熊川版『シンデレラ』は2012年に熊川哲也のBunkamuraオーチャードホール
芸術監督就任記念として初演、2万人を動員し大きな話題を呼びました。

本作の魅力は、誰もが知るあの物語が驚きのアイディアで彩られ、
これまでになかった感動へと誘う現代屈指のストーリーテラー、熊川による演出。

今回は、Kバレエ カンパニーを代表するダンサーに加え、
6月にジャクソン国際バレエ・コンクールで金賞を受賞し、世界的に注目を集める
イングリッシュ・ナショナル・バレエの加瀬栞のKバレエ初出演も話題です。


幕が開き、まず目を奪われるのは異世界へと通じるような歪んだフォルムの暖炉。
Kバレエの代表作『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』を手掛けた英国を代表する
美術家ヨランダ・ソナベンド、レズリー・トラヴァースによるセットと衣裳が
皆様を物語の時空へと誘います。

このファンタジックな世界を生きるのは、不遇にも負けず優しい心を持つシンデレラ。
熊川自らが世界的ダンサーであるからこそ生み出される多彩な振付が
シンデレラの心情を絶妙に描きだします。
童話の世界から抜け出し、皆様の目の前で“生きる”シンデレラをご堪能いただけることでしょう。

そして、熊川のオリジナリティあふれる解釈が生きる個性豊かなキャラクターにもご注目。
継母は男性ダンサーによって演じられ、義姉2人とのコミカルな要素も多く
目が離せません。また、通常四季の精として踊られることの多い4人の妖精も、
熊川版は一味異なります。シンデレラが日ごろ慈しむお部屋のバラやティーカップ、
キャンドル、庭のトンボたちが妖精となって踊るのです。

今回シンデレラを演じるのはKバレエ カンパニーを代表する精鋭、神戸里奈＆井澤諒、
白石あゆ美＆宮尾俊太郎、佐々部佳代＆池本祥真のほか、6月のジャクソン国際
バレエ・コンクールで金賞を受賞したイングリッシュ・ナショナル・バレエの
加瀬栞が、宮尾俊太郎をパートナーにKバレエ初出演を飾ります。
世界で認められたその舞をお見逃しなく！

バレエ・ファンの皆様はもちろん、バレエ観劇デビューにもおすすめな本作、
次々と舞台で繰り出される美しい魔法の数々を、ぜひ劇場でお楽しみください！

※王子役で出演予定の遅沢佑介は怪我の為、下記の通り、キャストを変更させて頂きます。

Spring2015『シンデレラ』
●3月20日（金）14:00公演
●3月22日（日）14:00公演

〈王子役〉
遅沢佑介→宮尾俊太郎

何卒ご了承のほど、お願い申し上げます。

主催者：TBS／Bunkamura／K-BALLET COMPANY