PROFILE

熊川 哲也 / Tetsuya KUMAKAWA
オーチャードホール芸術監督/K-BALLET COMPANY芸術監督・プリンシパル

北海道生まれ。10歳よりバレエを始める。1987年に英国ロイヤル・バレエ学校に入学。88年、日本人として初めてマリインスキー劇場(ペテルブルク)にて踊る。89年にローザンヌ国際バレエ・コンクールで日本人初のゴールド・メダルを受賞。ヨーロピアン・ヤング・ダンサーズ・オヴ・ザ・イヤー・コンクール(パリ)でも金賞を受賞。同年、東洋人として初めて英国ロイヤル・バレエ団に入団し、同団史上最年少でソリストに昇格。93年、プリンシパルに任命された。在団中にボリショイ・バレエ団の『ジゼル』をはじめ各国のバレエ団に客演。96年から98年にはセルフ・プロデュース公演「Made in LONDON」を開催している。98年に英国ロイヤル・バレエ団を退団し、99年、Kバレエ カンパニーを創立。芸術監督を務め、これまでに、自身の演出・再振付による古典全幕作品を上演している。その他振付作品には、『ベートーヴェン 第九』『ウォルフガング』『パッシング・ヴォイス』『ソリチュード』『シンプル・シンフォニー』などがある。2014年3月にはBunkamura25周年・K-BALLET COMPANY15周年記念作品として新作『ラ・バヤデール』公演を発表。秋には続く記念作品第2弾としての新作発表を予定している。
また海外に於いて、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場、スポレート・フェスティバル(イタリア)、サン・カルロ歌劇場(イタリア)、ロイヤル・オペラ・ハウスでの「芸術監督アンソニー・ダウエル退任記念ガラ」や「ヌレエフ記念ガラ」に出演。このほかの主な出演には、プティ版『ボレロ』世界初演、スーパー・ワールド・オーケストラ(ロリン・マゼール指揮)との共演や、香港バレエ団、イングリッシュ・ナショナル・バレエ、チューリヒ・バレエ団との共演がある。
2004年、『白鳥の湖』の演出/振付/出演に対し、第3回朝日舞台芸術賞を受賞。2005年、第55回芸術選奨 文部科学大臣賞(舞踊部門)を受賞。2006年、Kバレエ カンパニーとして『ドン・キホーテ』『くるみ割り人形』の舞台成果に対し、第5回朝日舞台芸術賞を受賞。2012年1月、Bunakamuraオーチャードホール芸術監督に就任。2013年、紫綬褒章受章。