東京フィルハーモニー交響楽団 ニューイヤーコンサート2018

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2017.12.01 UP

指揮者:阪哲朗 インタビュー


「東京フィルハーモニー交響楽団 ニューイヤーコンサート」初登場の阪哲朗さんにインタビューをしました。


―今回初めての「ニューイヤーコンサート」ご登場ですが、…これまでに、ドイツなどで「ニューイヤーコンサート」を指揮されたことはありますか。

2005年からアイゼナハ歌劇場(ドイツ・テューリンゲン州)、2009年からレーゲンスブルク歌劇場(ドイツ・バイエルン州)の音楽総監督を務めておりましたので、毎年の恒例行事でした。


―ドイツでのお正月は、どのような過ごし方をされていましたか。

毎年大晦日にはオペレッタやミュージカルなどが1日2公演あり、年が明けて元旦は、ニューイヤーコンサートを指揮。そして、2日以降は普通にオペラの本番とニューイヤー再演…とにかくシーズン中で一番忙しい時期でした。
世間がお休みの時こそ出番があることを、音楽家冥利に尽きると思っていました。


―東京フィルの「ニューイヤーコンサート」は、メインは必ず「ボレロ」です。どの様なボレロをお聞かせくださるのでしょう。

聞いてのお楽しみでしょうか。強いて言えば、絢爛豪華な「ボレロ」を目指したいですね。


―ソリストの仲道郁代さんと、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番(第1楽章)を演奏してくださいますが、仲道さんの印象は如何でしょう。

これまで一番共演させていただいたピアニストだと思います。最初に共演させていただいたのも東京フィルさんの演奏会でした。その後、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲演奏の指揮者にご指名いただくなどして共演を重ね、何がしたいか分かり合える関係…と勝手にこちらは思っております(笑)
チャイコフスキーは初めてなので、大変楽しみにしてます。


―コンサートの最後に「毎年恒例・お年玉抽選会」があり、東京フィルで「ラデツキー行進曲」を指揮できる権利が当たります。初めてオーケストラを指揮する方が多いかと思うのですが、マエストロの初めての指揮はどのような機会でしたか。

自覚を持った指揮らしい指揮としては、高校1年生の時の合唱部での指揮、それ以前は小学校3年生の時に自作の熊の帽子のようなものを被って、学芸会で合唱、アンサンブルの指揮だったはずです。