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小曽根の原点“ハモンドオルガン”が紡ぎ出す、ラテン・ジャズビート!

Bunkamura25周年記念小曽根真 クリスマス・ラテン・ジャズナイト

2014/12/16(火)19:00開演 Bunkamuraオーチャードホール

トピックス

小曽根の原点「ハモンドオルガン」ってどんな楽器?

今回、小曽根が演奏する楽器「ハモンドオルガン」についてご紹介します。
公演をお楽しみになる上でぜひお役立てください☆

♪ハモンドオルガンってどんな楽器?
ハモンドオルガンは1934年にアメリカのローレンス・ハモンドが生み出した電気オルガンの一種。パイプオルガンの代わりにと発明されました。
当初は高価なパイプオルガンを購入することができない中小の教会で使われていましたが、1950年頃からジャズやロックでも使われ始めポピュラーな楽器になりました。
2段の鍵盤と足鍵盤があり、ドローバーという一種のミキサーのような機能で様々なバリエーションの音色を創り出し演奏することができます。
さらに、この楽器に欠かせないのがレスリースピーカーと言われるオルガンに内蔵されているスピーカーシステム。高音と低音の2つのスピーカーからなり、楽器の音に空間的な広がりと厚みを持たせてくれるハモンドオルガンに欠くことのできないものです。

♪どんな音色?
先述したとおり様々な音色が出せるわけですが、シンセサイザーのように全く別の楽器の音に変わるわけではなく、一貫してハモンドオルガンそのものの音を踏襲して変化します。
音の感じ方には個人差はありますが「ハモンドオルガンそのものの音」とは、とても温かみのある耳馴染みのよい音色です。いわゆるオルガンの音に近いですが、さらに立体的で音に深みがあります。

♪ハモンドオルガンと小曽根真
ピアノを始めるより前から、家にあったハモンドオルガンを弾いていたという小曽根。この道のまさに「原点」になる楽器なのです。
この10年余り、クラシック音楽と出会ったことで彼の中で生まれ育まれてきた音楽が小曽根とハモンドオルガンとの関係を全く新しいものにしたそうです。
今回は従来のオルガンミュージックとは全く違う世界を、即興という形でお届けします。