オーチャードホール公演回数最多ランキング
クラシックコンサートやオペラ、バレエの公演が多いオーチャードホールの中で、
公演回数ランキング上位を占めたのはミュージカルやバレエなどの舞台もの。
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公演名 |
公演回数 |
公演日程 |
1 |
マシュー・ボーンの「白鳥の湖」 |
52 |
2005年2月22日〜3月12日、4月6日〜27日 |
2 |
ブロードウェイミュージカル
「フォッシー」 |
40 |
2001年8月3日〜9月4日 |
3 |
AMP「白鳥の湖」 |
37 |
2003年2月25日〜3月14日、3月25日〜28日、
4月2日〜6日 |
4 |
ブラスト!blast |
32 |
2004年7月28日〜8月22日 |
5 |
ブラスト!blast |
28 |
2005年7月30日〜8月22日 |
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(C)瀬戸秀美
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その中でも1位と3位に輝いたのは、2003年、2005年に上演された
イギリスの奇才・マシュー・ボーンが演出・振付・脚本を手掛けた「白鳥の湖」。
チャイコフスキーの名作「白鳥の湖」を、男性が白鳥を踊るという衝撃のアイディアをもとに
大胆に作り替えられ、世界中を魅了した傑作だ。
2003年の公演時には、白鳥(ザ・スワン)役をアダム・クーパー/ジーザス・パスター/
首藤康之の豪華トリプル・キャストが実現。
追加公演、さらに異例の再追加公演を行ったほどの人気を博した。
2005年の再来日時には、キャストを一新して上演。白鳥(ザ・スワン)役に、
ジェイソン・パイパー/ホセ・ティラードがダブル・キャストとして、また首藤康之が
王子役として出演したことも話題を集めた。2003年を上回る人気を博し、
大阪、滋賀、愛知、長野、神戸の地方公演や、東京追加公演での
東京フィルハーモニー交響楽団による生演奏での公演など大成功をおさめた。
公演当日に発表になる白鳥(ザ・スワン)と王子の配役に
一喜一憂した思い出のある方も多いのでは?
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4,5位を飾った「ブラスト!」は2003年のオーチャードホール初来日公演から、
3年連続でオーチャードの夏を飾った。特に2005年は、オーチャードホールを皮切りに、
横浜、大宮、大阪、浜松、名古屋、広島、富山、松本、新潟、盛岡、仙台、福岡、高知、松山と
15都市をめぐる巨大ツアーを決行した。 |
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ちなみに、今年上演される「コーラスライン」は23回で、第12位の位置につけている。
シアターコクーン上演時間ランキング
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公演名 |
上演時間 |
公演日程
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1 |
グリークス |
9時間 |
2000年9月5日〜24日 |
2 |
管絃心戯 |
6時間 |
1992年10月19日・26日〜28日 |
3 |
HIROSHIMA −太田川七つの流れ− |
5時間40分 |
1995年10月7日〜15日 |
4 |
PIZZICATO FIVE2000 |
4時間30分 |
1999年12月31日 |
5 |
表裏源内蛙合戦 |
4時間10分 |
2008年11月9日〜12月4日 |
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栄えある第一位に輝いたのは、2000年に上演された「グリークス」。
(C)谷古宇正彦
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10本のギリシャ劇をひとつの物語にまとめた超大作で、
第一部・戦争、第二部・殺人、第三部・神々の3部で構成。
演出は蜷川幸雄、出演は男優陣に平幹二朗、田辺誠一、尾上菊之助、
女優陣が麻実れい、白石加代子、渡辺美佐子、南果歩、安寿ミラ、
久世星佳、寺島しのぶ、中嶋朋子、宮本裕子 他
そうそうたる顔ぶれが登場した。
通し上演の日は、各部の合間に30分と1時間の長い休憩時間が設けられ、
12時に開演した際の終演時間は22時半と、1日の3分の1以上観劇するというなんとも贅沢な公演だった。
今年の9月に上演される「コースト・オブ・ユートピア」も9時間に及ぶ
壮大なストーリー。
「グリークス」に負けず劣らず日本の演劇界の話題となること必至だ!!
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2位以下には、現代音楽の高橋悠治が企画した「管絃心戯」や、
デビット・ルパージュの大作「HIROSHIMA -太田川七つの流れ−」が名を連ねる。
近年の作品の中では、井上ひさし×蜷川幸雄の大作
「表裏源内蛙合戦」が5位にランクインした。
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表裏源内蛙合戦 (C)谷古宇正彦
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ザ・ミュージアム 総入館者数ランキングBEST10
ザ・ミュージアムで開催してきた展覧会は、1989年の開館よりいままで120以上にものぼる。
その中でも、入館者数の多かったこれらの展覧会は、
皆さまの記憶の中にも強く印象に残っているのではないだろうか。
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展覧会名 |
会期 |
1
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パリ・オランジュリー美術館展 |
1998年11月14日〜1999年2月14日 |
2
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ミレー3大名画展 |
2003年4月10日〜7月13日 |
3
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ミレー展 「四季」アース色のやさしさ |
1991年8月10日〜9月23日 |
4
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モネと印象派 ボストン美術館展 |
1992年12月7日〜1993年1月17日 |
5
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メトロポリタン美術館展 |
2002年12月7日〜2003年3月9日 |
6
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モネ、ルノワールと印象派展 |
2004年2月7日〜5月9日 |
7
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クレラーミュラー美術館所蔵 ゴッホ展 |
1999年11月19日〜2000年1月23日 |
8
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ルノワール+ルノワール展 |
2008年2月2日〜5月6日 |
9
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スーパー・エッシャー展 |
2006年11月11日〜2007年1月13日 |
10
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ジョン・エヴァレット・ミレイ展 |
2008年8月30日〜10月26日 |
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特に1位のパリ・オランジュリー美術館展は、40万人以上もの入館者を迎え、
最終週には入館の待ち列もミュージアムのあるB1Fから3Fオーチャードホールを越え、
東急百貨店の方まで延びるくらいの大行列となった。
6月よりはじまる「奇想の王国 だまし絵展」は、
もしかしたらこのランキングにはいるかも?!
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総入館者数というと会期が長い展覧会が必然的に上位にくるが
1日平均入館者が多かった展覧会というとまたガラリとタイトルが変わるのが興味ぶかい。
1日平均入館者数ランキング
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展覧会名 |
会期 |
1
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ミレー展 「四季」アース色のやさしさ |
1991年8月10日〜9月23日 |
2
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パリ・オランジュリー美術館展 |
1998年11月14日〜1999年2月14日 |
3
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ミレー3大名画展 |
2003年4月10日〜7月13日 |
4
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クレラーミュラー美術館所蔵 ゴッホ展 |
1999年11月19日〜2000年1月23日 |
5
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ロセッティー展 |
1990年9月22日〜11月14日 |
6
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エルミタージュ美術館展 |
1991年1月2日〜2月11日 |
7
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20世紀の証言 ピュリッツァー賞写真展 |
1998年2月13日〜3月8日 |
8
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ロートレック全版画展 |
1990年5月3日〜6月3日 |
9
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上村松園展 −本画と下図− |
1993年1月24日〜2月14日 |
10
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モネと印象派 ボストン美術館展 |
1992年10月7日〜1993年1月17日 |
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