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WHITEホワイト作品解説
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Bunkmaura20周年記念特別企画
クラウド・ゲイト・ダンスシアター
「WHITE ホワイト」
Cloud Gate Dance Theatre of Taiwan
2009年3月4日(水)・5日(木)・6日(金)
Bunkamuraオーチャードホール

選ばれしスターダンサーのみが踊ることを許される 世紀の傑作バレエが還ってくる! 「放蕩息子」Prodigal Son

クラウド・ゲイト・ダンスシアター(雲門舞集)は、中国語圏では初めてのコンテンポラリー・ダンス・カンパニーとして、1973年台湾で創立しました。創設者で、芸術監督のリン・フアイミン(林 懐民)は、アジアの信仰、神話、民話、美学などを35年間にわたり探求し続け、豊富なレパートリーを生み出しました。“アジアで最も重要な振付家”“アジアの比類なき巨匠”など称賛を受けています。
ダンサーたちは、リンからのクオリティーの高い舞踊表現の要求に応えるために、モダンダンス、バレエなどはもちろん、太極導引(呼吸法に重点を置いた一種の柔軟運動)、瞑想、武術、書道などを習得しており、それによってクラウド・ゲイト独自の世界を創り出しています。伝統的な美しい動きを、さらにスリリングで現代的な動きへと変貌させたその独自の世界観は、自国内はもとより、世界各国で高い評価を得ています。
その現代コンテンポラリーダンス界を牽引する、クラウド・ゲイト・ダンスシアターが、2006年に制作された「WHITE ホワイト」を上演します。本作品は3部構成で、“白”という色彩を3つの異なったテイストで表現します。

リン・フアイミン Lin Hwai-Min(創設者・芸術監督)

1947年生まれ。22歳の時に執筆した「蝉」が台湾でベストセラーとなる。台湾の大学で学んだ後、アメリカ・アイオワ大学に留学。その時、アメリカのモダン・ダンスに触発され、ニューヨークでマーサ・グラハムやマース・カニングハムのもとで舞踊を学ぶ。
彼はアジアの文化や美学からインスピレーションを得て現代的な響きを持つ作品を制作し、世界のどんなカンパニーにも無い、成熟した中国の身体言語を表現。「リン・フアイミンによるアジアのダンスにおけるこの進化の重要性は、まるでフォーサイスが、ヨーロッパのクラシックバレエに与えた影響と同じくらいと言っても過言ではない」とも言われ、世界的にも絶賛されている。
自国では国立台北芸術大学、国立台湾大学などで名誉博士号を授与されたほか、ダンス・ヨーロッパで“20世紀の振付家”、バレエ・インターナショナルで“パーソナリティ・オブ・ザ・イヤー”に選ばれている。また、ニューヨークの文化省の特別功労賞、シカゴのジョイス賞、アジアのノーベル賞と言われているラモン・マグサイサイ賞、ジョン D. ロックフェラー3世賞など、多くの賞や称号を授与されている。2005年にはタイム誌の“アジアの英雄”の一人にも選ばれた。2008年、フランス芸術文化勲章(シュヴァリエ勲章)受賞。

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