジングスターとなる。
2006年にモーツァルト《ツァイーデ》(ボルトン指揮)でザルツブルク音楽祭にデビュー。07年、09年にはハイドン《アルミーダ》で再登場。2014年には新作の《ばらの騎士》(ウェルザー=メスト指揮)のゾフィーで出演している。メトロポリタン・オペラには、2011年に《ジークフリート》の森の小鳥、および新演出の《ドン・ジョヴァンニ》のツェルリーナでデビューし、翌年《フィガロの結婚》のスザンナで再登場。ミラノ・スカラ座には《フィデリオ》(バレンボイム指揮)のマルツェリーネで2014年にオペラデビューを飾っている。
極めて多彩なレパートリーを持ち、現代音楽作品の歌い手としても人気を博す。ベルリン国立歌劇場の武満徹《マイ・ウェイ・オブ・ライフ》世界初演(ケント・ナガノ指揮)で同歌劇場にデビュー。2009年にはヴォルフガング・リームのモノドラマ《プロセルピナ》のタイトルロールを歌う。また翌年リーム本人より新作オペラ《ディオニュソス》のソプラノの主役の指名を受け、2010年ザルツブルク音楽祭で世界初演を行っている。2012年にはベルリン国立歌劇場でダニエル・バレンボイム指揮《ルル》のタイトルロール・デビューを果たし、大成功を収めた。そのほか、バイエルン国立歌劇場にてスルンカの新作「南極」にハンプソン、ヴィラゾンとともに出演(2016年)。2017年にはヤンソンス指揮バイエルン放響によるリームの新作《Requiem Strophen》 初演に出演し、2018年1月にはハンブルク州立歌劇場にて細川俊夫の《海、静かなる海》のクラウディア役で登場。
コンサートではラトル、アーノンクール、ボルトン、ナガノ、ルイージ、ハーディングなどの著名指揮者と頻繁に共演している。

鈴木 准 Jun SUZUKI
北星学園大学文学部を経て東京藝術大学卒業。卒業時松田トシ賞、アカンサス音楽賞受賞。同大学院にて音楽博士号取得。三菱地所賞受賞。
『コジ・ファン・トゥッテ』フェランドで二期会デビュー。同公演の文化庁芸術祭大賞受賞に寄与した。
近年では兵庫県立芸術文化センター『セビリャの理髪師』アルマヴィーヴァ伯爵、びわ湖ホール『死の都』主役パウル、新国立劇場『沈黙』モキチ、『夕鶴』与ひょう、『フィデリオ』ヤッキーノ、日生劇場『後宮からの逃走』ベルモンテ、神奈川県民ホール『金閣寺』柏木等に出演。
とりわけ『魔笛』タミーノは日生劇場、兵庫芸術文化センター、二期会をはじめ多くのプロダクションで演じており、近年だけでもリンツ州立歌劇場との共同制作による二期会公演、新国立劇場公演、愛知トリエンナーレ、神奈川県民ホール・iichiko総合文化センター・二期会・神奈川フィル共同制作公演、よこすか芸術劇場公演等、上演において不可欠な存在である。
コンサートでも、J.S.バッハ「マタイ受難曲」福音史家、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」、ベートーヴェン「第九」、オルフ「カルミナ・ブラーナ」など数多くの公演に出演。またバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとして、国内外の多くの公演・録音に参加。
ブリテンの作品をライフワークとし、「カーリュー・リヴァー」狂女役をロンドンとオーフォードの教会で演じて国際的評価を得、KAAT「隅田川二題」公演では同役を故・若杉弘による日本語訳で演奏。2018年には東京・春・音楽祭「ベンジャミン・ブリテンの世界Ⅰ、Ⅱ」で好演。
作詞家松本隆氏の厚い信頼を得、15年には松本氏の現代口語訳による「冬の旅」を、18年にも「白鳥の歌」をリリースしている。
二期会会員