駐日スイス大使夫人が語る、スイスのクリスマス

本日21日のアドベントカレンダーセレモニーには、プレゼンターとして駐日スイス大使夫人ジュディス・フィヴァさんが登場!アンカーの故郷、スイスの伝統的なクリスマスについてお話いただきました。

   
 
「私の国、スイスでは、ここにあるようなアドベントカレンダーは、クリスマス前の4週間を指す降臨節(アドベント)において、重要な一部です。こういったカレンダーの目的は、特に子どもたちのために、クリスマスを待つ4週間の長さを短く感じてもらうためでもあります。一般的なアドベントカレンダーは24個の小さな窓が付いている紙のタイプで、12月1日からイブの24日まで、毎日窓を開けていきます。その後ろには、絵が描かれていたり、時にはちょっとした仕掛け…たとえばチョコレートのようなものが隠されています」

「カレンダーのほかに、家庭にはアドベントリースというものがあります。そこには4つのキャンドルがあり、降臨節の4週間を象徴しています。アドベントの期間、それぞれ日曜日が来るごとにひとつのキャンドルに火をともしていきます。クリスマスには4本のキャンドルに灯がともる、というわけです」

「降臨節の期間、お母さんたちはクリスマスケーキではなく、クリスマスクッキーを焼きます。クリスマスクッキーにはたくさんの伝統的な種類があります。例えば、メレンゲをのせたシナモン風味の星型、チョコレートブルンスリ、アニス風味のもの、などなど。この時期に友人の家を訪ねる際には、小さな袋に自作のクリスマスクッキーをプレゼントとして持って行きます。ラッキーなときには、自分が作ったクッキーよりおいしい友人のクッキーが手に入るわけです(笑)」

「クリスマスは家族と過ごす時間です。一方大晦日はお祝いしに友人とパーティに繰り出したりします。時にはものすごく騒いだりもします(笑)。クラッカーを鳴らして、おかしな帽子をかぶったり、花火をしたりして騒ぎます。そして時計が12時を指し、新年が来ると、シャンパンで乾杯します。お互いによい年になるようにお願いして、次の日はスパークリングワインの酔いがさめるまで、寝坊をします」

「私たちスイスでは、1月6日を<スリー・キングス・デイ>と呼びます。クリスマスツリーはこの日に取り払われ、昔ながらのケーキを食べます。ケーキの中には小さな王様が入っていて、それが入った一切れに当たった人は、とてもラッキーとされ、その日一日女王として振舞えます」

ジュディス・フィヴァさんが語る本場のクリスマスのお話に、みなさん興味深そうに耳を傾けていました。ジュディス・フィヴァさん、どうもありがとうございました! 

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