「二期会」は、1952年、それまで我が国で展開されてきた洋楽運動を「第一期」と見なし、「次の世代」を担う集団として、先人達の業績をさらに発展させる事を使命に掲げ誕生した。わずか16名でスタートした二期会は、現在では約2600名を超える会員を擁する、世界でも類を見ない声楽家団体に成長した。　「二期会合唱団」は、1953年の第2回オペラ公演『マルタ』の際に結成された、我が国最初にして最古のプロフェッショナルなオペラ合唱団である。その活動の中心である二期会オペラ公演では、毎回ダイナミックな歌唱と演技で喝采を浴びている。さらに主要オーケストラへの客演や独自の演奏会、青少年のための音楽鑑賞教室など、多岐にわたる活動を展開している。オペラでは、昨年3月の共同制作オペラ『椿姫』、創立60周年記念公演として、2月『こうもり』、5月『マクベス』、７月『ホフマン物語』、11月『リア』と、数々のオペラ公演を高い精度で支えている。今後、数多くのオペラやコンサートでの活躍が期待されている。