PROFILE

吉田 都 / Miyako YOSHIDA
バレリーナ

東京生まれ。9歳でバレエを習い始める。1983年ローザンヌ国際バレエ・コンクールでローザンヌ賞受賞。英国ロイヤル・バレエ・スクールに留学後、84年サドラーズウェルズ・ロイヤル・バレエ団(現バーミンガム・ロイヤル・バレエ団)に入団。88年に最高位のプリンシパルに昇格。95年英国ロイヤル・バレエ団へプリンシパルとして移籍。97年芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。同年、新国立劇場のこけら落とし公演で『眠りの森の美女』オーロラ姫を踊る。2001年には芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。04年バレリーナの功績とチャリティ活動を通しての社会貢献が認められ、「ユネスコ平和芸術家」に任命される。06年英国批評家協会最優秀女性ダンサー賞受賞。07年紫綬褒章受章、大英帝国勲章(OBE)受章。93年、2009年、12年ローザンヌ国際バレエ・コンクールの審査員を務める。12年国連UNHCR協会国連難民親善アーティストに任命される。チャイコフスキーの3大バレエをはじめ、『ジゼル』『ドン・キホーテ』『シンデレラ』『コッペリア』『ロメオとジュリエット』などで、その高い表現力、確かなテクニックと音楽性、愛らしい容姿で、英国でも日本でも抜群の人気を誇る、日本が生んだ世界最高峰のバレリーナ。10年6月に英国ロイヤル・バレエ団退団後、フリーランスのバレリーナとして、子供たちへのワークショップやボランティア等も含め、幅広く活躍を続けている。