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WHITEホワイト作品解説
トピックス

Bunkmaura20周年記念特別企画
クラウド・ゲイト・ダンスシアター
「WHITE ホワイト」
Cloud Gate Dance Theatre of Taiwan
2009年3月4日(水)・5日(木)・6日(金)
Bunkamuraオーチャードホール

選ばれしスターダンサーのみが踊ることを許される 世紀の傑作バレエが還ってくる! 「放蕩息子」Prodigal Son

振付:リン・フアイミン
音楽:スティーヴン・スコット 「ミネルヴァの網」
美術:チェン・ジェンベイ/照明:チャン・ツァンタオ/衣装:イザベル・ウェン

第1部の「White 第1部」は1998年に初演された「White」が元になっている。白い布の巻物8本を舞台上の様々な場所から異なる長さでつり下げた舞台空間の中でダンサーたちは抒情的に、でも動きはシャープに空間を切っていく。中国の笛の奏者がモチーフとして繰り返し登場し、オリエンタルな空気をもたらし、これからさらに何かが起きるような余韻を残し終わる。

振付:リン・フアイミン
音楽:アレックス・クライン 「火花のごとく舞い上がる」
美術:リン・フアイミン/照明:チャン・ツァンタオ/衣装:イザベル・ウェン

「White 第2部」は一転、黒いスチールの棒がステージ上で交差し、黒い照明と相俟って、黒い墨のようなラインが印象として残る。のちに白いスクリーンが出てきてダンサーたちは床の白い筋が見えるように床に貼ってあった黒いテープをはがしていく。色彩のコントラストがきわだつ。

振付:リン・フアイミン 音楽:権代敦彦 「終わりの始まり/終わりの後に」 美術:リン・フアイミン/照明:チャン・ツァンタオ/衣装:イザベル・ウェン

「White 第3部」は硬質な白のイメージ。遣われている音楽は日本の作曲家、権大敦彦の「終わりの始まり/終わりの後に」。曲の流れに沿って否が応でもテンションが極限まで高まっていく。その高揚感がどこへ収束していくのか、耳と目は集中から解き放たれない。

©LIU Chen-hsiang

理想的に鍛え上げられた身体が織りなす、“美”の純粋な抽象的ダンスは、自らを凝視したまま、冷静かつ抑制された緊張感をダンサーたちは創り出しており、音楽と静寂、そして笛の音色が交錯し、調和して融け合い、感情を幾重にも重ねていきます。 リン・フアイミンの作品の中でも秀逸と絶賛されているこの「WHITE ホワイト」にご期待ください。

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